『日本の200年(上・下巻)』(アンドルー・ゴードン著・森谷文昭訳、みすず書房)を読む。
学校教育で現代史は習わなかった。その証拠に、高校時代に使っていた教科書『詳説日本史』(山川出版社)をまだ残しているが、アンダーラインが引いてあったり、学習の痕跡が残っているのは、第二次世界大戦敗北のくだりまでである。
本書は上下巻合わせて700ページもの大著だが、前近代(徳川時代)~現代までの約200年間の日本史の流れがよく理解できる。特に現代史(連合国軍占領以降の出来事)については、体系立てて学習したことがないので、恥ずかしながら「そうだったのか」と改めて知るようなことが多い。著者はハーバード大学歴史学教授。一部の「歴史修正主義者(リビジョニスト・ヒストリアンズ)」の主張には「視野の狭い国家主義歴史観である」と批判的だが、概ね客観的な“立ち位置”で書かれている。
学校教育で現代史は習わなかった。その証拠に、高校時代に使っていた教科書『詳説日本史』(山川出版社)をまだ残しているが、アンダーラインが引いてあったり、学習の痕跡が残っているのは、第二次世界大戦敗北のくだりまでである。
本書は上下巻合わせて700ページもの大著だが、前近代(徳川時代)~現代までの約200年間の日本史の流れがよく理解できる。特に現代史(連合国軍占領以降の出来事)については、体系立てて学習したことがないので、恥ずかしながら「そうだったのか」と改めて知るようなことが多い。著者はハーバード大学歴史学教授。一部の「歴史修正主義者(リビジョニスト・ヒストリアンズ)」の主張には「視野の狭い国家主義歴史観である」と批判的だが、概ね客観的な“立ち位置”で書かれている。