スティングのニューアルバム。ポリス時代やソロ活動で発表した自身の楽曲を、名門ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とのコラボでクラシックアレンジしている。タイトルの『Symphonicities』はポリス時代のラストアルバム、ロック史に残る金字塔「Synchronicity」(シンクロニシティ、同時生起)と「Symphony」(交響曲)を掛けているのだろう。ジャケットも赤、青、黄と色の三原色を使っているところも微妙にシンクロニシティとシンクロしている。
中身は当然ベスト版のような選曲になる(「Roxanne」のアレンジが一番格好良かった)。こういう企画物を聴いても、コンポーザー兼アレンジャーとしてのスティングの才能は十分に感じられるが、私にとっての評価は、残念ながら彼の“余技”としての領域を出ない。
中身は当然ベスト版のような選曲になる(「Roxanne」のアレンジが一番格好良かった)。こういう企画物を聴いても、コンポーザー兼アレンジャーとしてのスティングの才能は十分に感じられるが、私にとっての評価は、残念ながら彼の“余技”としての領域を出ない。