前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井県議会決算審査はじまる。原発事故時の段階的避難、知らない人が多い実情

2015年10月21日 | 福井県政
  昨日から、県議会の決算審査。昨日は全体での審査で、私は、臨時財政対策債と利払い、交付税措置の状況などを質問し、資料提出をもとめました。
午後は、県議会の人口減少・地方創生の特別委員会、事実上、国にだす県の案の最終確認でした。

 今日からは、各部各課の決算審査が4つの各常任委員会にわかれて審査されることになります。もちろん、県民のみなさんの傍聴もできます。


 地元へ戻ると公園の剪定作業がおこなわれていました。地元のみなさんから要望がだされていたものです。





  母から母の生まれた昭和12年の新聞コピーを見せられました。河上肇博士の出所、スターリン政権の粛清、などの記事。軍事費増大の記事もありました。そういう時代に母は生まれたのだと・・・・







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 原発事故時の5キロ圏内と圏外の「段階的避難」についてNHKが調査をおこないました。
・・・・「初めて聞いた」という人は、高浜町で20%、原発から30キロ圏の周辺地域で41%で避難計画の理解が十分に進んでいないことが分かりました。さらに「聞いたことはあるがよく知らない」という人を合わせると高浜町で50%、周辺地域で74%に上りました。・・・・

 県民への周知はまだまだのようです。再稼働云々以前の問題ですね。

■NHK・・・・段階的避難「初めて聞いた」

  高浜原子力発電所の再稼働について、NHKの世論調査では避難計画の柱のひとつとなっている「段階的避難」について、「初めて聞いた」が原発から30キロ圏の周辺地域で40%を超えました。
NHKは、10月2日から3日間、高浜町と高浜町を除く高浜原発から30キロ圏の周辺地域など4つの地域で、無作為に選ばれた20歳以上の計4837人のうち、約65%、3154人から回答を得ました。この中で、福島第1原発事故を教訓に避難計画に導入された「段階的避難」について知っているかを尋ねました。

「段階的避難」とは、原発で事故が起きた際に原発から5キロ圏内の住民が最初に避難し、5キロから30キロ圏内の住民は建物の中にとどまり、風向きや放射線量を考慮して順次避難するというものです。
この「段階的避難」について「初めて聞いた」という人は、高浜町で20%、原発から30キロ圏の周辺地域で41%で避難計画の理解が十分に進んでいないことが分かりました。
さらに「聞いたことはあるがよく知らない」という人を合わせると高浜町で50%、周辺地域で74%に上りました。
また「段階的避難」で住民が計画通りに避難できるか尋ねたところ、「十分できる」と「ある程度できる」は、いずれもあわせて高浜町で34%、周辺地域で23%にとどまりました。
一方、「あまりできない」「まったくできない」は、いずれもあわせて高浜町で53%、周辺地域で70%でした。

10月20日 09時58分