かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

ショートカット

2011年08月31日 22時16分08秒 | みゆみゆとの生活
みゆみゆの髪の毛を、ショートカットに切りました。
本人が髪型にそれほど執着がなく、「なんでもいいよー!」と言ったのをいいことに。
美容師さんに、「バッサリいっちゃって下さい、バッサリ。」とオーダー。

見事に、すっきり。
かわいいです。
少し、ボーイッシュになりました。

渦巻きが強いらしく、必ず左側がはねる、というのも初めて知りました。

難は、短いとしょっちゅう切りに行かなければならないこと。
でもまぁ、みゆみゆがとっても楽しそうだったから、いっか。
小学生料金で、安かったしね。

夏休みもあと少し

2011年08月30日 22時46分05秒 | みゆみゆとの生活
夏休みも、明日のみ。
今年はなんだか短く感じました。
どっこも旅行に行かなかったからかな?
「夏休み」に慣れたからかな?

弁当作りにプールの用意、ラジオ体操にみゆみゆの合唱団行事と、なんだかんだ忙しかったです。

宿題の難関、読書感想文と自由研究は、叱りながらなんとかやらせました;
「自由研究」がなんなのかがよくわからないみゆみゆ…。
学校でやり方教えてから宿題にしてよ~、なんて思ってしまいました。

結局、「うさぎ」をテーマに書かせたら、「メイプル新聞」みたいなのができあがりました。
みゆみゆに言わせると、学校の理科で作った、「カエルの観察」(壁新聞形式)を参考にしたらしいです。
そうだよねー。経験したことしか、できないよね。
大人の思う「自由研究」とは少し違うけど、
ま、いいよね。
頑張ったもん。

輪を掛けて大変だったのが、「読書感想文」。
本はどれだけでも読むんだけど、感想文となると難しい;
下書きメモを取らせ、「この時この子はどんな気持ち?」「みゆみゆならどうする?」など誘導尋問をしたりしました。

始めは全然気が乗らなかったみゆみゆ。
「ここを読んでどう感じた?」と聞いた時に、
「あのね、お母さん、ごめん。
 正直言って、何も感じない…。」
と言われ、のっけから、お先真っ暗迷路に入りました。

「じゃぁ感想文なんか無理だわ!」とキレる気持ちを抑え;
ここは私の聞き方が悪かったと思い直して。
質問をより具体的に変えたら、少しづつ、何となく、文章になっていきました。

やれやれ。宿題見るって、忍耐力が鍛えられます。

明日一日で、ほんの少し残った宿題を終えたら、2学期のはじまりはじまり。

こどもチャレンジ9月号を見たら、国語にローマ字があって、驚きました。
3年生でローマ字やるんだぁ。
知らなかったです;

2学期も、楽しくスタートできますように。
お弁当作り終了、バンザイ!!

プール!

2011年08月28日 22時30分40秒 | みゆみゆとの生活
午前中、久々に、家族4人でプールに行きました。
最近そうちゃんと夫がお気に入りの、「祖父江の温水プール」。
天井が高くて水がきれい、ラジオも邪魔にならない音量で流れていて、なかなか良かったです。

そうちゃんがいつもニコニコ近寄っていくお姉さんがいると聞いていたのですが、なるほど。
行ってすぐに、ダッシュでその女性監視員さんのいる滑り台へまっしぐら。

…確かに、そうちゃんの好みのタイプ。
やや派手目のパッチリメイクで、長い髪を束ね、よく笑ってくれる、かわいいお姉さんでした。

その後も、深いプールでしばし遊んでは、「すべりだい、いくぅ?」と何度も滑り台に戻り、満面の笑みをお姉さんに振り撒くそうちゃん。
休憩時間には椅子に「ネンネ~」と寝そべって待ち、休憩が終わると意気揚々とラジオ体操。
祖父江のプール、まだ3回目くらいだと思うけど、知り尽くした感じの楽しみようでした。

帰りにお姉さんに「バイバイ」をしに行ったら、手を握ってくれたらしい。
そうちゃん、ただの女好き??

