かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

2作目

2012年09月30日 20時37分17秒 | みゆみゆとの生活
みかんのむきかた。
2作目の「馬」です。
身体の濃淡が、ちょうどいい具合にできました。

ちなみに、みゆみゆも、「うさぎ」と「くま」にチャレンジしていました。
ちょっと、難しかったようですが、なんとか完成はしていました。

ともかく、みかんが好きだからね、私たち。
むきそこねても、全然問題ないのさ!

みかんのむきかた

2012年09月30日 09時59分35秒 | みゆみゆとの生活
毎日そうちゃんの夢を見ては気分が落ち込むので、
みかんをむいてみた。

初むきの、「うさぎ」です。
ちょっと失敗しました。
楽しかったので、どんどん難しいむきかたに挑戦していこうと思います。

みかん好きの私にぴったりの、「あたらしいみかんのむきかた」という本。
新聞で知り、近所の本屋で見つけて即買いしました。
薄っぺらな本で、1050円しますが、買う価値アリ!
読み物としても、かなり面白いです。
劇画調になっていて、主人公「むきお」が、
「ぼくむくよ」と宣言しています。
むきおの母が驚愕しながら、
「むくのね、むくきなのね、むきお。」と声援を送ります。
ナンセンスな感じがたまらないです;

編み物教室

2012年09月28日 21時57分42秒 | みゆみゆとの生活
秋の夜長の、編み物教室。
みゆみゆ、なかなか飲み込みがよく、くさり編み・こま編み・長編みをマスターしました。
水筒ホルダー製作中ですが、さてさてどんなものができますやら。
教えてる私が、編み物できるなんて人前で言えないくらい、ひどい技術なので;

私と一段ずつ交替で編んで、休憩中の方は本を読んだり、歌を歌ったり、けん玉をしたり。
みゆみゆは、
「手芸って、てまひまがかかるってことがわかったわ…。」
などとつぶやきながらも、根気よく頑張っていました。
いつかは独学で、自分の好きなもの作りなさいね。
で、お母さんに教えておくれ。

今のうちに

2012年09月27日 19時15分13秒 | みゆみゆとの生活
今のうちに、
残業したり、
友達とご飯を食べに行ったり、
夜おやつを食べたり、という生活を送っていたら、
めきめきと体重が増えてきた。。。
1週間で、2.5キロ。

自分は太らない体質だと思っていたけど、違ったらしい;
追っかけて走ることもないし、
ご飯は時間かけて食べてるし、
果物やおやつを奪われる心配なくゆっくり味わえるし。
これで太るのは必然、ですね。

ま、秋なので、蓄えときますか。
みゆみゆも蓄えるといいんだけど。
相変わらず、食べないなー。

そうちゃんがいない分も、みゆみゆをギューって抱きしめるんだけど、
肉がついていなさすぎて、骨が刺さる;
そうちゃんより10㎝以上背が高いのに、体重は同じ21キロだもんなー。そりゃ刺さるわな。

思ったより、寂しい。

2012年09月25日 19時10分36秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんのいない夜は、
想像したより、寂しい。

ひと時も目を離せず、ご飯もそうちゃんを捕まえながら片手で食べて、いつでも走れるようにペッタンコ運動靴で一緒に登校。
エンジンかかりっぱなしの毎日を、しんどいと感じたりもしたけど。

あの子の存在が、同時に癒しでもあったんだなー、と思う。
お気に入りの手あそびをやると、ゲラゲラ笑い転げてたそうちゃん。
片方のほっぺにチューするともう片方のほっぺを差し出してきたそうちゃん。

はよ帰ってこーい。
と思うけど、まだまだ、あと3週間以上あります。

みゆみゆとの時間を大切にして、家族も体調を立て直そう。
風邪か疲れか、気持ちの問題か、なんだか頭が重くて身体がだるいです。
そしてめちゃめちゃ寝れる。。
休みましょう、ということかな?

