前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福井県議選、熾烈な前哨戦。「無駄づかいやめよう!税金は地域が潤う使い方に」

2011年02月13日 | Weblog
昨日は職場後援会の方との地域訪問、西村きみ子市議との街頭宣伝、会合などでした。

地域訪問ではいろんな方々とお話。福井県庁関係の方でも福井県がすすめる新幹線計画に疑問の声がけっこう聞かれます。野党なき、なれあい福井県議会の「新幹線を」の大合唱をとめなくては、とあらためて痛感しました。

西村市議との街頭宣伝。「若い人たちが就職できない現状をなんとかして!」とつよく言われました。日本の現状と将来に多くのみなさんが「不安と怒り」。いまの民主党の国民生活破壊の政策に解決の展望はまったく見えません。
通りがかりの方から手をあげての声援も多く、期待の高まりを感じました。
西村市議からはバレンタインのチョコもいただきました。ありがとうございます。

夜は地元町内の会合。たくさんの激励をいただきました。他党の県議選予定候補もあいさつに。
「ご家族の1人はわたしに、1人はさとうさんに」と言う予定候補も。熾烈!

某大企業の関連会社に勤める方も「給与が減って生活もきびしい。さとうさんがんばって」と。選挙の前だけ「拝みます、頼みます」で、議会にでたら税金などの値上げにほいほい賛成する人たちに負けるわけにはいきません。

         
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不定期での紹介です。

■ シリーズ「さとう正雄の実績と政策 ワンポイント」
    第二回・・・・無駄づかいやめよう!税金は地域が潤う使い方に・・・


▼さとう氏は県議当時、1000億円もの福井空港拡張計画への税金投入に反対し、地元住民や県民の皆さんと力をあわせてストップをかけました。
県の総務部長経験者も「いやー福井空港はやめて良かった。つくっていたら県財政は大変なことになっていた」と、さとう氏に語っています。
このような無駄づかい計画に自民、民主系、公明のすべての県会議員が賛成していたのです。県民の税金の無駄づかいを止めるにはやはり日本共産党の議席が必要です。

▼ いま、日本共産党のいないオール与党県議会で「新幹線を!」の大合唱です。しかし、2000億円ちかい建設費の負担や、JR在来線の買取に莫大な税金投入となります。そして、在来線の鉄道運賃の大幅値上げ(青森ではJRより4割~6割もの値上げ)で県民生活には大打撃。こんな計画の見直しを求めます。

▼ いま福井もかつて経験したことがない超高齢化社会にはいります。車を運転できなくなる県民がどんどん増えてきます。新幹線より高齢者社会対応の電車、バス、乗り合いタクシー、福祉タクシーなどの充実をはかり、「買い物・通院難民」を生み出さない仕組みをつくりましょう。

▼ ダム、新幹線などの大型工事ではスーパーゼネコンなど大手が工事もお金ももっていってしまいます。
住宅リフォームへの県や市の助成制度をつくり、県内の建築、電気、菅、建具、瓦など地元の業者がおおいに潤う事業を応援します。いま、さとう正雄氏は実現に、西村きみ子、鈴木しょうじゅ両市議とともに全力をあげています。

建国記念の日の街頭演説。小池政策委員長「東京から福井へ届くほどの風を起こしたい」

2011年02月12日 | Weblog
昨日は谷口高元市議、西村きみ子市議との訪問活動、街頭宣伝などでした。

西村きみ子市議や後援会のみなさんとの街頭宣伝では、「建国記念の日」についても訴えました。わたしは「戦前の紀元節につながる建国記念の日は主権在民の原則に反し、日本共産党は反対です。国会でも民主党、自民党は憲法改憲、9条改憲では合意しています。日本共産党は平和の憲法9条を守り抜くためがんばります。」などとお話しました。また、「いよいよ地方選。野党なき、なれあい福井県議会を改革しましょう」とよびかけました。


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3月13日の演説会。小池あきら政策委員長が都知事選出馬のため来福できなくなり、山下よしき参議院議員に変更になりました。山下議員のお話も元気がでるパワーあふれるお話です。3月13日午後2時、福井市民福祉会館です。ぜひ、スケジュールに書き込んでおいてくださいね。


というわけで来福できなくなった小池政策委員長から県委員会に「説明」のお電話をいただいたそうです。
そこで、わたしがtwitter上でお礼を書き、小池さんとのやりとりがありました。

以下がやりとり

mmasao 昨日は県委員会にわざわざお電話ありがとうございました。がんばりましょう! 


koike_akira 東京から福井へ届くほどの風を起こしたいと思います。


mmasao 日本の政界では総理につぐナンバー2が都知事だそうです。首都の地殻変動は日本をかえますね。



  小池都知事予定候補も、わたしもtwitterでもいろいろ書いてます。
またぜひご覧ください。

地域のみなさん、知識人のみなさんとの懇談会。新幹線計画に住民団体が異議。

2011年02月11日 | Weblog
昨日は、街頭宣伝や懇談会などでした。連れ合いは朝の街頭宣伝の後、後援会のみなさんと大野市会議員選挙の応援に。候補者カーのアナウンサーをやったそうです。大野市会議員選挙もあと数日。栄正夫、浦井智治さんが「40億円もの市役所建替えより、市民の暮らしを」と大奮闘中です。

さて、街頭宣伝では、すこし離れて聞いていた女性に演説後に声をかけると、「声が聞こえたので、一度さとうさんの顔をみたくてきました」と。照れますが、ありがたいことです。

旭地域の懇談会では、鈴木市議と私がお話。その後参加者のみなさんとの意見交換。「新幹線問題はどうなっているのか。JRの仕事をしている会社の幹部も新幹線は反対だ、と言っていた」「TPPはどういう問題があるのか」「ほかの予定候補もチラシをまいているが、勝手に実績で掲載していて腹がたつこともある」「地域をまわって後援会員を20名集めてきました。ぜひ勝ってください」「はじめてチラシ配布に参加しました。おもてにでている方に声をかけながら配りました」などなど政策課題から、選挙勝利めざす取り組みのことなど活発にご意見をいただきました。いよいよラストスパートです。がんばりましょう!

