修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

スハマソウ咲く塩ヶ森(525m)を歩く

2018-03-21 09:25:26 | 散歩道

    時期的に少し遅きに失したかと危惧しながら塩ヶ森のスハマソウ生育地を訪ねました。塩ヶ森は愛媛県東温市の川内地区にある標高525mの里山です。運良くスハマソウはまだ満開の状況で、枯葉が積もった山の斜面で昨年よりも株数を増やして様々な色合いで咲いていてくれました。山頂部は園地となっており、そこもひと歩きして咲き始めた春の花々をも楽しみました。〔3月18日(日)〕

↓ ドライブウェイ脇の斜面に群落をなして満開状態のスハマソウです。

 ↓ 可憐に咲くスハマソウ(キンポウゲ科)です。葉は常緑で先端が三つに破裂しミスミソウの葉に似ていますが、裂片の先端が丸くなっているのがスハマソウの特徴です。

 ↓ 青みがかった花が集合していました。花弁のように見えるのは実は萼片で、その内側に多数の雄しべ、雌しべが見えます。

↓ 赤紫色を帯びた花と白色の花の集合体です。太平洋岸に生育するスハマソウは白色が多く、日本海側はさまざまな花色が見られると言われています。

 ↓ 完全にピンク色のスハマソウです。その他にもここには青味がかったもの、赤紫色がかったものなど多様な色合いの花が見られ、日本海側の特徴をもっているようです。

 ↓ こちらは純白色のスハマソウです。

 ↓ こうした崖状の斜面に群落をなして咲いています。

↓ スハマソウ育成地近くの展望台から松山平野、東温市街地の大眺望が望めました。

↓ 山頂直下の駐車場近くから見上げた山頂部です。山頂部にはTV放送用などのアンテナが林立しています。

↓ 山頂直下の斜面の園地には様々な花木が植えられています。ピンク色のヤブツバキもそのひとつです。


↓ 咲き始めたコブシの花。遥か高みに皿ヶ嶺(1,278m)の山頂部が望めます。


↓ 園地の陽だまりに沢山咲いていたのはタチツボスミレのようです。


↓ こちらは濃紫色のスミレです。


↓ 一株だけ見付けたのは早咲きのミツバツチグリ(バラ科)でしょうか。

 ↓ 塩ヶ森山頂に建つ二等三角点です。

↓ 眼下には山々に囲まれた井内の集落が俯瞰出来ました。後背は東温アルプスの尾根です。

↓ 遥か望むはすっかり雪解けが進んだ石鎚山塊です。石鎚山々頂は残念ながら雲の中でした。


ひと足早く咲く陽光桜、染井吉野も開花!

2018-03-20 08:39:58 | 散歩道

  今日、滞在在中の愛媛・松山に広島よりひと足早く待望の桜の開花宣言が出ました。平年より6日早いとのことです。一週間もすれば見頃となります。当地では染井吉野に先立って咲く陽光もよく見掛けます。そろそろ満開を迎える頃と期待していましたが、こちらは開花がちょっと遅くなったようでまだ5分咲き程度です。早く満開になって、本番の染井吉野への期待を大いに高めて欲しいものです。〔319()

↓ 雨の中、咲き進む陽光桜です。

 ↓ 前日は蕾が多かった枝ですが、ここまで咲いています。暖かい雨の中開花のスピードは相当に早いものです。

 ↓ たっぷり雨を含んだ枝です。陽光の下でなら、濃いピンク色に輝くはずです。

↓ 前日に別の場所で撮ったものです。これ一本だけがたわわに花を付けていました。

 ↓ 菜の花と陽光のコラボレーションも良いもです!

 ↓ こちらは背の高い並木を形成する陽光です。曇天下で写真ではなかなか色が出ないのが残念です。

↓ 染井吉野に比べてピンク色が濃い花です。松山の元教師高岡正明氏が、里桜の天城吉野と沖縄の寒緋桜を交配して作ったものです。

↓ 只今,5分咲きといったところでしょか!?

↓ 菜の花が盛りの頃に満開を迎える陽光ですが、今年は少し花期が遅いようです。

 ↓ 今日開花宣言が出た染井吉野ですが、散策コース沿いの樹にも開いた花を見付けました。

↓ 雨に濡れながらも見事に咲いた2輪です。


↓ 枝全体がピンク色を帯びてきた染井吉野です。あと1週間程後には満開の花園となります!
 


