ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

仕事ばかりの育児回避男性になぜ嫌悪感を抱いたのか

2018-03-23 05:19:00 | Private・雑感
先週末、金土日と上京&帰省。私の大学のゼミOB会に合わせて、夫婦それぞれ友人と1日飲み歩き、子どもはじじばばと動物園。私は地元で午前中に高校の友人と、昼は前職の友人と、午後から夜にかけてOB会、と楽しみました。

そこで会ったひとつ下の後輩男の子の、「子ども一歳ですが子育ては日曜日しかしてません」にイラッとしてしまった話。外資系の会社で、毎日(自主的に)夜一時に帰宅する生活だそうです。妻は専業主婦だと言うが、私が「専業主婦といっても彼女に任せられるのは9時から18時くらいにしとくべきでしょ、そのほかの時間は2人で育児するものだよ、子守はどんな仕事より大変なんだから」とたしなめてしまいました。

すると、「男が100%仕事を頑張って稼いでくるんで、育児を妻に任せるって考え方もありますよね、分業というか。そういうつもりで結婚してるから、離婚はされないと思います」と言う。

たしかにそういう考え方はある。昭和の考え方ではあるが、その時代に全ての家庭が上手くいってなかったわけではないし、今でも専業主婦の家庭はよくあるので非難の対象というわけではない。でもなんか、彼の発言に嫌悪感を感じたんですよね、なんでだろう、言い方…?と考えていた。

思い至ったのは、根本に「自分が大事、自分は仕事で活躍すべき人間」で、結局のところ妻のことは対等に大事な人だと尊重していない感じがしてしまったのだ。自分崇拝、他人軽視、妻を対等な人間と思っていない。

そこまで酷い思想が根底になかったとしても、夫婦分業で育児を妻に任せきりという構図は、こういう不平等思想が後からこびりつきやすいのではないか。そんなつもりがなくても、分業を続ける中でそうなりやすいのではないか。反動的に、妻は自分を矮小化していきやすい。

100%没頭できる高給な仕事、というもの自体が都会的なので、普段接することがないので過剰反応してしまった感じはあるけど、そんなことを考えたので書き留めておきます。