『論語』(加地伸行著、角川ソフィア文庫)を読む。
日本や中国の古典を初心者向けに分かりやすく解説している、角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシックスというシリーズ。
『論語』原文は全20篇から成り立っているが、本書はすべてを掲載しているのではない。一部は「孔子の生涯」として孔子の人生に時系列的に合わせながら、本文を解説。二部は「論語のことば」として、原文から選出したものを、「家族」「友情」「学問」といったテーマ別に9章に分けて、上段に書き下し文、下段に漢文、そのあとに現代語訳と注を置く。
漢文を読むのは大変だから、書き下し文と現代語訳を中心に読む。もちろんそれで十分理解できる。また、舞台となっている中国古代の歴史や背景についても補足してくれているので分かりやすい。
筆者は本書と同時に『論語全訳注』(講談社学術文庫)も刊行しているので、次はそちらを読むつもり。
日本や中国の古典を初心者向けに分かりやすく解説している、角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシックスというシリーズ。
『論語』原文は全20篇から成り立っているが、本書はすべてを掲載しているのではない。一部は「孔子の生涯」として孔子の人生に時系列的に合わせながら、本文を解説。二部は「論語のことば」として、原文から選出したものを、「家族」「友情」「学問」といったテーマ別に9章に分けて、上段に書き下し文、下段に漢文、そのあとに現代語訳と注を置く。
漢文を読むのは大変だから、書き下し文と現代語訳を中心に読む。もちろんそれで十分理解できる。また、舞台となっている中国古代の歴史や背景についても補足してくれているので分かりやすい。
筆者は本書と同時に『論語全訳注』(講談社学術文庫)も刊行しているので、次はそちらを読むつもり。