物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

原点回帰 ~大手前病院にて~

2008年10月17日 | Weblog
 仕事帰りに同じ職場のNちゃんが入院している大手前病院へお見舞いに行った。少し話もできたが、ずいぶん元気そうで一安心。今週末には退院できるかも、ということで、その後しばらく自宅療養して職場復帰の予定。Nちゃん、無理せずゆっくり休んで下さい。
 大手前病院は10歳の時、私が腎炎で2ヶ月あまり入院してた病院。退院後もしばらくは定期的に通っていたが、治ってからは行ったことがない。今回は本当に久しぶりに病院の中へ入るということで、ある種懐かしい気持ちもあり、結構ドキドキしていた。エントランスに入ると、記憶しているイメージと違う。そうか、建て替えしてるんやな。私が入院してた当時も決して新しい施設ではなく、それから30年程度経っているわけで、新築(改築?)は当然かも。偶然だが、一緒にお見舞いに行ったMさんが営業所属時代にガス空調の営業をして採用いただいているとのこと。
 エントランスからNちゃんの病室、最上階の談話コーナーと歩きながら、その頃のことを思い出す。入院およびその後の療養生活が今の自分の原点だと言っても過言ではない。10歳の子供にはあまりにも退屈な病院生活のため、母親はせっせと本を買い与えてくれ、それがきっかけで読書好きになる(先日載せていた湯川秀樹伝も病室で読んだ)。もちろん運動禁止とされ、それまで入っていたソフトボールチームやカブスカウトも辞め、勉強中心の生活パターンになる(そこで自分が結構勉強ができることに気付いた)。わがまま放題のボンボンが、しっかりとした子供になる(自分で言うなあ~)。完全にそこでキャラが変わったな。
 ここ数日今の仕事関係で、あらためて『仕事で一皮むける』(金井壽宏著)を読んでいるが、自分の人生で「一皮むけた」のはまさにこの大手前病院での入院生活である。嗚呼、懐かしかったあ~。
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