先輩管理職のSさんから一枚のペーパーをもらう。最近『ジャンボ機長の状況判断』(坂井優基著、PHP新書)という本を読んだそうだ。サブタイトルに「失敗しない決断と行動」とある。筆者はジャンボジェットの機長。絶対に失敗のできない飛行機の操縦に関する知恵を、どのように仕事に活かしていくかが書いてある。そのペーパーは、本書からレジュメをメモでまとめたものとのこと。情報の共有化や決断や状況判断するときのポイントなどが主に管理職目線で列記してある。その中の一つに目がとまる。
「二人で二人分の仕事をする」。
本書を読んでないので、前後の文脈は分からないが、私なりに解釈すると、自分一人分の仕事にとどまらず、各人が業容を拡大しながら、守備範囲を広げていく、といったとこだろうか。
個人の能力向上のために、また組織としての基盤をより強固なものにする、あるいはリスクヘッジのために、「多能化」や「マルチタスク」といったフレーズが使われるが、なかなか具体的なイメージがしにくい。それが「二人で二人分の仕事をする」と言えば理解しやすいし、メンバーにも指示しやすい。なかなか腑に落ちてくるフレーズである。
「二人で二人分の仕事をする」。
本書を読んでないので、前後の文脈は分からないが、私なりに解釈すると、自分一人分の仕事にとどまらず、各人が業容を拡大しながら、守備範囲を広げていく、といったとこだろうか。
個人の能力向上のために、また組織としての基盤をより強固なものにする、あるいはリスクヘッジのために、「多能化」や「マルチタスク」といったフレーズが使われるが、なかなか具体的なイメージがしにくい。それが「二人で二人分の仕事をする」と言えば理解しやすいし、メンバーにも指示しやすい。なかなか腑に落ちてくるフレーズである。