ちなみに夫がボソッと「僕も手握ってもらいたかったなー。」と言ってました。
やめて…冗談にならん。
確かに、父子で好みのタイプが似ているかも、とふと思いました;

また行っておいでね、男チーム。

それにしてもプールって体力いります。
帰宅後、しっかり2時間お昼寝してしまいました。

ヘルパーさんと午後電車で水族館に行ったそうちゃん、アンタはすごいわ。
ギネスものの体力ではないでしょうか。

合宿

2011年08月26日 20時52分32秒 | みゆみゆとの生活
みゆみゆが、火曜日に、合唱団の合宿に行ってきました。
信州諏訪湖へ、1泊2日。
かわいい子には旅をさせろ、とは言いますが。
全くなんの不安もないらしく、ウキウキとその日を迎えた脳天気なみゆみゆを前に、かえって心配が募った私。
何せマイペースなみゆみゆのこと、本人はよくても周りに多大な迷惑を掛けるのではないかと…。

自分で持ち物の管理ができるよう、しおりを読ませながら荷物を詰めさせ、荷造りができたら、持ち物クイズ。
「ティッシュはどこでしょう?」「歯ブラシはどこだ?」
さらに、お風呂での身体の洗い方を復習し、タオルを絞ってビニール袋に入れることまで確認…。

私もよくわからないまま、思いつく準備を、みゆみゆと二人でやりました。
本人も、しおりを熟読。

当日は、朝7時に家を出て、夫が通勤電車で送って行きました。

合宿は、旅館に泊まり、先輩のお姉さん達と、3~4人一部屋で泊まります。
諏訪湖の花火も見に行ったらしく、帰りにはオルゴール館まで!

もちろん練習もしっかりやるのですが、スケジュールを見ると、
ー楽しそう。

わが家は、この夏どこにもお泊り旅行は行かなかったので、みゆみゆが、うらやましい!
そうちゃんと一緒には、花火もオルゴール館も難しいと思うので、合唱団合宿に感謝、です。

合宿では、同室のお姉さん(中高生)が、お世話役としてみゆみゆ達小さい子の面倒を見てくれたそうです。
みゆみゆ係さん、ほんとにご苦労様。ありがとうございました。

みゆみゆも大きくなったら、小さい子のお世話、するのかな?
地域のコミュニティが希薄になり、兄弟も減って、縦のつながりが見られなくなっている昨今ですが、こういう年齢を越えた交流を経験できるのは、素晴らしいと思う。
みゆみゆにとっても、お姉ちゃん達にとっても。

親の心配をよそに、元気いっぱい帰宅したみゆみゆ。
帰って来るなり機関銃のように話した内容は、
8割方、食べ物の話でした;

夕食でお肉を焼いて食べた話。
朝食では魚を焼いたらしい。
帰りには、せんべいとソフトクリームを食べたそうな。

ごちそうを前に、
「うわぁ~。おーいしそう~。」
と目をハートにしているみゆみゆが目に浮かぶ。
実際、旅館の人に、
「おいしかったよぉ~」
と感動を伝えて、喜ばれたらしい。

何しに行ったんだか;

「来年は、2泊3日なんだって」と、帰ってくるなり来年の話をしていたところをみると、よほど楽しかったのでしょう。

ひとつ、成長したような感じがして、私も嬉しかったです。

かわいい子には旅をさせろ、
心配で仕方なかったけど、やっぱり行かせてよかったです。
お友達や先生方とも(!)すっかり仲良くなって帰ってきたみたいだったしね。

モテ期

2011年08月23日 20時27分56秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんが、モテ期 かもしれない。

先日、保育園にお迎えに行ったら、担任の先生から、こんな話が。

 そうちゃんが、クラスの女の子達に取り囲まれて見えなくなってたんです。
 それで、何してるのかなーと思って見てみたら。
 一人の女の子が、床に座ってそうちゃんを「ひざまくら」してて。
 そうちゃんもまた、気持ち良さそうに、ニコニコ笑ってたんです。
 それを見て、他の女の子が横に座って、
 「こんどは わたしのひざだよー」って。
 そのうち順番に女の子の列ができて。
 で、代わる代わるにそうちゃんは膝枕されてました
 子どもたちがとても自然にそうちゃんの周りに集まっていたんです。
 思わず、「そうちゃん、ハーレム状態ですけど」って、保育士同士で話してしまいました^^

