物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

【書籍】明日の広告

2010年07月20日 | Weblog
 『明日の広告』(佐藤尚之著、アスキー新書)を読む。

 転勤した上司から「もういらないから」とダンボール箱に入れられ捨てられかけていた蔵書を物色しながら、何冊か面白そうなものを拾っていったその中の一冊。
 筆者は「大手広告代理店勤務」とあるがおそらくD社だろう。大手広告代理店マンやマーケッターによくありがちな、ハッタリ臭さがなく、良心的に書かれているが、内容は少し平易である。言いたいことは「広告やマーケティングは常に顧客本位であれ」ということ。サブタイトルに「変化した消費者とコミュニケーションする方法」とあるがまさにその通り。ザッツ・オール。
 理論理屈だけでは具体的でないという配慮からか、単行本の中のインパクト創出のためか、実例として、一章まるまる割いて、「スラムダンク1億冊販売のキャンペーン」のことを書いていたが、ここのくだりは唯一面白かった。
 筆者はいわゆるアルファ・ブロガーだが、この人の場合、単行本よりブログの方がはるかに優れている。私にとって佐藤氏のブログはおそらく世の中で一番興味深い。
コメント
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