前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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井出孫六「すぎされない過去」より

2010年08月12日 | Weblog
みすず書房から出た井出孫六「すぎされない過去」を読む。桐生悠々に触れていた。「桐生悠々の評伝を書いたのはもう20数年前だが・・・」と2002年に書いている。
岩波新書の「抵抗の新聞人 桐生悠々」は大学生のわたしに大きな衝撃をあたえた1冊だった。

井出氏は桐生の5男の昭男氏から父君の残した短冊をもらったという。「あるぷすのはれた日に兵士の魂祭る」と流れるような墨で書かれているもの。たぶん日中戦争が始まったころの「英霊」の帰還の哀しさをうたったもの・・・・この遺墨だけは、いまも書斎に掲げている、と書く。


原爆の日がすぎ、まもなく終戦の日を迎える。

「嗤う」べき政治が、いまもある。虎視眈々と憲法改悪をねらっている。衆院比例削減はその一里塚だ。

この日の「願い」が曇らないように、わたしも学生時代の「衝撃」を胸にあゆみたい。