昨日のテレビで「ヨコミネ式幼児教育」というのをやっていました。
6月に別番組で放送されたものが大反響だったらしい。
その時も見たのですが。
いろいろ考えさせられました。
なんといっても、ヨコミネさん(あのさくらさんの叔父)の幼稚園に通う子ども達は、3歳で字が読め、4歳で字が書け、5歳児全員が逆立ち歩きができ、10段の跳び箱を跳び、15メートル泳げ、絶対音感があって目隠しでピア二カを吹ける。全員。
映像で見ると、それはそれはインパクトがあります。
その理論によると。
子供が誰でも持つ「4つのスイッチ」を押せば、スパルタでなくても子供達が勝手に育ちあっていく・・・らしい。
4つのスイッチとは。
1.子供は競争したがる
2.子供は真似したがる
3.子供はちょっとだけ難しいことをやりたがる
4.子供は認められたがる
とのこと。なるほど。すごいかも。
「どの子も天才」、素敵な言葉^^
しかし、私も2児の母なので、自分の子にあてはめてみました。
・・・うちはふたりとも、4の「認められたがる」以外はあまりあてはまらないかも;
テレビの映像というのは一面的な切り取りなので、それだけを見て評価をしてはいけない、とは思いますが。
いいなーと思ったのは、朝、全園児の体操をやめて、順番に裸足でグルグル園庭を走らせていたこと。
あれは、いい。
みんなで走れば自然に競争が生まれ、全員の基礎体力があがる。
思い切り裸足で走るって、楽しいし!
それで、たっぷり体力を使ってから、集団での活動に移行するというのも、理にかなっている。
しっかり発散すると、ちょっと頭がすっきりすること、大人でもあるもんね。
気になったのは・・・。
全員にさせていた、川への飛び込み。
水を怖がる子供が、恐怖に打ち勝ち最後には自ら水に飛び込む、感動を誘う場面。
というつくりだったと思うのですが、なんとも、切なかった・・。
自分以外の子がさっさと楽しそうに飛び込むのを見せられ、「できるなっ。強いなっ。」とプレッシャーをかけ続けられ、号泣しながら決死の飛込みをする子。
あがってきた所を迎えた保育士に、「大丈夫?」と声をかけられ、
しゃくりあげながら、「こわくなかった。だいじょうぶ。」と唇をかみ締めて言っている姿。
そのあと園長が「もう一回やりたい人?」と声をかけると、他の子に混じって、やっぱり泣きながらまっすぐ手を上げているその子。
うーん、思い出すだに切ない。
ひとつのできごとを乗り越えられたことは、子供の力になるかもしれない。より、強い子に、一皮むけたのかもしれない。
でも私はこう思う。
嫌なことでも頑張って挑戦することは、大切なことだけど、怖かったことを「怖かった」と人に訴えられる力のほうが、ずっと大事なことなのじゃないかと。
怖かったよ。すごく頑張って、1回だけやったよ。もうやりたくないよ。
そう言えて、信頼できる他人(保育士)に「よく頑張ったね」と両手で受け止めてもらえること、そういう経験こそが幼児期には必要なんじゃないかと思う。
技術的なことよりも、人との関係の中に心地よさを感じてほしい。
全然違う個性を持った、キラキラした原石のような子供達を、同じ色に染めないでほしい。
学校に入れば、教育の名の下、ある程度同じ色になっていくのだから。
そんなことを、いろいろ考えてしまいました。
一瞬、こんな幼稚園に入れるとうちの子も逆立ちできるようになるのか?と妄想しかけましたが・・・
そうちゃんも私も、今の保育園がとってもとっても気に入っているので、違うとこなんか行きたくない!
集団からはみだしがちなそうちゃんを、園全体で受け入れて、可愛がっていてくれる先生達がいて。
1歳児から一緒に生活してきたお友達も、「そうちゃんってこういう感じの子」ってわかっていてくれて。
なによりそうちゃんが、いつもニコニコ、走って行くくらい保育園が大好き!!
親は、先生やお友達が笑顔で「そうちゃん!」と呼びかけてくれるのを聞くだけで、最高に幸せな気持ちになるものなのです
6月に別番組で放送されたものが大反響だったらしい。
その時も見たのですが。
いろいろ考えさせられました。
なんといっても、ヨコミネさん(あのさくらさんの叔父)の幼稚園に通う子ども達は、3歳で字が読め、4歳で字が書け、5歳児全員が逆立ち歩きができ、10段の跳び箱を跳び、15メートル泳げ、絶対音感があって目隠しでピア二カを吹ける。全員。
映像で見ると、それはそれはインパクトがあります。
その理論によると。
子供が誰でも持つ「4つのスイッチ」を押せば、スパルタでなくても子供達が勝手に育ちあっていく・・・らしい。
4つのスイッチとは。
1.子供は競争したがる
2.子供は真似したがる
3.子供はちょっとだけ難しいことをやりたがる
4.子供は認められたがる
とのこと。なるほど。すごいかも。
「どの子も天才」、素敵な言葉^^
しかし、私も2児の母なので、自分の子にあてはめてみました。
・・・うちはふたりとも、4の「認められたがる」以外はあまりあてはまらないかも;
テレビの映像というのは一面的な切り取りなので、それだけを見て評価をしてはいけない、とは思いますが。
いいなーと思ったのは、朝、全園児の体操をやめて、順番に裸足でグルグル園庭を走らせていたこと。
あれは、いい。
みんなで走れば自然に競争が生まれ、全員の基礎体力があがる。
思い切り裸足で走るって、楽しいし!
それで、たっぷり体力を使ってから、集団での活動に移行するというのも、理にかなっている。
しっかり発散すると、ちょっと頭がすっきりすること、大人でもあるもんね。
気になったのは・・・。
全員にさせていた、川への飛び込み。
水を怖がる子供が、恐怖に打ち勝ち最後には自ら水に飛び込む、感動を誘う場面。
というつくりだったと思うのですが、なんとも、切なかった・・。
自分以外の子がさっさと楽しそうに飛び込むのを見せられ、「できるなっ。強いなっ。」とプレッシャーをかけ続けられ、号泣しながら決死の飛込みをする子。
あがってきた所を迎えた保育士に、「大丈夫?」と声をかけられ、
しゃくりあげながら、「こわくなかった。だいじょうぶ。」と唇をかみ締めて言っている姿。
そのあと園長が「もう一回やりたい人?」と声をかけると、他の子に混じって、やっぱり泣きながらまっすぐ手を上げているその子。
うーん、思い出すだに切ない。
ひとつのできごとを乗り越えられたことは、子供の力になるかもしれない。より、強い子に、一皮むけたのかもしれない。
でも私はこう思う。
嫌なことでも頑張って挑戦することは、大切なことだけど、怖かったことを「怖かった」と人に訴えられる力のほうが、ずっと大事なことなのじゃないかと。
怖かったよ。すごく頑張って、1回だけやったよ。もうやりたくないよ。
そう言えて、信頼できる他人(保育士)に「よく頑張ったね」と両手で受け止めてもらえること、そういう経験こそが幼児期には必要なんじゃないかと思う。
技術的なことよりも、人との関係の中に心地よさを感じてほしい。
全然違う個性を持った、キラキラした原石のような子供達を、同じ色に染めないでほしい。
学校に入れば、教育の名の下、ある程度同じ色になっていくのだから。
そんなことを、いろいろ考えてしまいました。
一瞬、こんな幼稚園に入れるとうちの子も逆立ちできるようになるのか?と妄想しかけましたが・・・
そうちゃんも私も、今の保育園がとってもとっても気に入っているので、違うとこなんか行きたくない!
集団からはみだしがちなそうちゃんを、園全体で受け入れて、可愛がっていてくれる先生達がいて。
1歳児から一緒に生活してきたお友達も、「そうちゃんってこういう感じの子」ってわかっていてくれて。
なによりそうちゃんが、いつもニコニコ、走って行くくらい保育園が大好き!!
親は、先生やお友達が笑顔で「そうちゃん!」と呼びかけてくれるのを聞くだけで、最高に幸せな気持ちになるものなのです