『明日の広告』(佐藤尚之著、アスキー新書)を読む。
転勤した上司から「もういらないから」とダンボール箱に入れられ捨てられかけていた蔵書を物色しながら、何冊か面白そうなものを拾っていったその中の一冊。
筆者は「大手広告代理店勤務」とあるがおそらくD社だろう。大手広告代理店マンやマーケッターによくありがちな、ハッタリ臭さがなく、良心的に書かれているが、内容は少し平易である。言いたいことは「広告やマーケティングは常に顧客本位であれ」ということ。サブタイトルに「変化した消費者とコミュニケーションする方法」とあるがまさにその通り。ザッツ・オール。
理論理屈だけでは具体的でないという配慮からか、単行本の中のインパクト創出のためか、実例として、一章まるまる割いて、「スラムダンク1億冊販売のキャンペーン」のことを書いていたが、ここのくだりは唯一面白かった。
筆者はいわゆるアルファ・ブロガーだが、この人の場合、単行本よりブログの方がはるかに優れている。私にとって佐藤氏のブログはおそらく世の中で一番興味深い。
転勤した上司から「もういらないから」とダンボール箱に入れられ捨てられかけていた蔵書を物色しながら、何冊か面白そうなものを拾っていったその中の一冊。
筆者は「大手広告代理店勤務」とあるがおそらくD社だろう。大手広告代理店マンやマーケッターによくありがちな、ハッタリ臭さがなく、良心的に書かれているが、内容は少し平易である。言いたいことは「広告やマーケティングは常に顧客本位であれ」ということ。サブタイトルに「変化した消費者とコミュニケーションする方法」とあるがまさにその通り。ザッツ・オール。
理論理屈だけでは具体的でないという配慮からか、単行本の中のインパクト創出のためか、実例として、一章まるまる割いて、「スラムダンク1億冊販売のキャンペーン」のことを書いていたが、ここのくだりは唯一面白かった。
筆者はいわゆるアルファ・ブロガーだが、この人の場合、単行本よりブログの方がはるかに優れている。私にとって佐藤氏のブログはおそらく世の中で一番興味深い。