14日のテレビニュース・・・・・・・女優の寺島しのぶ(37)、俳優の大西信満(34)らが14日、都内で映画「キャタピラー」の初日舞台あいさつを行った。寺島は手足を失い口もきけなくなって戦地から帰還した夫を献身的に支えながらも虚無感を感じていく妻を演じ、第60回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞。初回上映後、温かい拍手に迎えられ登壇すると、「ようやく映画を皆さんにお目見えできてうれしいです」と感激の涙。「私自身もこれだけ思い入れのある作品になったことは一生の宝物。皆さんが戦争について考えるきっかけになれば幸いです。感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。・・・・・・・・
福井でも同日からメトロ劇場で公開されている。
わざわざ日本共産党にもご案内をいただいたこともあり、さっそく観にいきました。
冒頭から日本兵による戦地での女性暴行のすさまじいシーン。その人物が。まさに鶴彬の川柳「手と足をもいだ丸太にしてかへし」の状態で妻の前にあらわれる。「軍神」と世間ではあがめられるが、妻との食事、セックス。そして、フラッシュバック、発狂。
なかなか気の重い映画ではあるが、戦争が本人と家族にいかに悲惨をもたらしたか。「還ってきた兵士」の家族・妻にもさまざまな「悲劇」がおこりえることは、イラク戦争帰還兵の実態からも明らかだが、正面からこのような形で描いたことは衝撃だ。
寺島しのぶの演技には、福井市文化会館の「書く女」でも生でみて感激したが、この映画でも体当たり。撮影中は血尿とじんましんで苦しんだ、というが「命がけ」だった。
撮影期間がわずか12日間、というのも驚いた。めずらしい順撮りで、場面場面の集中力を高めた効果もでていると感じた。
「反戦映画」というかどうかは別として、戦争の悲劇をえぐる映画だと思う。
福井でも同日からメトロ劇場で公開されている。
わざわざ日本共産党にもご案内をいただいたこともあり、さっそく観にいきました。
冒頭から日本兵による戦地での女性暴行のすさまじいシーン。その人物が。まさに鶴彬の川柳「手と足をもいだ丸太にしてかへし」の状態で妻の前にあらわれる。「軍神」と世間ではあがめられるが、妻との食事、セックス。そして、フラッシュバック、発狂。
なかなか気の重い映画ではあるが、戦争が本人と家族にいかに悲惨をもたらしたか。「還ってきた兵士」の家族・妻にもさまざまな「悲劇」がおこりえることは、イラク戦争帰還兵の実態からも明らかだが、正面からこのような形で描いたことは衝撃だ。
寺島しのぶの演技には、福井市文化会館の「書く女」でも生でみて感激したが、この映画でも体当たり。撮影中は血尿とじんましんで苦しんだ、というが「命がけ」だった。
撮影期間がわずか12日間、というのも驚いた。めずらしい順撮りで、場面場面の集中力を高めた効果もでていると感じた。
「反戦映画」というかどうかは別として、戦争の悲劇をえぐる映画だと思う。