むむむ。
まさにモテ期。
そうちゃん、やるな。

そういえば、町内会の夏祭りでも、こんなことがありました。

 そうちゃんがみゆちちに手を引かれ、盆踊り会場をウロウロしていた時のこと。
 年長さんの女の子が「そうちゃーん」と近寄ってきて、手を取ってくれました。
 と、今度は別のところから、「そうちゃーん」と女の子。
 最終的には、5人の女の子と一緒に闊歩していたそうな。
 
 
その時、みゆちちが、「ちょっとビール買ってくるから、君たちそうちゃんがどっか行かないように見てて」と声を掛けたら、「はーい」と言って、ほんとにその5人で見ていてくれたらしい。
すごい。いつも、ギュッと手を握ってないとあっという間に走っていなくなっちゃうそうちゃんなのに。
女の子に囲まれて、なんだか少し固まったまま、じぃっと、父の帰りを待っていたそうな。

後で、みゆちち、
「あの子たちを、土日うちで雇いたい・・・」
これは心からの本音でしょう

女の子達からすれば、お人形さんを可愛がるのと似た感覚なのかもしれない。
そうちゃんが話す独特の言葉を、真似して楽しそうに言ったりもしていました。

でも、お友達に囲まれて、居心地のいい、そうちゃん。なんて幸せなんでしょう。
そうちゃんと手をつなぐことを、楽しんでくれるお友達が、地域にいる。
誰に強制されるのでもなく、誰かに教わるわけでもなく。
ピュアな感覚で、お互いを受け入れ、自然に触れ合える関係。

母として、こんなに嬉しいことはありません。
形は変わって行っても、この地域で、そうちゃんがずっと生活していけますように。

こんな姿を見るにつれ、地元への思いは、強くなります

ニュース

2011年08月23日 20時06分56秒 | みゆみゆとの生活
テレビがついていると何もしなくなってしまうみゆみゆ。
朝、親はニュースを見たいのですが、ゴロゴロしながらボケーっとテレビを見ているみゆみゆを動かすために、やむなく消すことが多いです。

みゆみゆが好きなニュースジャンルは、「グルメ
ですが、芸能・スポーツはもとより、政治でも天気でも、ともかく見入っています。

せっかくなら新聞でも読む?
と、「週刊子どもウィークリー」を週1回、日曜日に取り始めました。
それも、結構熱心に読んでいます。

そこで、みゆみゆに質問。

今の日本の総理大臣って、誰か知ってる?
「うーん・・・おざわ・・・かな?」
おざわ; じゃなくて?
「あ、わかった! かん、だよね

友達かっ

コアラ3兄弟

2011年08月20日 14時48分55秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんはパンダに似ていると思っていたけど、こうして見るとコアラにも似てる。

今日のそうちゃん。
午前中は児童デイ。

午後は、
ビデオ屋さんに行って、
隣の大型スーパーへ行って、
公園を二つはしごして、
今お城まで歩いてお散歩に来ています。
もちろん全部歩き。
一部走り。

そうちゃんのおかげで、とっても、健康的です。
願わくば。
無事に帰り着くまで、雨が降りませんように。
無理かな…。

サザエさんの指

2011年08月18日 20時56分15秒 | みゆみゆとの生活
「キャベツの中から」の手遊びの時に、人差し指を「サザエさんの指」と定義づけたそうちゃん。
その後もこれは生きているようで。

中指と親指でラムネをつまもうとしているときに、
「そうちゃん!お父さんの指とサザエさんの指だよ!」と声をかけると、さっと人差し指と親指が出るようになりました。

如何せん、長ったらしくて言いにくいのが欠点ですが…。

最近は、「サザエさんだよー」と言うだけで、人差し指が出てくるようになりました。
ちょっと人と違う呼び方だけど、ま、いいか、そうちゃん。

コンサート

2011年08月16日 22時45分17秒 | みゆみゆとの生活
当のみゆみゆよりも、親の私が緊張して、朝5時半に起きてしまった。
そして前述のように、ハードな午前中を終えての本番。
ともかくソワソワしっぱなしでした。
何度も言いますが、親が。

ここは、歴史のある合唱団で、会場もほぼ満席。
シニアのお姉さん達はプロフェッショナル!な空気がバリバリ。(に見える。舞台に立つと。)

こんなとこに、みゆみゆなんぞが紛れ込んでだいじょうぶなのか??
みゆみゆの出る曲は、アンコールも合わせると8曲あります。
5月に入ったばかりの子には、かなり大変だったはず。
それでも一生懸命、家でも練習していました。
特に、運動苦手;で身体の使い方が不器用なみゆみゆには、踊りは難しかったと思う。
ほんの2、3週間で覚えなくてはいけなかったので。

でもでも。
母として心配だったことは、踊りでも歌でもなく。

無事に出てきて、粗相なくソデにはけられるか?!

この1点につきました。
思えば保育園の生活発表会から、ずっと私はこの心配をしてきたような気がする。

そしていよいよみゆみゆの出番。
肩をいからせ、緊張した様子で、出てきた。

出てきた!
芸文コンサートホールの舞台に!

それだけで、少しホッとして、でも直後に、さらに緊張感は増して。
夫と顔を見合わせて変に吹き出してしまいました。

出てきた!みゆみゆが!
緊張してる~!

歌い終わり、出ていく時、案の定段を踏み外し、転びかけたみゆみゆ。
よかった、転ばなくて。

その後も、なんとか出番をこなし、踊りもちゃんと踊って、初舞台、やりとげました。
工夫されていて飽きない、素晴らしい演奏会でした。

初めてこの合唱団のコンサートを聞いた夫が、シニアの素晴らしい歌声とパフォーマンスに感激し、
「みゆみゆをここに入れてよかったな…。」としみじみと言っていたのが、印象的でした。
そうちゃんの行動援護(ヘルパーさんによるお散歩)が栄で6時終了だったために、最後まで見られず、残念そうでした。
クリスマスコンサートは2回公演だから、最後まで見られるかな?

帰りに、みゆみゆと二人で、おいしいものでも食べて帰ろうと、栄でお食事しました。
頑張ったみゆみゆのリクエスト通り、回転寿司の後サーティワンアイス。

翌日、児童館(学童保育)の先生に、
「昨日、お寿司とアイスがおいしかったって、嬉しそうに言ってましたよ~」
と言われました。

え?それだけ?
その、前が大事でしょ?

コンサートのことは話さず、寿司とアイスのことだけをみんなに話したらしい。

もしこの日の日記を書いたとしても、きっとみゆみゆは寿司とアイスのことを書いたことだろう…。
みゆみゆらしい、で、片付けていいのかわからないけど。
でも、きっと初舞台のこと、心の中の大きな出来事として刻まれてるはず。

日常にはない、そういう出来事のことを、みゆみゆの言葉で表現してくれるのは、
ずっとずっと先のことなのかもしれません。

愛知牧場

2011年08月16日 22時14分01秒 | みゆみゆとの生活
日曜日。
合唱団コンサート本番だったみゆみゆを、朝9時に栄の芸文まで送り届け、そのままそうちゃん・夫と3人で愛知牧場へ。
これは、じぃのお墓参りも兼ねて、です。

炎天下でも、しっかり歩き、時にはダッシュ!さるそうちゃん。
つくづく、体力あるわ~。

「お馬さん、乗る?」と聞くと、
「おうまさんは、のらないっ!!」
きっぱり、ノーと言うそうちゃん。

ソフトクリームを3人で分けっこし、滞在時間は短いながらも大満足で帰りました。

車の中で、
「ブックオフで ガチャピンとムック かいたいです!」
と絶叫していたので、
帰りにブックオフに寄りました。

いつも行くブックオフでは、ビデオテープは100円で売っていたのですが、
この日行ったブックオフは、ビデオは置いてないとのこと。
「DVDしかありません」
当たり前か;
仕方なく、トムとジェリーのDVDを250円で買いました。

もちろん、そうちゃんは大喜び!!でした。

長久手アピタでお買物し、家に帰ってうどんを食べ、
2時に来たいつものヘルパーさんにそうちゃんをお願いしました。

それからそうちゃんは、電車に乗って名古屋港水族館へ。
親の私たちは、みゆみゆの本番を聞きに、再び名古屋へ…。