物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

地震発生から一週間

2011年03月19日 | Weblog
 この一週間は精神的にいやな疲れ方をずっとしていた。
 週明けから地震対応の会議や打ち合わせが断続的に入る。仙台へ復旧応援に向かうメンバーも、待機しておいてもらわなければならない。原発の問題で東北までの経路をどうするかなど、これまでの復旧応援では経験してなかった事態も発生する。
 次年度へ向けての決起大会やイベント、研修の類は中止。4月で異動する人たちの歓送迎会もいったんは延期となる。
 東北・関東で起こっていることと、今の自分の仕事との、あまりにも大きな落差に、バランス感覚を失いそうになりながら、足元の業務もしっかりやっていかなければならない。そして、この機に乗じてネガティブキャンペーンをするなどはもってのほか、正々堂々と営業していきたい。
 仕事でお世話になった東京電力の知人もいる。お互い職場は変わったが、節目節目ではメールで挨拶させてもらっている。「こんなときに連絡するのはあまり良いことではないのでは?」と思っていたが、静岡東で震度6強があったとき、彼の今の営業所も相当揺れたエリアにあり、翌朝お見舞いのメールを入れた。同社の命懸けの原発対応に対するエールも添えて。「(私のメールに)涙が出た」と返信してくれた。そして「今回の事態は我社に対する宿命と受け止め、今は自分の仕事を一生懸命するだけ」だと。
 海外の友人からもお見舞いのメールが来る。ドイツのEnnoは、「日本に疲れたらハノーヴァーへ来い。家族で歓迎するよ」と書いてくれている。ありがたい。本当にありがたい。ただどんなことがあっても祖国を離れるという選択肢は自分にはない。
 夜の予定がことごとく中止になったので、色々と考える時間はある。「次の世の中」はどうなっていくのか、それに合わせて自分はどう生きていくのか…。
 いや、まだそんなことを考えてるタイミングではない。ほんの微力かつ間接的ながら復旧応援に携われているのだ。まずはここを一生懸命に。
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