やはり春休みテンション。
眠りが浅めなそうちゃん。
今朝は午前4時から裏声で叫んでた。
「ヒーン! ヒー!」
耳元で言われながらもウトウトできるくらいには慣れている。
合間合間に早口な小声で何やら解説っぽいのが入るな。
ん。わかった。
「ブレーメン」か。
どうやら「ヒーン」はロバの鳴き声らしい。
「そうちゃん、ブレーメンの話してるんだね。また今度ブレーメンのビデオ見ようか?」
「みない」
相変わらずツレナイ返事。
そしてまた「ヒーン!」は続く。
今朝は長かった。約2時間半、ノンストップ。
おつかれ。
そう言えば昨日の受診時も甲高い声でおしゃべりしていて、ダンディ教授が「今日は出てるねー」と。
この表現、いいな。勝手に湧いて出る感が。
気まぐれな温泉みたいで。
ところで、別の話。
「学校に行けなかった僕と9人の友達」を読んだ。
近くの本屋さんには、入り口に特設コーナーが。
作者の人柄がにじみ出たイラストとメッセージ。
買ってきてすぐに一気読みしちゃったよ。
そして泣いた。
なんて繊細な感性なのか。
なんて一生懸命なんだろう。
「フツウになりたい」
「学校に行けない自分はダメだ」
「ちゃんとした大人になりたい」
こんな言葉たちの呪縛にもがく主人公を、抱きしめたくなる思いがした。
時には、重度自閉そうちゃんよりも姉のみゆみゆの方が生きるのがしんどそうに思える。
論理的で真面目で、感受性が豊かな人だからこその、社会の泳ぎにくさってある。
学校という狭いくくりなら、なおさら。
「そうちゃんらしく」の自由度と「みゆみゆらしく」の自由度には、どうしても違いがある。
子どもに「ちゃんとした大人になる」ことを押し付けないように気を付けなきゃ。
自分だって「ちゃんとした大人」なんかになれてないんだから。
漫画の最後には、不登校に悩む子や親御さんに宛てたあとがきがあった。
一言一言がそっと碁石を置いていくように丁寧で、胸の中がふんわりあたたかくなりました。
眠りが浅めなそうちゃん。
今朝は午前4時から裏声で叫んでた。
「ヒーン! ヒー!」
耳元で言われながらもウトウトできるくらいには慣れている。
合間合間に早口な小声で何やら解説っぽいのが入るな。
ん。わかった。
「ブレーメン」か。
どうやら「ヒーン」はロバの鳴き声らしい。
「そうちゃん、ブレーメンの話してるんだね。また今度ブレーメンのビデオ見ようか?」
「みない」
相変わらずツレナイ返事。
そしてまた「ヒーン!」は続く。
今朝は長かった。約2時間半、ノンストップ。
おつかれ。
そう言えば昨日の受診時も甲高い声でおしゃべりしていて、ダンディ教授が「今日は出てるねー」と。
この表現、いいな。勝手に湧いて出る感が。
気まぐれな温泉みたいで。
ところで、別の話。
「学校に行けなかった僕と9人の友達」を読んだ。
近くの本屋さんには、入り口に特設コーナーが。
作者の人柄がにじみ出たイラストとメッセージ。
買ってきてすぐに一気読みしちゃったよ。
そして泣いた。
なんて繊細な感性なのか。
なんて一生懸命なんだろう。
「フツウになりたい」
「学校に行けない自分はダメだ」
「ちゃんとした大人になりたい」
こんな言葉たちの呪縛にもがく主人公を、抱きしめたくなる思いがした。
時には、重度自閉そうちゃんよりも姉のみゆみゆの方が生きるのがしんどそうに思える。
論理的で真面目で、感受性が豊かな人だからこその、社会の泳ぎにくさってある。
学校という狭いくくりなら、なおさら。
「そうちゃんらしく」の自由度と「みゆみゆらしく」の自由度には、どうしても違いがある。
子どもに「ちゃんとした大人になる」ことを押し付けないように気を付けなきゃ。
自分だって「ちゃんとした大人」なんかになれてないんだから。
漫画の最後には、不登校に悩む子や親御さんに宛てたあとがきがあった。
一言一言がそっと碁石を置いていくように丁寧で、胸の中がふんわりあたたかくなりました。