毎週木曜日は、家の前を夜鳴きそばが通る。時間は22:30頃。ピラリ~ラリ♪ピラリラリラ~♪チャルメラの音を聞くと、パブロフの犬のように息子たちのテンションが上がる。ずっと前に一度買って以来、うちの家の前を通るときは、しばらく屋台が止まって大将がチャルメラを吹き続けるのだ。買わなアカン、みたいな雰囲気になってくる。それでしょっちゅう買う。
屋台を引いているのは、初老の親父と若い女性の二人組。「父娘か?」と聞くとそうではなく、「夫婦か?」と聞くとそれも違う。じゃあ何なのだ?平野から来ており、曜日ごとに通るコースが違うらしい。木曜日はこのエリアを通る。塩ラーメンが500円、しょうゆラーメンが600円。器は少し小ぶりなサイズだが、夜食ニーズにはこれくらいが適度なのだろう。先日は兄弟で塩としょうゆを一つずつ頼む。息子たちが食べているのを少しずつもらう。味はごく普通。ただ家の前の屋台で買って、すぐ部屋で食べる、という感覚が子供たちにとって“イベント”なのだろう。
なければないで別に困らないが、いざなくなると寂しく感じる夜の下町の風物詩である。
屋台を引いているのは、初老の親父と若い女性の二人組。「父娘か?」と聞くとそうではなく、「夫婦か?」と聞くとそれも違う。じゃあ何なのだ?平野から来ており、曜日ごとに通るコースが違うらしい。木曜日はこのエリアを通る。塩ラーメンが500円、しょうゆラーメンが600円。器は少し小ぶりなサイズだが、夜食ニーズにはこれくらいが適度なのだろう。先日は兄弟で塩としょうゆを一つずつ頼む。息子たちが食べているのを少しずつもらう。味はごく普通。ただ家の前の屋台で買って、すぐ部屋で食べる、という感覚が子供たちにとって“イベント”なのだろう。
なければないで別に困らないが、いざなくなると寂しく感じる夜の下町の風物詩である。