物部の森

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日記風に書いてます。

【書籍】大阪の教科書

2009年05月19日 | Weblog
 『大阪の教科書』(橋爪紳也監修、創元社)を読む。

 来る6月21日(日)に第一回が開催される「なにわなんでも大阪検定」の公式テキスト。監修は大阪府立大学の橋爪紳也教授。
 1限目「国語」から5限目「生活」、最後「遠足」と、まさに教科書仕立てなタイトルが付いており、わがふるさと大阪について、基本的な事柄から結構マニアックなレベルまで“学習”できる。
 テーマごとに全20名以上の執筆者がいるのだが、『大阪経済の相対的地位』について書かれているのは、わが恩師宮本又郎先生。大阪経済の地盤沈下について「人口統計」「工業統計」「商業統計」「貿易統計」などを用いて解説している。読みながら学生時代の授業に引き戻されるような錯覚にとらわれる。他の著者は一般人向けに比較的読みやすく書いているのだが、ここだけはアカデミックな文章が並ぶ。
 さすが宮又先生、容赦ナシである。
コメント
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