前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井県の原発政策のゆきづまりを象徴するような紙面。明日、福井市で原発問題講演会へ

2015年10月30日 | Weblog
昨日は、理事者からの説明や会議などがつづきました。私が議会で指摘したことについて、数十年前までさかのぼって担当者や関係者に調査して回答をいただいたのには驚きました。
 大久保副議長が会葬お礼に控室に来られました。私が「亡くなったお母さんが93歳、日本共産党と同じ歳ですよ」などとしばし話しました。公務でゆっくりできないとのこと、お疲れ様です。
 昼食に入ったお店では。「宮城は共産党すごいね~~」と声をかけられました。「倍々ゲーム」というと70年代の民主連合政府提案の頃に言われた言葉でしょう。地に足をつけた活動の飛躍が必要ですね。


 さて、いよいよ明日となりました。
原発問題住民運動福井県連絡会主催の原発問題講演会。午後2時から福井県教育センターです。
 日本共産党の藤野やすふみ衆議院議員がたっぷりお話しします。ぜひ、お聞きください。


 昨日の県民福井。福井県の原発政策のゆきづまりを象徴するような紙面ですね。




■県民福井・・高浜原発県外中間貯蔵めど立たず

 関西電力の豊松秀己副社長兼原子力事業本部長は二十八日、県が求める原発の使用済み核燃料の中間貯蔵施設の県外立地について「残念ながら立地地点の確保に至っていない」と述べた。高浜原発3、4号機(高浜町)の再稼働に向けた審査終了を、県庁で杉本達治副知事に報告する中で言及した。

 県は二基の再稼働条件の一つに、中間貯蔵施設の県外立地に向けた「国の積極的な関与」を掲げる。政府は今月六日に示したアクションプランで、電力会社に対策推進計画の策定を要請した。現状では関電が実効性の高い計画を立てるのは難しく、知事同意に影響を与える可能性もある。

 二基が再稼働すると、使用済み核燃料プールは七、八年で満杯になる。豊松副社長は二〇一三年六月に社内に中間貯蔵施設のプロジェクトチームを設け、一五年九月末までに福井県を除く関電管内の自治体や地域団体向けに二千百回以上の訪問説明を行ったと理解を求めた。

 しかし、結果が出てないため、杉本副知事は「全然見える形になっていない」と切り込み、関電が作る対策推進計画で「目標年次と実現への道筋を示してほしい」と迫った。訪問説明の回数が一五年度に入って減っている点も指摘した。

 豊松副社長は、計画策定後に訪問説明の機会を増やす方針だと説明。面談終了後、報道陣に「社内で議論し、計画に目標年次を書けるよう努力する」と語り、策定時期は「できるだけ早く」と繰り返した。

 関電は高浜3号機を十二月下旬、高浜4号機は来年一月中旬に再稼働する想定だが、福井地裁による運転差し止めの仮処分決定が覆らない限り、再稼働はできない。知事同意の時期も不透明だ。 (西尾述志)