教育・知識人関係者との懇談会では、わたしが県政政策についてお話。参加の先生方からは「新幹線に反対する県民がこんなに多いとは初めて知った。この声と県政・県議会がかけはなれていることを広く知らせることが大切ではないか」「TPP問題で、農業関係者にはどのようにアプローチしているのか」「国会をみていても共産党は質問時間は短いが、内容はすごくいい。このことをマスコミは伝えていない」「県議選の取り組みはどうなのか」などのご意見・質問がだされました。

・・・・「政権交代でも先はみえない。いったい政治はどうなるの」「県議会や市議会は仕事してるの」「ムダづかいは本当になくせるの」・・・・わたしたちは「出前懇談・つどい」をやっています。みなさんの日ごろの疑問で話し合いましょう。集まる人数は何人でもけっこうです。お気軽にお問い合わせ・お申し込みください。 0776-27-3800 日本共産党県委員会まで。 お待ちしてまーす。


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NHK・・・・新幹線延伸 県に反対申し入れ 02月10日 

北陸新幹線の県内延伸について、県内での議論が十分なされていないとして10日、住民グループが県に対し現状では延伸を推進すべきではないと申し入れました。

申しれをしたのは、県内の労働組合や市民団体でつくる「北陸新幹線福井延伸問題と在来線を考える会」です。会のメンバー5人が県庁を訪れ、県の担当者に北陸新幹線の県内延伸について会の見解をまとめた文書を手渡しました。それによりますと、県内延伸に関しては、国が示している建設の財源の見通しなどの条件が整っていないほか、延伸後の平行する在来線のあり方などについて議論が十分になされていないとして、現状では県内延伸を推進すべきでないとしています。

これに対し県の担当者は「県民の理解を得ながら事業を進めていきたい」と答えていました。
会では今後、知事や県内の市長、町長、県議会議員などを対象に、北陸新幹線の県内延伸の賛否を問うアンケート調査も行うことにしています。松原信也代表世話人は、「新幹線の県内延伸の是非を県民が十分に議論できるよう情報を公開していきたい」と話しています。・・・・・・


県民合意のない新幹線計画。県庁、県議会、経済界は、県民の「声」に耳を傾けるべきです。
いま、大野市会議員選挙の真っ最中ですが、越美北線も新幹線がくれば、「第三セクター」や「バス転換」の議論がおこりかねません。「住民の足」を切り捨てる新幹線計画に反対している日本共産党の出番ですね。

かつての福井空港拡張計画のときも、「オール与党」で1千億円もの計画を推進中のところへ日本共産党が県議会にでて、県民のみなさんと力をあわせてストップをかけました。
わたしは、「県民の声」を届けるメッセンジャーとして、県会議席奪還に全力をあげます!

住宅リフォーム助成実現へひきつづき要請活動。女性後援会と宣伝。

2011年02月10日 | Weblog
昨日は街頭宣伝、地域訪問、住宅リフォーム助成求める要請活動などでした。

住宅リフォーム助成求める活動では製材協同組合や木材協同組合、板金組合などをたずねました。「ほんとに、わたしたちの営業を応援してほしいですね。共産党さんの地道な活動はよくお聞きしています」、「役員会で相談します」などどこでも歓迎されました。


風雨のなか、女性後援会との宣伝行動をおこないました。後援会のみなさん、お疲れさまでした。「さとうさんだよ」とご夫婦が握手をもとめてこられました。演説を中断して、かたく握手。感謝です。演説のテンションもあがります。ありがとうございました。


西藤地区の後援会のみなさんと午前中に、西村きみ子市議らと夜に地域訪問活動。市役所から市議選にでる方の室内ポスターが各所に。「本人はもう当選したみたいな感じだ」とも。県でも市でもOBが議会に「天下り? 天上がり?」してきてもいいことはありません。住民不在の「なれあい」が深まるばかりではないでしょうか。

福井県瓦工業協同組合、電気工事工業組合など訪問。医療ツーリズムより県民福祉の応援を!

2011年02月09日 | Weblog
昨日は、街頭宣伝、住宅リフォーム助成実現への団体訪問、地域訪問、福祉施設でのごあいさつなどでした。

住宅リフォーム助成制度実現にむけての訪問は西村きみ子市議らとともに。福井県瓦工業協同組合、屋根工事業協同組合、電気工事工業組合などをたずねました。「いま、不況で大変です。リフォームにも大きなお金がかかる場合、なかなかふみだせない。企業も外国へでていくばかりではますます日本は冷え込んでしまいます。申し入れは役員と検討します」「役員会にはかります」「会員に連絡することを考えます」などどこでも歓迎されました。

地域訪問では後援会の方とてくてく訪問活動。後援会の方から「今晩のおつまみに」とズワイガニの缶詰などをいただきました。ありがとうございます!地域のみなさんからは「しっかりやれ!」と叱咤激励。「議員の海外旅行はなくして!」と要望。がんばります!