入院5日目

2012年09月23日 22時18分34秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんの様子を教えてくれる、夜9時の電話が楽しみです。

昨日は、朝5時前に起きてきて、廊下を走り回っていたそうです。
その後も、二度寝することなく一日ノンストップ。
家でも早起きすることはあるので、驚くことではないですが。

少し慣れてきたせいか、土日で平日とは雰囲気が違ったせいか、動きが多くなってきたとのこと。
何度か「ちょっと目を離したすきに」が話に出ていました。
私が「1歩目のダッシュが早いので、捕まえるときは3歩目までが勝負なんです。そこをつかみそこねるといっぱい走らされるので…。」と言ったら、
「はい、めちゃくちゃ早いですよね。職員同士でも話してたんです。これは家で大変だなーって。」と職員さん。
なんだか少し、お墨付きもらったみたいでうれしい。

職員さんの名前を次々と覚えて、試し行動をしたり、甘えたり。
手あそびでゲラゲラ笑って、嫌いな食べ物は丸のみして。
多少遠慮はしてるのかもしれないけど、どこへ行ってもそうちゃんらしく、生活しているのを感じられて安心しました。
でも、「おうち帰りたい」と数回言った、と聞くと胸がキュンとします。

そうちゃんのいない日曜日、世の中はこんなにも緩やかに時間が流れているのか!というのが率直な感想。
それでも、そうちゃん早く帰ってきてほしいなー、とも思う。やっぱり。

1ヶ月間は、そうちゃんとは面会できません。
その寂しさも噛み締めながら、
今はみゆみゆとしっかり向き合ってあげようと思っています。
やたら甘えて手をつないでくるみゆみゆは、普段気に留めていないように見えて、我慢していた部分があるのかもしれない。

今日はゆったりと過ごし、夜は、かぎ針の編み物を教えました。
まずは基本のくさり編みから。
かなり集中して、覚えてくれ、うれしかったです。
もう少し練習したら、毛糸の小物に挑戦!しようね。

日帰り京都

2012年09月22日 18時56分05秒 | みゆみゆとの生活
友人のベイビーに会いに、京都に行きました。
日帰りで新幹線切符を取ったので、みゆみゆと二人、少し観光も。

滋賀に住んでいて、京都にはよく行ったのだけど、お寺なんかはほとんど行ったことなく。
そうちゃんが生まれてからは電車旅行もしたことがないので、新幹線に乗るのもおっかなびっくり。。。
完全な旅行者として、やや挙動不審な感じで、行ってきました。

金閣寺で、50円でろうそくをともせたので、いくつかの文字の中から好きなものを選びました。
私は、「家内安全」
みゆみゆは…「ストレス封じ」!?

「やっぱりこれだわ、お母さん。」と一人うなづいている。
「何?あなたのストレスって。」と聞いたら、
「お母さんに怒られること。
 あ、ということは、お母さんがストレス封じすれば、お母さんイライラしなくなって私は怒られなくなるから…。
 やっぱりお母さんがストレス封じのろうそくつけて!!」
なんかゴチャゴチャ言ってますけど。

みゆみゆは最近、理屈っぽい。
お寺の境内で手を合わせたあとに、
「何お願いしたの?」と聞いたら、
「お昼ご飯をおいしく食べられますようにって。」と言うので、
「それよりは、健康でいられますように、とかの方がいいんじゃない?」と言ってみたら、すかさず反論してきた。
「お母さん、病気っていうのはいつかはするものなんだよ。流行ってものがあって、どうしてもうつるんだから。仕方がないもんだって。」
なぜ説教口調?
言い含めるように言ってくる小4。

かと思うと突然立ち止まり、
「今、わたし、困難な状況になってるから!」
「何?どうした?」
「蚊に5ヶ所さされた。かゆい。」
困難な状況…ですか、それ。

この理屈っぽさが誰に似たのかはさておき。
友人のかわいいベイビーを見ていて、みゆみゆもこんな頃があったんだなーと、懐かしくおぼろげに思い出しました。

そうちゃんの入院

2012年09月19日 22時14分03秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんが、今日から1ヶ月間の入院です。
隣県の、自閉症治療専門病院。
年中さんの頃から考えはじめ、主治医をはじめいろいろな方に相談して、もちろん家族で何度も話し合い、熟考して決めたことです。
超多動のそうちゃんを、様々な機関に助けてもらいながら子育てしてきましたが、一旦、病院に委ねます。
そうちゃんがどんな子で、どんな支援を必要としているのか、一貫した管理の中で専門家の方々に観察・検討してもらいます。
生活訓練、作業療法、服薬調整…が主なところでしょうか。

今日話してきた職員さんは、皆さんやさしく、そうちゃんが早速手をつなぎに行っていて、安心しました。
マンツーマンでついて、介助したり遊んだり指導したり、してくれるみたい。

