「文明の生態史観」などの独創的な著作で知られ、日本の民族学・文化人類学研究をリードしてきた国立民族学博物館(民博)顧問で初代館長の梅棹忠夫(うめさお・ただお)さんが3日、老衰のため亡くなった。90歳。
氏の著書では何といっても『知的生産の技術』である。1969年、つまり40年前に発刊され当時ベストセラーとなった。今でも知的生産や思考術の古典のような書籍である。先日のNBSでも「この本は早いうちに読んでおけ」と若手社員にアドバイスした。
私自身は、本書に触発された有識者による「知的生産の技術研究会」が著した『わたしの知的生産の技術』がさらに分かりやすくて良いと思う。多彩な分野のそれぞれの第一人者たちの多種多様な知的生産技術のエッセンスが体系化されている。よりよく考えて生きたい、仕事をしたい人たちには多くの示唆を与える書である。PART1とPART2の2冊があるが、残念ながら現在どちらも絶版。梅棹氏が亡くなられたことを受け、復刊されることを切に望む。
氏の著書では何といっても『知的生産の技術』である。1969年、つまり40年前に発刊され当時ベストセラーとなった。今でも知的生産や思考術の古典のような書籍である。先日のNBSでも「この本は早いうちに読んでおけ」と若手社員にアドバイスした。
私自身は、本書に触発された有識者による「知的生産の技術研究会」が著した『わたしの知的生産の技術』がさらに分かりやすくて良いと思う。多彩な分野のそれぞれの第一人者たちの多種多様な知的生産技術のエッセンスが体系化されている。よりよく考えて生きたい、仕事をしたい人たちには多くの示唆を与える書である。PART1とPART2の2冊があるが、残念ながら現在どちらも絶版。梅棹氏が亡くなられたことを受け、復刊されることを切に望む。