福祉施設では、介護保険の学習会の機会をいただいてごあいさつ。
「いま、介護保険でも値上げや軽度者はずしが計画されています。このようなことを許さず、高齢者福祉を守るためにがんばりましょう」「福井県は福祉分野の予算は全国最下位クラスです。医療ツーリズムを国も県も推進しようとしていますが、お金持ちの外国人を応援する施策ではなく、県民の暮らしを応援する施策こそ求められています」「共産党議員が1人ではなにも力がない、という声も聞きます。しかし、私が議員の時にたとえば障がい者福祉の分野では、年度途中に障がい者になった方の自動車税の減免制度を実現しました。現場の願いをとどけるのが日本共産党です」などとお話させていただきました。

        
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NHK・・・中小企業 依然厳しさ訴え   02月08日

県内の中小企業の現状を把握しようという今年初めての「中小企業対策連絡会」が開かれました。
この連絡会は、県内企業の95%を占める中小企業を取り巻く状況を把握しようと県が3か月に1回開いていて、中小企業の多い業界団体や金融機関などから約20人が出席しました。

眼鏡フレームのメーカーで作る県眼鏡協会からは、「中国への輸出が増えているが販売価格が低く利益につながらないため厳しい状況が続いている」という意見が出ました。また、県繊維協会からは、「受注の回復は自動車向けの素材など一部の分野に限られている。円高や原材料価格の上昇の影響も出ていて、先行きは不透明だ」と訴えました。
このほか、金融機関からは「現在の経済情勢が、一時的なものなのか構造的なものなのか見極めたうえで、中小企業の経営改善に取り組む必要がある」という指摘が出ました。
県は、8日の会議で出た意見を、今後の政策に反映できるよう検討を進めることにしています。・・・・・



  メガネにしても、繊維製品にしても「個人消費」が大きく左右するでしょう。民主党政権。年金や労働者の収入が減少しているもとでの増税・負担増の計画。これで個人消費が回復するはずはありません。最低保障年金制度の確立や賃上げこそ必要です。
また、地域経済をあたためるには、ダムや新幹線など地元の小規模業者が潤わない大型公共事業ではなく、住宅リフォームへの助成制度など地元に血液がまわるような制度創設がもとめられます。

住宅リフォーム助成実現へ、福井県管工事業協同組合、福井県左官工業組合、福井県建築士会などへ要望

2011年02月08日 | Weblog
昨日は、かねもと幸枝書記長らとの街頭宣伝、鈴木しょうじゅ市議との住宅リフォーム助成実現めざす団体訪問、西村きみ子市議や後援会員の方との地域訪問活動、会議などでした。

  鈴木市議とは、福井県管工事業協同組合、福井県左官工業組合、福井県建築士会、福井県建設業連合会などを訪問し、福井県や福井市での住宅リフォーム助成制度実現で地域の業者を応援し、地域経済活性化をめざす取り組みへの協力を要請しました。

各団体では「いい取り組みですね。協力できるよう相談します」「うちの業者にとってどういう影響があるか、検討させてもらいます」「会長とも相談して取り組んでいきたい」「いま、景気がわるい。仕事おこしにつながるようなら検討したい」などなど前むきな懇談となりました。
このような団体の事務所のなかには、自民党県議のポスターが張られていたり、リーフがおいてあるところもありますが、「地域の業者を応援する取り組みは超党派で」すすめることが必要です。

西村きみ子市議や後援会員の方との地域訪問活動では、たくさんの激励いただきありがとうございました。
「TPPは絶対にやめさせてくれ。農業者にとっては死活問題だ」との強い言葉も。民主党は推進、自民党は選挙後まで党本部としての態度をしめさず。日本共産党の出番です。



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わたしのチラシからの転載です。

■ さとうさんはこんな人・・・・・①

さとう正雄さんは、1981年の大学卒業後、坂井町役場から当時、福井市役所にあった福井坂井地区広域圏電子計算課に出向していた自治体労働者です。

国保税滞納者のリスト作成にも携わり、「こんなリストをつくって取りたてするのだろうな」と心を痛めたものです。

県議時代には、国民健康保険証の取り上げ問題で、「子どもの保険証まで取り上げるのは、子育て支援策と矛盾する」と追及。こどもの保険証取り上げをやめさせる役割を担いました。

今度は、県の助成制度をつくり、高すぎる国保税引き下げ実現のため、西村きみ子、鈴木しょうじゅ市議と力をあわせます。

1名オーバー、大野市議選応援! さとう正雄の実績と政策「災害対策」

2011年02月07日 | Weblog
昨日は大野市議選の応援、街頭演説、地域訪問などでした。
大野では栄正夫候補の出陣式に参加。体中で訴える栄さんの「市役所の建て替えに40億円もの無駄遣いやめさせましょう!」の叫びが響きました。その後、浦井智治候補の事務所に顔出し。政策チラシの配布を応援しました。出会う人に、「共産党の浦井ともじです」と声をかけながらチラシを渡します。「がんばってね」「応援してるよ」の激励も。浦井候補の候補者カーと何度も出会いました。浦井さんも力強く演説を繰り返していました。しかし、1名はみだしの少数激戦。最後まで油断できません。

ちょうど大野では雪見とうろうのお祭りの最中で、お客さんで街中がにぎわってました。わたしも有名な?焼鯖と、お酒を買いました。地域貢献? OR 自己満足?

    福井市にもどり、街頭演説と地域訪問。雪なぶりをしている皆さんからあたたかい激励をいただきました。ありがとうございます。


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■ シリーズ「さとう正雄の実績と政策 ワンポイント」 を不定期で紹介します。

      第一回・・・・災害対策は住民本位で・・・

▼さとう氏が県議の時に豪雪災害や豪雨災害が起こりました。また、新潟の中越震災がおこり、さとう氏は支援にもかけつけています。

▼大雪対策では「学校周辺の歩道除雪については、特に明確な計画と体制をつくるべき」と提案。県として小学校周辺の県道の歩道除雪について取り組む施策が実現しました。

▼豪雨災害では福井市内も堤防が決壊し大きな被害に。当時の美山町長は、「災害で政治家がたくさん美山にきたが、共産党の佐藤さんが一番はやくかけつけてくれた」と語っていました。
  さとう氏は以前から「ダムの完成には30年もかかる。その間に豪雨がくるかもしれないのだから、河川の浚渫や堤防強化を」と提案していました。大きな災害をうけて、ようやく足羽川も河川改修され、福井豪雨の「再来」でも大丈夫な河川となりました。
また、越美北線の復旧に全力をあげ、国土交通省やJRとも交渉しました。高橋衆議院議員の質問に国は「JRに復旧を指導する」と答弁しました。

▼ 中越震災をうけて、さとう氏はあらためて学校耐震化への県の取り組み強化を要求し、それまではなかった小中学校耐震化への県の補助制度ができたのです。教育長は「さとう議員からの強い要望を受けて検討した」と語りました。また、個人住宅の耐震診断・改修補助もつくられました。

●さとう氏は、ひきつづき「住民とこどもたちが安心して暮らせるまちづくりへ、学校や公共施設の耐震化を」「巨額の税金をつかうダムよりも、堤防強化などを急ぐ」「大雪対策としての空き店舗や空き工場の対策・高齢者世帯への支援」を提案し、実現にがんばります。

いよいよ大野市議選。民主党福井県連の「やんちゃ」

2011年02月06日 | Weblog
       昨日は、街頭演説、会議、地域訪問などでした。福井市内でもまだまだ雪の「後片付け」がつづいています。ある池田町出身者が「ここは福井市の池田だ」と言っていた本堂の団地でも大型の機械・トラックでの排雪作業の真っ最中でした。お疲れ様です。
      日本共産党福井県委員会総会では、いよいよ今日から告示される大野市議選挙で栄正夫、浦井智治両候補の必勝目指す取り組み、二ヶ月後にせまった知事選、県議選、各市町会議員選挙について方針を決めました。
いよいよ4月末まで連続した選挙戦のスタートです。


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       佐々木衆議院議員・・・・国政も混迷が深まるばかりです。いま、衆議院予算委員会が開かれ論戦がおこなわれていますが、異様なのは、自民党と書いてもらい比例代表選挙で当選したあの与謝野馨さんが、民主党内閣の大臣席に座って答弁していることです。
与謝野氏だけではりません。菅内閣は、自民党政権の厚労大臣だった柳沢伯夫氏を、社会保障・税一体改革「集中検討会議」委員に起用しました。

柳沢氏は、「女性は生む機械」などと言って、ひんしゅくをかったことのある人です。――驚いたことに、柳沢氏は昨日の新聞インタビューで「変節だと言われても、ちっとも構わない」と開き直り、財政赤字を考えると「消費税10%では間に合わない」、菅総理が「自分の首を差し出すぐらいの覚悟が必要だ」と消費税大増税を煽りたてていることです。

そう言えば、柳沢氏の仲間である与謝野氏も、かつて「1%ずつ上げて選挙に負けていたらしょうがない。選挙で負けるんだったら、ど~んと上げなくてはいけない」と述べたことがあります。――この2人、どこか似たところがありますね。

民主党・菅内閣の政策が「自民党返り」しただけではありません。自民党にも出来なかった悪政をすすめるため、「赤信号一緒にわたろう」とばかりに自民党に抱きつき、自民系の人々を引きずり込もうとしているのではないでしょうか。・・・・・・・



       政策の中味も役者も自民党時代と変わらない民主党政権。なんか、「末期」を感じますね。
福井でも知事選挙での西川知事の推薦をめぐって民主党県連が、民主党より先に自民党に推薦願をだしたことにいちゃもんをつけて、「決定」されなかったと報道されています。
      西川県政の中味ではなく、このようなレベルで大事な知事選のことを「左右」するのか、とあらためて驚きます。
最後には西川知事を応援することは見え見ですから、県民からみればたんなる「やんちゃ」とうつるでしょう。
      国政でも県政でも中味の変わらない自民・民主ではなく、日本共産党の出番ですね。

職場ではたらくみなさんとの懇親会、おおいに盛り上がりました!

2011年02月05日 | Weblog
昨日は、鈴木、西村両市議との街頭宣伝、新幹線問題の会合、後援会の懇親会などでした。
街頭宣伝では、ある集落で除雪作業の手を休めて最後まで聞いてくださるおじいちゃんも。お礼にかけよると、「じっくり聞かせてもらった。是非がんばってくれ」と力強い握手。人通りのない集落での演説などは「誰が聞いてくれてるんかな」と思うこともありますが、街頭演説というのは、「人の心に灯をともす」活動だと思いました。
後援会の懇親会では、学校、行政、交通、マスコミなどの関係者と懇親。このようなみなさんとまとまって懇親するのは本当に久しぶりです。
みなさんがそれぞれの職場で「たたかってきたこと」や、いまの苦労話・自慢話などたっぷりと聞かせてもらいました。エネルギーをいただきましたね。もちろん、「選挙勝利のためにガンバロー」で締めました。


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読売・・円高にもかかわらず企業業績の回復が鮮明になっている。

  日興コーディアル証券の集計によると、3日までに2010年4~12月期連結決算を発表した東京証券取引所1部上場572社(金融除く)の経常利益の総額は、前年同期比84・6%増となった。売上高の総額も9・2%増の243兆7137億円で、3期ぶりの増収増益だった。

 自動車や電機など輸出関連産業で、新興国向けを中心に需要が好調だったことが主な要因だ。企業のコスト削減が進んだことも業績改善を後押しし、円高による輸出への悪影響を打ち消す形になった。

 発表済みの企業数は、東証1部の3月期決算企業全1166社の49・1%にあたる。経常利益の総額は14兆3929億円だった。リーマン・ショック前の07年4~12月期との比較では、売上高が9割近い水準に、経常利益も約8割まで回復している。・・・・・・


   
 大企業は内部留保を増やし続けている。しかし、新卒雇用を削減し、労働者の報酬も減らし続けている。
いま必要なことは、民主党がすすめる1兆5000億円もの大企業減税や証券優遇税制の2年間延長ではなく、巨額の「もうけ」を社会に還元させ、労働者の賃上げと新卒者の採用拡大でしょう。
ましてや消費税増税など論外です。

よく言われることですが、「大企業のかまど」に薪をくべるのではなく、「民のかまど」にこそ心をくばるべきです。

久しぶりに福井市内を街頭演説。橋下大阪府知事の新幹線提案は「関西州」狙い

2011年02月04日 | Weblog
昨日はあたたかく、積雪の高さがみるみる下がりましたね。

すがすがしい天気の中、街頭演説も気持ちよくできました。また、政策や選挙戦のとりくみについての会議をおこないました。
やはり、この間の「自民か民主か」の大きな流れがつくられてきたなかで、日本共産党そのものを「選択肢」に入れていただく論戦と奮闘が大切ですね。

小池あきら政策委員長が都知事候補となったことで、3月13日の演説会には来福できないこととなりました。残念!しかし、都政転換のためには・・・・・。代わりの党中央弁士については決まり次第、発表します。


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朝日新聞・・・・北陸新幹線の敦賀以西ルート 知事「国が決めること」2011年2月3日

北陸新幹線の敦賀以西ルートをめぐり、大阪府と滋賀県が現在想定されている3ルートのうち「米原ルート」を軸に、大阪延伸の実現に向けて協議することが明らかになった。橋下徹府知事は福井県の参加も求める考えだが、西川一誠知事は2日、朝日新聞の取材に「敦賀以西は国が決めることだ」と述べ、従来の主張を繰り返した。

 東京と大阪をつなぐ北陸新幹線は2014年度末に金沢までが開業予定。敦賀までのルートは公表され、現在工事実施計画の認可申請中。敦賀以西は1973年に決定された整備計画で「小浜市付近を経由する」とされているが、詳細は未定。

 現在は国で、「小浜ルート」、琵琶湖西岸を経由する「湖西ルート」、滋賀県米原市につなぐ「米原ルート」の3ルートが検討されている。 橋下知事は、「米原ルート」に伴う滋賀県の財政負担を大阪や京都も引き受ける考えを示している。滋賀県は協議には応じる意向だ。

 一方、西川知事は取材に「新幹線延伸で関西のバックアップはうれしい。ただルートは国が決めること。我々からルートがこうだとか言えない」と話した。・・・・・・・・・




     新幹線熱望の西川知事としても内心は喜んでいるのかもしれないが、これまでの経過を考えると「歓迎」とはいいにくい。なにしろ「若狭ルート」ということで正式にはすすめてきた。
米原接続となれば、いまの特急の接続と同じであり、南越や嶺南地域の方からすれば、ますます、巨額の負担をしてたいした効果も実感できないなら、「新幹線こなくても、いまのままで十分」ということになる。

それにしても、米原ルートの負担 滋賀県468億円、福井県108億円。このままでは滋賀県がうけないため、福井県158億円、大阪府 209億円、京都府 209億円、 滋賀県 50億円、にするというのが橋下知事の提案。(朝日新聞)

小浜ルートでは 大阪 360億円、京都 486億円の負担になるので、それを避けるということもあるのかもしれないが、「関西州」をめざしての布石ともいえるでしょう。

     しかし、そんな支出が大阪府民、京都府民の理解を得られるだろうか。

それ以前に、福井県民の理解は得られないだろう。

農業法人をたずねてTPP問題で対話。大雪、福井市で空き店舗倒壊

2011年02月03日 | Weblog

     昨日は女性後援会のみなさんと宣伝行動。道行く人たちからも激励をいただきました。
また、訪問活動では農業法人などを訪問。TPP問題で対話するつもりでしたが、「おれは自民党だ」とか、「TPPに反対ではない」という反応。そこで、TPPでは日本と福井の農林水産業が崩壊することなど、いろいろ話すなかでTPP反対の署名をしていただきました。対話のなかでは、「わたしたちがTPPの先にどうなるのか、必死で考えます。生活がかかっています。共産党も反対した先に、農業をどうするのか、もっと知らせてほしい。シンポなども開いてほしい」と要望されました。ぜひ企画したいものです。

あるお宅では奥さんが、「こんなことはダメ。わたしは終戦後には草を食べて生きてきた。食料に責任をもたないで、将来の日本人が飢えるかもしれない方向とは許せない。議員はなにをしているんだ」と涙ながらに訴えられ、びっくりしました。
戦中戦後の「飢餓」の苦労をご存知の方からみれば、つくられる農作物をつくらせない政治は心底許せないのでしょう。

 自民党本部はTPPについての見解をいっせい地方選挙後に先送りするという「卑怯な」態度にでています。民主党は財界いいなりでTPP推進の方向です。
ここは、日本と福井の農林漁業を崩壊させ、国民の食料主権を奪うTPPには反対、と旗幟鮮明な日本共産党の出番です。            

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福井新聞・・・・福井中心部の商店街で一部倒壊 空き店舗、雪の重みで(2011年2月2日)


  2日午前11時55分ごろ、福井市中央1丁目の商店街「ガレリア元町」の空き店舗の一部が雪の重みで崩れた。がれきは店舗前の市道に散乱したが、通行人はおらずけが人はなかった。

 倒れそうな建物があるという連絡を受けた福井市職員が、午前11時40分ごろ現場に到着。ロープを張って通行を規制しようとしていたところ、大きな音を立てて崩れ落ちた。屋根には70~80センチほどの積雪があり、雪の重みで崩れたとみられている。

 現場近くの男性店員(47)によると、同日午前9時ごろには空き店舗は通りの内側に向かって傾いており、建物の一部が道路に落ちていたという。

 空き店舗は築約50年の木造二階建て。以前は中華料理店が営業していたが、その後は空き店舗になっていた・・・・・・・




     先日も紹介しましたが、わたしは議員当時、県議会で空き家・空き工場の除雪対策をとるように求めてきましたが、福井市中心部の商店街で倒壊がおこるとは驚きました。もし、人通りの多い時間帯だったら・・・・。
まだ雪の季節はつづきます。福井県も福井市も、この機会に空き家・空き工場などの総点検をおこなうことが必要ではないでしょうか。

除雪作業おつかれさまです。与謝野大臣の先祖の町で住宅リフォーム助成大好評。

2011年02月02日 | Weblog
昨日は除雪作業、地域訪問活動などでした。みなさんも除雪作業や「がたがた道」の通勤でお疲れではないでしょうか。知り合いもインフルエンザにかかりました。健康管理には注意しましょう。

訪問では、さすがに除雪の苦情がいっぱい寄せられました。また、あるお宅では玄関にストーブを出してきて、「必ず新幹線は止めてくれ。在来線が大変なことになる!」とながーい檄!
冷え切った体には、あったかい鍋と熱燗が最高ですね。しかし、飲みすぎは逆効果。「ここを過ぎず」。

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井上さとし参議院議員・・・・京都府与謝野町の党後援会の新春の集いに参加しました。与謝野町は与謝郡内の三町が合併してできた町。与謝野氏が与謝野鉄幹・晶子の孫であることは有名ですが、鉄幹の父親が与謝郡内の村で生まれ、出家したのちに「与謝野」姓を名乗るようになったそうです。

聞けば、2年前に同町で開かれた「第15回与謝野晶子短歌文学賞与謝野町大会」には名誉会長として与謝野薫氏も出席されたとのことです。

京都府内で日本共産党が与党の自治体は2つだけですが、その一つが与謝野町。この町で、建築業者のみなさんと一緒に日本共産党が太田貴美町長に提案して実現したのが「住宅リフォーム助成制度」です。

新築・改築費用の15%を上限20万円を限度に助成するもので、町内世帯の13%が利用し、町内の関連業者の約7割が受注しました。助成金額1億3510万円にたいし、生み出された仕事は総工費で20億7411万円にのぼり、助成金額にたいして15倍もの経済効果が生み出されています。

京都府内でも評判になり、いっせい地方選挙に向けて府内のすべての自治体で実現しようと見学ツアーも組まれるほどです。

私は、新春の集いで、「与謝野町政は住宅リフォーム助成制度で住民を応援し、与謝野馨氏は消費税大増税で住民に負担の押し付け。同じ与謝野でも大違いですね」とお話しました。

与謝野晶子がもし生きていたら、どう言うのでしょうか。「君、増税したもうことなかれ」。それとも…。・・・・・・・



人気の住宅リフォーム助成制度ですが、世帯の13パーセントの利用とは凄いですね。
与謝野大臣も深刻な顔で「財政がゆきづまる」とのたまうだけではなく、住宅リフォーム助成で地域経済活性化、業者ももうかり、税収もアップ!、という明るい話をしたらどうでしょうか。
経済成長ないまま、増税と社会保障の負担増の話では、ますます日本が暗くなりますね。

福井県内25年ぶり大雪。大雪問題での過去の福井県議会での質問

2011年02月01日 | Weblog
   昨日は福井市も25年ぶりという大雪。朝から除雪作業で大変でしたねー。みなさん、お疲れ様でした。
感じたのは、記録的な大雪ですが福井市民は混乱なく対応していたということです。わたしは地元の湊地区内もまわりましたが、老若男女、「慣れたあつかい」という印象です。なかには、わたしが駐車場の除雪をしていたら、通りがかりの方が除雪機で除雪していただいたりして、恐縮です。
「町内の資金は神社の寄付にまわしたので、今回は業者を雇えなかった」という町内会も人力で奮闘。