これから1ヶ月間って、すごくすごく長い気がして、不安もあったのですが。
他の子はもっと長期の場合が多いらしく、
職員さんが「今回は1ヶ月と短いので…」と繰り返し言われていました。
ドクターも「たった1ヶ月なので薬も1種類しか試せない。1ヶ月やってみて、必要なら今度は3ヶ月とか半年のコースで待機リストに入れてもいいかも。」と言われました。
うーん、やっぱりかなり長い目で見なきゃいけないのね。
そうちゃんにはその必要性があるということか…。

当のそうちゃんは、というと。
前日から、「あしたは おねえさんと おふろはいって おねえさんと ねんねするよぉ」とウキウキ。
病院について、すぐに若い女の職員さんを見つけて手をつなぎ、
「おかあさん バイバイ」
あんた…。あっさりしすぎてない?
ただの女好き疑惑、浮上。

夏のショートステイが、かなり経験としてプラスになっているのは間違いなさそうです。

それでも親にとっては切ない別れ。
元気でね、そうちゃん。
また迎えに来るからね。

家に着いた頃には、すっかり暗くなっていました。

そして、夜、早速病院から電話が。
預けた日から、連続5日間は、毎日必ず報告電話があるらしい。
離れた後のそうちゃんの生活の報告があり、
夕食後、なんと、熱が出たらしい。
38度5分!!
入院初日から。
職員さんも、「廊下を走り回ってたのに。」と驚いていました。

うわー、すみません。
でも、安心。病院だもん。
今日はとりあえず、宿直室のベッドで寝かせてもらい、8時半にはぐっすり、だったみたい。

明日には治るといいけど。
あと、体調が悪いときはゴロゴロできるようになるといいんだけどなー。
「体調不良のそうちゃん」は、「手負いの熊」並みに扱いが大変で、その「しんどくても休めない」様子も見ていただけることは、入院ならではだなーなんて、チラッと思いました。

ともかく、1ヶ月間、無事に過ぎますように。

早めのお誕生会

2012年09月17日 21時38分22秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんと同じ日に、同じ病院で生まれた、同じ小学校のお友達と、
少し早めのお誕生日会をしました。
毎年恒例なので、これで7回目になります。

ベイビーだったそうちゃんたちを抱っこしたりミルクあげたりしながらはじめた、第1回のお誕生日会が遠い日のよう。

子供達は子供達で、遊んでくれるようになりました。
うれしかったのは、子供だけでそうちゃんをお風呂に入れてくれたこと。
「動かないで!背中も拭くよ!」と声を掛けてくれるお友達の言うことを素直に聞いて、身体をタオルで拭かれるそうちゃん。

普段、児童館でも一緒に過ごしているのですが、
「児童館では、どの先生がそうちゃんの面倒見てくれるの?」と聞いてみたら、
「先生じゃないよ。こどもたち。おれも、結構見てるよ!」だって。
なんだか誇らしげな言い方。頼もしい。

産婦人科の隣のベッドで、小さな身体を並べていた二人。競い合いながら、喧嘩しながら、仲良く成長していって欲しいと思ってた。

7年経って、想像した1年生とは違うけど、でもやっぱり嬉しい、二人の関係。
ケーキの前に並んだ二人は、体つきも顔もなんだかそっくりに見えて。
親が強制しなくても、わかりあえる何かを持ってるように思えました。

これからもよろしく。
二十歳までは、毎年やろうね、とママと話しました。
そうちゃんは、子供の心を持った大人になる子だから。
きっと、二十歳のお誕生日ケーキも大喜びするはず。
しょうがないな、そうちゃんに付き合うかって言いながら、お友達も、周りの家族も笑顔で集まって。

書き換えた将来を、楽しみに出来るようになった、母の私。
育ててくれたのは、そうちゃんだ。
子は親を育てます。
ありがとう、7年間。
これからもよろしく。

深夜のお客さま

2012年09月15日 23時00分34秒 | みゆみゆとの生活
夜、雨トークを見ていたら、なんか視線を感じた。
ふと外を見てみたら、編み戸の向こう約15㎝のところに、こちらを覗き込む二つの目。

ネコ?
より小さい。

しっかり3秒ほど目があって、サササッと暗闇に消えて行った、
その後ろ姿は、しっぽがフサフサ。

イタチやぁぁ!

びっくり。
何年ぶりに見たやろ。
滋賀県に住んでいた時は、たびたび目撃しましたが。
こちらに来てからはじめてです。

めっちゃ至近距離やったし。
かわいかったわー。
(驚くと関西弁全開になる人。)

また遊びに来てくれないかなー。