マイペースなみゆみゆのこと、いつかは言い出すんじゃないかなーと思ってたけど、まさかこんなに早いとは。
数日前のこと。
前日9時に寝たのに、朝になっても起きられないみゆみゆ。
「起きて」と言っても「起きられないんだよぉー。」「まだ寝てたいよぉ。」と繰り返すばかり。
小さい子のように抱っこして、リビングに連れてきて、さらに説得。
「朝ごはん食べなさい。」「早くこっちに座って。」「もう着替えないと学校行けないよ」。
猫なで声を出してみたり、大声で叱ってみたり、果物で釣ってみたり。
夫と二人、ありとあらゆる手を使い、なんとか集団登校に間に合わせようとして、ついには強く叩いてしまいました。
今日行かせないと、集団登校なんてしなくていいと思って、毎日平気で遅刻する子になりはしないか・・・
というあせりの気持ちで、私まで泣けてきて。
当然みゆみゆも叱られて号泣。
叩いた自分の心の痛み。叩かれたみゆみゆの泣き腫らした顔を見る辛さ。
親子共にボロボロの気持ちで、45分も遅れて登校しました。
仕事も1時間の遅刻。
情けない気持ちでいっぱいでした。
夕方、学校の先生からお電話があり。
「きっと疲れてるんですよ。みゆみゆさんの体力的にも、一日学校で過ごすことはとても頑張ってることなんじゃないですか?1年生の子は、4月・5月、学校に行きたくないと言う子が毎年いますし、普通に登校してもめそめそ泣いている子が実際今もいますよ。まずは学校へ来ることを目標にして、あとは大目に見てあげてはどうですか?宿題もしなくていいですし。」
とのお言葉。
夜、夫婦で話し合いました。
よく考えれば、みゆみゆは、4月、インフルエンザ・学級閉鎖騒動で1週間位しか行ってない。
そのまま連休に突入し、続けて学校に通ってから、疲れのせいか発熱して3日間お休み。
まだまだ身体がついていっていないのかも。
めちゃくちゃ叱ったり脅したりしても、結局身体が言うことを聞かなかったみたいで、あまり効果はなかった。
明日から、ひとまずいろいろ要求することはやめて、レベルを下げよう。
というわけで、夜も「やりたい宿題だけやって」「お風呂は入りたくないと言えば入らず」「読みたい本を読んで寝る」。
朝起こしたら「抱っこで階段を降り」「朝ごはんは食べたいものだけ食べ」「着替えをさせてやって」、手取り足取り、の赤ちゃん扱い。
その日は、グズグズ言いながらも「行ってきまーす」と定時に玄関を出られました。
私の中で「こんなんでいいのか??」という葛藤はあったのですが
翌日、やっぱり「起きられないよー」からはじまり。
赤ちゃん扱いで朝のしたく。よっぽどそうちゃんのほうが自分で動いてくれる。
でも、この日は、服を着せようとしたら、「自分でできるよ!」とやってくれました。
ま、あたりまえなんだけど。
それでも、叱りとばすよりは、待ってあげる・手を掛けてあげる方が早道なんだと、気付かされました。
小学生になったからって、急に子どもが変わるわけじゃない。
むしろ環境の変化で、後戻りすることもあるんだ。ってこと。
わかってなかったなー、私。
小学生としての振る舞いをどうしても期待しすぎてしまっていたと思う。
みゆみゆを、見てあげなくちゃいけなかったのに。
最終的には「大人になったときに人に迷惑を掛けず働ける人」になっていれば。
一日一日の様子に振り回されないで置こう、と感じました。
まだ始まったばかりの学校生活なのに、心配がいっぱい。
自分も「小学生の親、1年生」だなぁ、と改めて思った、できごとでした。