見奈良の菜の花畑

2018-03-19 09:22:42 | 散歩道

  朝広島を発ちしまなみ海道を通って愛媛へと渡りました。午後に東温市見奈良のレスパスシティでの買物の間にその裏手にある菜の花畑に寄ってみました。春のこの時期恒例の「見奈良の菜の花まつり」(3月10日~4月15日)が開催されており、ちょうど満開の菜の花が迎えてくれました。〔3月17日(土)〕

 ↓ 満開の黄色い絨毯の広がる「菜の花まつり」の会場です。レスパスシティの坊ちゃん劇場の裏手に畑が広がっています。

 ↓ 1万5000平方メートル(約4,500坪)の葉の花畑に、約200万本の菜の花が咲いています。

 ↓ 週末とあって大勢の観光客が広いお花畑を回遊しておられました。

↓ 家族揃ってのお花見のようです!

 ↓ 二人だけでの鑑賞も良いかも知れません!!

 ↓ 昨年は「にっぽん縦断こころ旅」の火野正平さんもここを訪ねていましたね!

 ↓ お花畑の後背には皿ヶ嶺(1,278m)が壁のように聳えます。


↓ 麦畑との黄と緑のパッチワークも良い感じです。

 ↓ レスパスシティの坊ちゃん劇場前に貼りだされた花まつりの案内板です。


散歩道に咲く花々

2018-03-18 09:49:40 | 散歩道

 3月15日に四国・高知で桜の開花宣言!いよいよ春本番近しの感がします。わが広島の高陽の里の散歩道にも続々と春の花々が咲き始めています。ソメイヨシノの開花を待ち遠しく感じます。〔3月16日(金)〕

↓ ミツマタ(ジンチョウゲ科) つい先日まで固い蕾でしたが、いつの間に開花しています。

↓ レンギョウ(モクセイ科) 春の花畑にアクセントをつけてくれる貴重な花です 

↓ 彼岸桜(バラ科) この桜が満開になっても、ソメイヨシノの開花までまだ暫く待たねばなりませんね!

↓ ヒイラギナンテン(メギ科) 玄関先をこの花で飾る家が随分と多くなってきました

↓ ハクモクレン(モクレン科) 開花が進むに従って存在感が増す花です。

↓ ビワ(バラ科) 冬場に咲く珍しい花ですので、もう花期が終わってしまったのでしょうか!? 

↓ ホトケノザ(シソ科) 至る所にある花ですが、とても愛らしい花です!


続・古川の緑道を歩く

2018-03-17 09:05:59 | 散歩道

 今年2月1日のレポート「古川の緑道を歩く」の続編として、前回散策を打ち切った七軒屋橋から先を水源の高瀬堰まで歩いてきました。古川沿いの緑地はよく整備されており、今にも雨が降り出しそうな空模様でしたが気持良く歩くことが出来ました。ここは一級の散歩道と言えます。〔3月15日(木)〕

↓ 七軒屋橋の直ぐ下流部のせせらぎ沿いの並木です。土手の芝が緑色に変わり春の訪れを告げています。

↓ 国道54線の下を潜って古川を上流方向に遡って行くと、大型商業施設群の裏手を流れるようになります。

↓ 水量豊かな流れの淀みで水鳥達が群れていました。上流部の先には鬼ヶ城山(737m)を始めとする白木山塊の山並みが聳えます。

↓ 人にも怯えず泳ぐ水鳥たちでした。

↓ 岸辺の白梅は満開、川床の柳も芽吹いて随分と緑色が濃くなっていました。春の訪れです!

↓ 左岸沿いの八木第1公園の梅園の樹々も満開でした。

↓ 川岸に建てられた古川の流れを愛しくさせるような碑です。

↓ 片側に樹々が鬱蒼とし、河岸が高くなりちょっとした渓流のような様相となってきました。

↓ 流れを遡行して行き着いた先はコンクリートで固められた堰でした。

↓ 堰の上に回り込んでみると立派な貯水池がありました。ここが古川の水源で、水は直ぐ裏手の太田川高瀬堰から引水しているようでした。

↓ 堰の上から古川の源流部を俯瞰しました。

↓ 貯水池の裏手の高瀬堰の園地に建てられた「大禹謨」碑。昭和7年から40年に亘って敢行された太田川中流域の治水工事の完成を祝って建てられた碑です。この工事で古川の太田川からの締め切りがなされました。中国・黄河の水を治めた夏の王の偉大なはかりごとにあやかっての「大禹謨」とのこと。

↓ 水を満々と湛えた太田川の高瀬堰の川面です。

↓ 高瀬堰です。堰の前には高瀬大橋が掛けられています。