修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

アメジストセージとチェリーセージのコラボ

2020-10-26 07:21:55 | 散歩道

 今や日本の庭で一般的な存在となったアメジストセージとチェリーセージ、共にメキシコ原産のシソ科の花ですがその花が広島市植物公園の花壇で隣り合って咲いていました。いつも気になっている二つの花がコラボしている姿を見るのは楽しくもまた嬉しくもありました。そのコラボする姿が可憐に見えたのは私の贔屓目かも知れません。〔10月21日(水)〕

↓ 紫色のアメジストセージ(シソ科サルビア属)と紅色のチェリーセージ(シソ科アキギリ属)がコラボして咲いていました。

↓ チェリーセージにフォーカスしました。この花は初夏からずっと咲いている花期の長い花です。

↓ アメジストセージにフォーカスしました。稲が実る頃に咲き始めたこの花は如何にも秋の花といった感じです。

↓ 二つの花の隣に咲いていたのは黄色いサルビアのイエローマジェスティー(シソ科アキギリ属)。これもメキシコ原産のシソ科の花のようです。

↓ 近くに咲いていたランタナ(クマツヅラ科シチヘンゲ属)は日本でより一般化した中南米原産の花のようです。


広島市植物公園を訪ねる

2020-10-25 06:04:00 | 散歩道

 好天に誘われて秋深まる広島市植物公園を訪ねました。秋のグリーンフェアを開催中で園内は無料開放されており、平日ながらも多くの来場者がありました。大温室などの温室の展示を回避して、屋外の展示を見ながら園内を歩くことにしました。〔10月21日(水)〕

↓ 入口から大温室に向かうカスケード(大階段)は花がいっぱい!手前の植え込みはアルテルナンテラ(ヒユ科アルテルナンテラ属)のようです。

↓ 森のレストラン前のコスモス畑が満開でした。

↓ 満開のコスモス畑の上空には秋らしい空が広がり、この日は秋を満喫出来ました。

↓ 園内でもこのコスモス畑が小規模ながらも最も目立っており、老若男女が次から次にやって来ていました。

↓ ママもベビーも解放感に浸れました。

↓ バタフライガーデンのフジバカマ(キク科ヒヨドリバナ属)が満開でした。

↓ フジバカマにアサギマダラが飛来してくることを期待していましたが、この日の飛来は零で、小さな蝶が姿を見せた程度でした。アサギマダラのシーズンは終わった可能性が高いようです。

↓ 森のレストラン近くの植え込みで大きな花を咲かせていたのはコウテイダリア(キク科テンジクボタン属)でした。

↓ 本来の花期はもっと遅いはずですが、これらは早咲きの種類かも知れません。


世界中でここだけに~大朝のテングシデ群落

2020-10-24 07:31:56 | 散歩道

 大朝で高名なもののひとつにテングシデの群落があります。テングシデはイヌシデ(カバノキ科クマシデ属)の突然変異による変種と言われています。通常突然変異による生物は一代限りで終わりますが、テングシデは代々受け継がれてここ熊城山の麓で群落を形成し続けています。世界でもここにあるだけの珍しい植生で、2000年に国の天然記念物に指定されています。大朝からの帰路に立ち寄りました。

↓ 幹や枝がクネクネと曲がりくねったのがクマシデの特徴です。

↓ 熊城山の麓の斜面に約100本のテングシデの群落が広がっています。

↓ しっかりとした幹がクネクネと曲がって広がる枝を支えています。

↓ 天狗が住んでいると言われても違和感のないほどに複雑怪奇なテングシデの枝ぶりです!

↓ イヌシデの紅葉は美しいと聞きますが、テングシデの紅葉の話はあまり聞きませんし、見たこともありません。この複雑怪奇な枝が美しい紅葉で包まれるのを見るのは夢なのでしょうか!?

↓ 「この木に登れば天狗に投げられる」「木に傷をつけると天狗のたたりをうける」などと地元の人たちは言い伝えて、この貴重な群落を守り通してきたようです。

↓ 群落への入口に立てられた道標!


秋の大朝・里景色

2020-10-23 06:55:27 | 散歩道

 大朝の街から旧芸北町へぬける県道79号線沿いには秋になると訪ねたいポイントがあります。西教寺の大銀杏と九門明(くもんみょう)のポプラです。秋が深まった11月になると共にその葉が黄色に変容します。この日はまだ紅葉には早すぎましたが、稲わらなどを焼く煙が立ち上り秋らしい里景色を見ることが出来ました。〔10月20日(火)〕

↓ 畳山や阿佐山などの芸北の山々をバックにした大朝は九門明(くもんみょう)の里の秋景色です。

↓ 立ち上る藁焼きの煙の間に5本の九門明のポプラの樹が見えていました。

↓ かつては6本あったと言われているポプラですが、現在は5本が健在で11月になるとその葉が黄色に変わって行きます。

↓ 11月にはポプラより一足早くその樹全体が黄色く変容する西教寺の大銀杏です。樹形に特色があり、秋の大朝のランドマーク的存在です。

↓ 大銀杏の葉が散る頃になると西教寺の境内は黄色の絨毯を敷いたようになります。

↓ 西教寺の山門の上に抜きん出た大銀杏です。黄色に変容すると更に圧巻となります。11月に改めて訪ねてみたいものです。

↓ 柿はもう熟してきて大朝の秋は深まってきていました。


ちょっと早めの大朝の紅葉~ほとけばら遊園

2020-10-22 07:34:21 | 散歩道

 折角遠路訪ねた大朝ですので、「わさーるマート」で写真展を見たあと友人からの情報で既に紅葉が始まっているという「ほとけばら遊園」を訪ねました。大朝の名峰寒曳山(825.8m)の東麓にある個人所有の庭園で、知る人ぞ知る大朝の紅葉の名所です。訪ねてみると感嘆詞が出るほどに美しく秋色に染まり始めていました。〔10月20日(火)〕

↓ 庭園は大朝の街から2㎞ほど山間部へ入った標高450m程の谷間にあります。庭園に入ると綺麗に紅葉を始めた樹々が迎えてくれました。

↓ 庭園にはモミジを中心とする樹々が植えられて、その中に聖観音菩薩像や薬師三尊を祀った堂宇などが配されていました。

↓ また庭園内には「薬師清水」と呼ばれるミネラル豊かな清水が湧いています。島根県からわざわざ水を汲みに来られたご婦人は「ここの水は私に合う」と話され、沢山の大きなプラスチックのボトルに詰めて持ち帰られていました。

↓ 紅葉した園内から寒曳山を見上げました。

↓ 庭園の周囲には杉林もあり、杉の緑と紅葉を始めたモミジとのコラボレーションが見事でした。

↓ 紅葉が進んで艶やかさが増してくると、また一段と緑の樹々とのコントラストが美しくなることでしょう。

↓ 石灯籠も幾つか配されて庭園の名前の通りの情緒を醸していました。

↓ この辺りの樹々はもう紅葉のピークに近い頃合かと思えました。

↓ この辺りはちょっと渋めの秋色と言えましょうか!?

↓ ちょっと早めの紅葉を拝見させて頂きましたが、やはりピーク時のここの紅葉も見てみたくなりました。