『キャリア・サバイバル』(エドガーH・シャイン著、金井壽宏訳、白桃書房)を読む。
・職務に就いている人が、変化していく役割を見直し、環境変化に適応していけるようにする手順
・経営幹部と管理者が、組織における自分たちの役割がどのように変わっていくのかきちんと把握して、将来その職務に就く人にその変化をきちんと伝えるのに役立つ手順
が提示されている。その「職務と役割の戦略的プランニング」がサブタイトルとなっている。
6つのステップからなり、具体的なエクササイズも挿入されている。
1.現在の職務と役割を棚卸しする
2.環境の変化を識別する
3.環境の変化が利害関係者の期待に与える影響を評価する
4.職務と役割に対する影響を確認する
5.職務要件を見直す
6.職務と役割の戦略的プランニング・エクササイズの輪を広げる
よくできた組み立てである。特に、ステップ2から4へ一足飛びに思考を移すのではなく、いったん3を経るところがミソだと思う。「環境の変化が自身の役割にどう影響を与えるか」ではなく、「環境の変化が“ステイクホルダーの期待に”どう影響与えるか、そしてその期待に応えるべく自身の役割がどう変化するか」というロジック。これをもとに、次年度施策の教育プログラムを組み立てていきたい。
難をいえば、米国経営学者が書いた原著を和訳しているので、言葉がダイレクトに響きにくい部分がある。ここをもう少し咀嚼できればと思う(そこはもちろん読み手の読解力によるものだが)。
・職務に就いている人が、変化していく役割を見直し、環境変化に適応していけるようにする手順
・経営幹部と管理者が、組織における自分たちの役割がどのように変わっていくのかきちんと把握して、将来その職務に就く人にその変化をきちんと伝えるのに役立つ手順
が提示されている。その「職務と役割の戦略的プランニング」がサブタイトルとなっている。
6つのステップからなり、具体的なエクササイズも挿入されている。
1.現在の職務と役割を棚卸しする
2.環境の変化を識別する
3.環境の変化が利害関係者の期待に与える影響を評価する
4.職務と役割に対する影響を確認する
5.職務要件を見直す
6.職務と役割の戦略的プランニング・エクササイズの輪を広げる
よくできた組み立てである。特に、ステップ2から4へ一足飛びに思考を移すのではなく、いったん3を経るところがミソだと思う。「環境の変化が自身の役割にどう影響を与えるか」ではなく、「環境の変化が“ステイクホルダーの期待に”どう影響与えるか、そしてその期待に応えるべく自身の役割がどう変化するか」というロジック。これをもとに、次年度施策の教育プログラムを組み立てていきたい。
難をいえば、米国経営学者が書いた原著を和訳しているので、言葉がダイレクトに響きにくい部分がある。ここをもう少し咀嚼できればと思う(そこはもちろん読み手の読解力によるものだが)。