しかし、24時間たっても道路や鉄道が回復しないのは大問題です。このようなことが繰り返され、これまでも日本共産党は申し入れや議会質問で取り上げてきましたが、行政も真剣に取り組まないと、住民生活や流通に大打撃をあたえます。福井の大きなイメージダウンにもなります。

また、「福井市のさくら通りや松本通りの融雪のための水がなぜ今日みたいな25年ぶりの豪雪の日にでてなかったのか」と苦情。県土木事務所に聞くと「これまでの融雪で地下水を使って水位が低下したため」と。理屈はそうかもしれないが、タイミングが最悪だなあ。 なにかいい手がないものでしょうか。

農林業や観光産業など地域経済への影響もこれから明らかになってくるでしょうが、県としても万全の態勢と支援をお願いしたいものです。


   参考に、わたしの議員時代の大雪関係の一般質問を紹介しておきます。

 
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●2001年3月福井県議会での質問・・・・

佐藤・・・・大雪対策についてお尋ねします。
 今回の大雪への対応について、各議員からもさまざまな角度から問題が提起されました。私自身も、今回の大雪での農業関係の被害について、福井市のハウスや武生市の豚舎、ハウス、越前町梨ケ平の抑制栽培の水仙被害などを直接見てまいり、農家の皆さんに実情と要望もお聞きしました。そして農民の方々と県の農水部に対して、撤去費用や建てかえの補助などについて要望をいたしました。補正でも提案されていますが、農業者の皆さんの被害を救済し、さらに被害を克服して頑張っていけるように手だてを尽くしていただきたいと思います。
 
 また、今回の大雪では、特に交通問題の深刻さが浮き彫りになりました。その背景には、車の量が大幅にふえているという事情があることは否めません。そういうことで、6年前と今日とを比較すると、除雪区分第一種の道路は100キロぐらい延長されております。通行量がふえています。ところが、県の保有する除雪機械は203台から205台にたった2台しかふえておりません。ここには、行革の中で、県の機構としての除雪部門が縮小され、民間に大きくシフトしているということがあると思います。ですから、県がしっかりした除雪・排雪で交通を確保するシステムをつくり、それに機敏にこたえられる民間業者をしっかり育成していくということも大切になっていると思います。
 
 そこで、何点かお尋ねをします。
 第1に、体制と除雪機材の強化です。出動基準を10センチから5センチに強化すること自体は結構なことですが、一般的に3センチ降ったら圧雪になると言われています。ですから、基準の強化だけでなく、例えば予知降雪量が3センチを超えそうな場合には、国土交通省並みにオペレーターの24時間待機体制をとること、また、圧雪を処理できる最新の全自動除雪機購入などを県としても進めるなど除雪機械の充実を図るべきではありませんか。
 
 第2に、バリアフリーはこういうときにこそ発揮されなければなりません。歩道除雪がほとんど行われてなく、通学の子供たちが車道を歩き、ドライバーや父母らから大変心配の声が上がりました。点字ブロックが識別できなくなりました。バリアフリーを掲げている時代に、雪が降ったらスノーバリアーで環境にやさしい歩行者の行動や障害者の方が危険にさらされるような事態は基本的になくさなければなりません。地域任せでは無責任であります。県としても歩道除雪機の購入を進めること、また、市町村の歩道除雪機購入についての補助制度を拡充することが必要ではありませんか。さらに、歩道除雪機の取り扱い要員の育成を系統的に図ることが必要ではありませんか、お尋ねをいたします。
 また、学校周辺の歩道除雪については、特に明確な計画と体制をつくるべきだと考えますが、所見をお尋ねします。
 あわせて、歩道除雪の活動や点字ブロック、歩行者用信号機の確保も含めて地域の雪害対策、安全対策の中に既存の組織、例えば消防団、防犯隊、交通安全指導員などの位置づけも明確にすべきではないでしょうか。
  
  第3に、消雪のための地下水を守る問題です。
 先般、大野市が地下水を含む砂れき層を保護するため、砂利採取販売協同組合と地下水涵養区域内の砂利採取を制限する協定を結びました。大野市では山砂利8割、陸砂利2割だそうですが、福井市周辺では山砂利6割、陸砂利4割と、依然として陸砂利採取の割合が少なくないそうです。このまま陸砂利の採取が無制限に続けられると水脈が切られ続け、飲み水の問題とともに、融雪のための地下水確保にも影響が心配されます。大野市の例のように関係業界との協議も必要でしょう。県として今後の対策をどう考えていますか、答弁を求めます。
 関連して、かけかえ後の幸橋、連続立体交差の消雪についてはどのように設計を検討しておりますか、お尋ねをいたします。
 
   第4に、来る3月22日には原子力防災訓練が行われますが、原発事故は積雪時を避けて起こるとは限りません。せめて、原発サイトから半径10キロ圏内は県の責任で24時間除雪体制をとり、万一の事故の際の住民避難、沃素剤配布に支障が起こらないようにすべきではありませんか。原発を積極的に誘致してきた県として、責任ある答弁を求めます。・・・・



     当時の古川土木部長の答弁・・・・大雪対策でございますが、出動基準の強化だけでなくて、例えば、予知降雪量が3センチを超えそうな場合には、国並みに24時間待機体制をとること、また、圧雪を処理できるような最新の全自動除雪機購入などを県としても進め、除雪機械の充実を図るべきではないかというお尋ねでございます。
 県の除雪体制につきましては、道路除雪基本計画に基づきまして、毎年11月15日に除雪対策本部を設置しまして、平常体制で必要な除雪機械を配置し、オペレーターを確保することによりまして、適切な除雪体制を整えております。で、除雪待機体制につきましては、除雪が必要とされる場合、委託契約しているオペレーターが土木事務所の指示により待機し、常時出動できる体制をとっております。なお、今回緊急措置として最重点除雪区間を新たに設けまして、その区間においては、除雪出動基準を国土交通省と同様の5センチメートルに変更いたしまして、3センチというお話もございましたが、圧雪状態の未然防止のための初動体制の強化を図ったわけでございます。県保有の除雪機械につきましては、従来から計画的に更新を行い、機能の向上も同時に図っているわけでございますが、一層の充実を図るため、平成13年度には配置計画の見直しや民間委託計画の再検討を行ってまいります。
 次に、歩道除雪についてでございますが、まず、県としても歩道除雪機の購入を進めること、それから、市町村の歩道除雪機購入についての補助制度の拡充を図ること、さらには、取り扱い要員の育成を系統的に図ること等のお尋ねでございます。
 県管理道路の歩道除雪につきましては、道路除雪基本計画におきまして、住民協力を原則としておりますが、人家連檐区域を除く通学路等の除雪は県が実施することとしております。県の歩道除雪機の購入につきましては、平成13年度の除雪機械配置計画の見直しの中で検討してまいりたいと考えております。
 市町村の歩道除雪機の購入につきましては、国庫補助制度、これは補助率3分の2の制度があるわけでございますが、この制度を活用することといたしまして、採択条件となっている「雪みち計画」を策定するよう市町村を指導していきたいと考えております。また、歩道除雪機は操作が比較的容易でありますが、取り扱い要員の育成については、市町村とも協議してまいりたいと考えております。
 次に、学校周辺の歩道除雪につきましては、特に、明確な計画と体制が必要ではないかというお尋ねでございます。
 学校周辺や通学路の歩道除雪については、児童等の交通弱者の安全な通行確保をする上で、特に的確な対応が必要であると考えております。このためには、除雪に対する地域コミュニティーを構築すると同時に、道路管理者である市町村及び県がきめ細かな支援をすることが肝要だと思っております。そこで、市町村に対しまして、「雪みち計画」の策定を指導し、その中で、地域住民、PTA、市町村、県の役割を明確にした歩道除雪体制を確立していく考えでございます。今後とも、県としても積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 ・・・・・




●2006年3月福井県議会一般質問

佐藤質問・・・・平成18年豪雪への対応についてお尋ねします。
 私自身、被災地を調査し、福井市、勝山市、大野市の市会議員とともに、1月23日に総務省、国土交通省、厚生労働省、内閣府など政府各省に対策と支援の強化を求めてまいりました。この交渉の中で、災害救助法の積極的な活用をとの指摘を何度も受けました。これは知事の判断事項であります。厚生労働省では、県に何度も連絡しましたよと言われましたし、内閣府では、高齢者世帯や空き家、空き工場などへの除雪支援の要望に対して、災害救助法を積極的に活用していただきたいと回答を受けました。

 1月8日、9日に勝山市、大野市を調査した際に、災害救助法の活用要請をとの私の提言に対して、勝山市は災害救助法の適用の方が支援を引き出しやすいのなら考えたいと答え、大野市はよく検討していないとの回答でした。1月11日には県に対して要望いたしましたが、県は準備は整っているとの回答でありました。現地が災害対応で手いっぱいであったことと、国から直接指示を受けていたのは県であり、その判断は県知事の権限であることを考えれば、事務連絡の文書で市や町に判断を投げかけたまま、災害救助法の適用をちゅうちょした県の責任は重いものがあります。なぜ、使える手だてはすべて使って県民被害を救済するという立場で行動しなかったのですか、知事の明確な答弁を求めます。

 また、56豪雪のときに課題とならなかった高齢者世帯や空き家、空き工場などの除雪、排雪対策などの新しい課題に対して、市町任せというのは極めて無責任であります。その地域が住み続けられる地域としてあり続けること。また、地域の安全を確保するためにも、県としての財政措置を含む支援スキームが必要であります。
 そこでお尋ねします。第2回福井県雪害予防対策協議会資料にあります市町が行う高齢者など要援護者宅の雪おろし助成金の拡充、地域ぐるみ雪おろし支援事業の見直しとか、空き家、空き工場の屋根雪おろしに関する制度の新設に対して、県としての支援のお考えをお尋ねします ・・・



   西川知事の答弁・・・・・・

    災害対策の中で、今回の雪害、大雪につきまして、災害救助法、いろいろな法律や制度を最大限適用すべきではなかったかということでありますが、今回の大雪への災害救助法など制度の適用や運用につきましては、市町村に対し、あらかじめ通知、説明するとともに、市町村で屋根の雪おろしの全体的な対応状況や積雪状況を踏まえながら、市町村長の考えなどを踏まえながら、十分連絡をとり合って、こうした問題を判断する性格のものだと思っております。
 こうした中で、1月上旬の時点では、市町村においては、各地域で市町村の補助事業を活用しながら、地域ぐるみで助け合い、高齢者世帯等の屋根の雪おろしを行っており、現在は対応できているけれども、さらに、もし次の大雪の波が来た場合にはこうした法律の適用も考えなければならないという意向であったと伺っております。しかし、その後、大きな降雪がなかったため、こうした法令の適用をするには至らなかったところでございまして、今後とも地域と十分連携しながら、災害対策に努めてまいりたいと考えております。 ・・・・・・