前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

新幹線計画、マスコミは「複眼」報道を

2010年08月29日 | Weblog
    昨日は地域訪問と生活相談活動でした。地域訪問のなかでは、「北陸新幹線なんていらない!」が圧倒的多数派でしたね。

生活相談はいろいろありましたが、「風俗」に勤めていた、という女性の相談ははじめてでした。議員でなくてもいろんな相談がさまざまなな方から舞い込むものです。
県政・市政にかかわる話ではなく、「プライベート」な相談なので、これ以上は書けませんが。

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      朝日・・・・北陸新幹線の県内延伸、予算要求見送り 国交省概算要求
               2010年8月28日

      国土交通省が27日に発表した2011年度予算の概算要求で、北陸新幹線の県内延伸を含む整備新幹線の未着工区間について、予算要求は見送られた。前原誠司国交相は同日の記者会見で「着工にあたって基本的な条件がそろったという認識はない」と理由を述べた。

 10年度予算では、北陸や北海道、九州の未着工3区間に充てる留保分として90億円が予算化された。だが、前原氏はこれまで、新規着工の認可を「夏までに決定する」としていた方針を転換。概算要求に盛り込まれなかったことで、県内延伸の先行きは不透明になった。

 前原氏は北陸新幹線について、大阪に至る敦賀以西のルートの整備のあり方を検討課題として挙げた。また、財源的な裏付けの必要性を強調し、「さらに詳細な検討を行う必要がある」と述べた。今後も年末の予算編成に向けて、着工認可の検討を続ける方針も示したが、明確な期日は明言しなかった。

 これに対し県やあわら、福井、越前、敦賀の沿線自治体、経済界から失望の声が上がった。西川一誠知事は「県民が大きな期待を寄せていた『夏までに』という方針が、来年度予算の概算要求において明らかにされなかったことは遺憾だ。年末を待つことなく新規着工の方針を早く明確に示すことを期待する」とコメントした。

 すでに新幹線開業に向けて道路整備を進めているあわら市の橋本達也市長は「整備が停滞することがないよう、一日も早く認可を出していただきたい」と談話を出した。

 県経済団体連合会の川田達男会長は「強い憤りを感じる。本当にやる気があるのかと問いただしたい」とコメントを出した。・・・・・・・・・

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      このような記事ばかりマスコミは報道しているが、「県民の気持ち」をどう考えているのだろうか。

行政とマスコミが「一体」で新幹線を推進し、県民を煽動する。県庁、県議会関係者はもちろんだが、マスコミのみなさんもかつての「福井空港」報道を県庁の広報紙のように繰り返した 報道の検証を、地方空港受難となっているいま、おこなってはどうか、と思う。

「新幹線反対」の論陣をはれ、とはいわないが、疑問を呈し検証する企画もこの機会におおいにやるべきではないか。検証に、県庁や県内各党がどう答えるのか、を県民の前にしめしていくのも大事な仕事だと思う。

また記事中のコメントには新幹線に慎重な立場のコメントも載せるべきではないか。マスコミには、「複眼」報道で県民に多様な選択肢の提起をもとめたい。