『会議で事件を起こせ』(山田豊著、新潮社)を読む。
「会議を少しでも改善するためのノウハウ」がコンサルタント目線で書かれている。目下、ワークスタイルをいかに変革していくかに取り組んでおり、関連の書籍や他社事例を調べたりしているのだが、筆者が勤務する会社に知り合いがおり、その人から「参考になれば」ということでプレゼントしてもらった。
印象深かったのは2点。
1つは、「インプット削減」ではなく「アウトプット増大」の視点で考えろということ。「無駄な会議を減らす」、「会議時間を短くする」、「出席者を絞る」といった会議への投入工数を減らす「インプット削減型」の解決策ではなく、「いかに良いアイディアを出すか」、「よりスピーディに意思決定する」、「議題の処理だけでなく参加者のモチベーションを上げる」という具合に、会議という場をより価値の高いものを生み出す場にしていこうという姿勢で取り組まなければならない。
もう1つは、「会議進行のための“小技”をたくさん持つ」ということ。例えば、
・(相手の発言を受けての)接続語のレパートリーを増やしておく
・納得してなさそうな人には『意見』よりも今の『気持ち』を聞いてみる
・会議時間の四分の三が過ぎたところで経過時間をアナウンスし収束へ向かわせる
といったテクニック(小技)を身に付けておくべきなのである。
なるほど、「ファシリテーションを身に付けなければ!」などと大上段に構える必要はないのだ。上記のようなポケットノウハウを会議に挟み込んでいくだけでも、相当スキルは改善されるのだろう。
パラパラと読みながらも、わりとヒントになりそうなことが得られる本である。
「会議を少しでも改善するためのノウハウ」がコンサルタント目線で書かれている。目下、ワークスタイルをいかに変革していくかに取り組んでおり、関連の書籍や他社事例を調べたりしているのだが、筆者が勤務する会社に知り合いがおり、その人から「参考になれば」ということでプレゼントしてもらった。
印象深かったのは2点。
1つは、「インプット削減」ではなく「アウトプット増大」の視点で考えろということ。「無駄な会議を減らす」、「会議時間を短くする」、「出席者を絞る」といった会議への投入工数を減らす「インプット削減型」の解決策ではなく、「いかに良いアイディアを出すか」、「よりスピーディに意思決定する」、「議題の処理だけでなく参加者のモチベーションを上げる」という具合に、会議という場をより価値の高いものを生み出す場にしていこうという姿勢で取り組まなければならない。
もう1つは、「会議進行のための“小技”をたくさん持つ」ということ。例えば、
・(相手の発言を受けての)接続語のレパートリーを増やしておく
・納得してなさそうな人には『意見』よりも今の『気持ち』を聞いてみる
・会議時間の四分の三が過ぎたところで経過時間をアナウンスし収束へ向かわせる
といったテクニック(小技)を身に付けておくべきなのである。
なるほど、「ファシリテーションを身に付けなければ!」などと大上段に構える必要はないのだ。上記のようなポケットノウハウを会議に挟み込んでいくだけでも、相当スキルは改善されるのだろう。
パラパラと読みながらも、わりとヒントになりそうなことが得られる本である。