物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

VS CHINA

2010年09月26日 | Weblog
 中国政府からの即時釈放要求(温家宝も国連総会出席先のニューヨークで主張)、閣僚級以上の交流停止、訪日観光自粛、レアメタル輸出禁止、フジタ社員の逮捕・拘留・・・。
 たかが田舎の猟師のオッサンの逮捕からここまで事態を大きくし、国をあげて喧嘩を売ってくる。
 釈放後は、外交的勝利報道、船長の英雄化。日本政府はこれで中国は軟化し事態は収束に向かうだろうと、歯がゆいながら思っていたはず。ところが、強硬姿勢はまだまだ続き、こちらの“落としどころ”をはるかに越えて、なんと謝罪と賠償を要求。そうして中国国民の間で、あらためて尖閣諸島は自分たちの領土であるような世論形成が成されている。
 狡猾な外交というのはこういうものなのだと、腹が立つのと同時に、妙に感心させられる。一方日本政府は、「双方冷静に、大局的な観点に立って行動することが必要」との管発言に代表されるような弱腰対応。政府や検察庁の今回の判断に対する野党や国民の批判や憤りが渦巻く。内向的で外交下手。
 インド、ベトナム、フィリピン、マレーシア、台湾、ブルネイなどと国境紛争や領有権争いをしている向こうは喧嘩のオプションを色々と持っている。一方我々は北方領土や竹島問題を通じて何ら経験値が上がっていない。
 一連の報道で最も情けなかったのは、鳩山の「自分なら温家宝とホットラインを通じて直接話し合えた」との発言。政府側でかつ前任者がそんなこと言ってはおしまいだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする