前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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久しぶりに福井市内を街頭演説。橋下大阪府知事の新幹線提案は「関西州」狙い

2011年02月04日 | Weblog
昨日はあたたかく、積雪の高さがみるみる下がりましたね。

すがすがしい天気の中、街頭演説も気持ちよくできました。また、政策や選挙戦のとりくみについての会議をおこないました。
やはり、この間の「自民か民主か」の大きな流れがつくられてきたなかで、日本共産党そのものを「選択肢」に入れていただく論戦と奮闘が大切ですね。

小池あきら政策委員長が都知事候補となったことで、3月13日の演説会には来福できないこととなりました。残念!しかし、都政転換のためには・・・・・。代わりの党中央弁士については決まり次第、発表します。


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朝日新聞・・・・北陸新幹線の敦賀以西ルート 知事「国が決めること」2011年2月3日

北陸新幹線の敦賀以西ルートをめぐり、大阪府と滋賀県が現在想定されている3ルートのうち「米原ルート」を軸に、大阪延伸の実現に向けて協議することが明らかになった。橋下徹府知事は福井県の参加も求める考えだが、西川一誠知事は2日、朝日新聞の取材に「敦賀以西は国が決めることだ」と述べ、従来の主張を繰り返した。

 東京と大阪をつなぐ北陸新幹線は2014年度末に金沢までが開業予定。敦賀までのルートは公表され、現在工事実施計画の認可申請中。敦賀以西は1973年に決定された整備計画で「小浜市付近を経由する」とされているが、詳細は未定。

 現在は国で、「小浜ルート」、琵琶湖西岸を経由する「湖西ルート」、滋賀県米原市につなぐ「米原ルート」の3ルートが検討されている。 橋下知事は、「米原ルート」に伴う滋賀県の財政負担を大阪や京都も引き受ける考えを示している。滋賀県は協議には応じる意向だ。

 一方、西川知事は取材に「新幹線延伸で関西のバックアップはうれしい。ただルートは国が決めること。我々からルートがこうだとか言えない」と話した。・・・・・・・・・




     新幹線熱望の西川知事としても内心は喜んでいるのかもしれないが、これまでの経過を考えると「歓迎」とはいいにくい。なにしろ「若狭ルート」ということで正式にはすすめてきた。
米原接続となれば、いまの特急の接続と同じであり、南越や嶺南地域の方からすれば、ますます、巨額の負担をしてたいした効果も実感できないなら、「新幹線こなくても、いまのままで十分」ということになる。

それにしても、米原ルートの負担 滋賀県468億円、福井県108億円。このままでは滋賀県がうけないため、福井県158億円、大阪府 209億円、京都府 209億円、 滋賀県 50億円、にするというのが橋下知事の提案。(朝日新聞)

小浜ルートでは 大阪 360億円、京都 486億円の負担になるので、それを避けるということもあるのかもしれないが、「関西州」をめざしての布石ともいえるでしょう。

     しかし、そんな支出が大阪府民、京都府民の理解を得られるだろうか。

それ以前に、福井県民の理解は得られないだろう。