18日(月)の日経新聞に2010年春入社の採用選考に関する記事が掲載されていた。4月はじめから選考を本格化した大手企業のほとんどで事実上の内定にあたる内々定が出ている。学生の内定確保は40%台、これから就職活動後半戦へ突入である。
少し最近の学生についての所感を・・・。
仕事がら学生と接する機会は結構あるが、「学生時代何に力を入れてきたか?」という問いかけに対して「アルバイトです」と答える人が多いなと感じる。
われわれが学生の頃は景気もバブっていて、それこそ時給2000~3000円レベルの家庭教師や塾講師といった割りの良いバイトに4年間困ることなく、手っ取り早く遊びや自己啓発の資金を稼ぐことがでた。しかしながら今の子たちは、なかなかそういう機会に恵まれることがなく、時給800円程度で外食やサービス関係の仕事に長時間従事してしまっているケースが多い。
もちろんアルバイトを完全否定しているわけではない。社会の入口を覗き見るのに非常に良い機会だし、自分で授業資金を稼がなければならないという事情の人も少なからずいるだろう。ただ雇用サイドは、学生には安価なバイト代で長時間働いてもらいたいし、学生側もまとまったお金を稼ごうと思うと、それこそ学校が終わってから深夜まで、とか、休みの日に決まった予定がなければずっとバイト、とかいうパターンに陥ってしまいがちである。それは学生時代の貴重な時間の「切り売り」になってしまうのではないかと懸念する。
幸いにも親御さんに金銭的に余裕があるのであれば、それこそ「社会人なってから返す」という条件でお金を借りてでも、手っ取り早く資金をこしらえて、学生時代にできること(学業、クラブ、サークル、旅行、読書、留学等々)を4年間(ないし6年間)一生懸命やる、そういうやり方も有益なのではと考えるわけである。
企業でも同じ。事業活動をするのに、自己資金をシコシコと稼いでいたら機を逃してしまう。可能であれば融資を受けて早く始め、後で借入金を返済すればいいわけだから。
要は「時間」という限られたリソースをどのように優先順位を付けて振り分けていくかだ。「金>時間」というロジックで学生生活を組み立ててしまわないことが肝要である。
少し最近の学生についての所感を・・・。
仕事がら学生と接する機会は結構あるが、「学生時代何に力を入れてきたか?」という問いかけに対して「アルバイトです」と答える人が多いなと感じる。
われわれが学生の頃は景気もバブっていて、それこそ時給2000~3000円レベルの家庭教師や塾講師といった割りの良いバイトに4年間困ることなく、手っ取り早く遊びや自己啓発の資金を稼ぐことがでた。しかしながら今の子たちは、なかなかそういう機会に恵まれることがなく、時給800円程度で外食やサービス関係の仕事に長時間従事してしまっているケースが多い。
もちろんアルバイトを完全否定しているわけではない。社会の入口を覗き見るのに非常に良い機会だし、自分で授業資金を稼がなければならないという事情の人も少なからずいるだろう。ただ雇用サイドは、学生には安価なバイト代で長時間働いてもらいたいし、学生側もまとまったお金を稼ごうと思うと、それこそ学校が終わってから深夜まで、とか、休みの日に決まった予定がなければずっとバイト、とかいうパターンに陥ってしまいがちである。それは学生時代の貴重な時間の「切り売り」になってしまうのではないかと懸念する。
幸いにも親御さんに金銭的に余裕があるのであれば、それこそ「社会人なってから返す」という条件でお金を借りてでも、手っ取り早く資金をこしらえて、学生時代にできること(学業、クラブ、サークル、旅行、読書、留学等々)を4年間(ないし6年間)一生懸命やる、そういうやり方も有益なのではと考えるわけである。
企業でも同じ。事業活動をするのに、自己資金をシコシコと稼いでいたら機を逃してしまう。可能であれば融資を受けて早く始め、後で借入金を返済すればいいわけだから。
要は「時間」という限られたリソースをどのように優先順位を付けて振り分けていくかだ。「金>時間」というロジックで学生生活を組み立ててしまわないことが肝要である。