発表された11月のFOMC議事録要旨では、12月の利上げの意向が確認されることになった。一方で、利上げの打ち止めの時期をさぐる議論が始まっていることも確認された。複数の参加者は、政策金利が(景気を過熱も冷やしもしない)「中立金利」に迫りつつあるとしていた。内容としては、前日のパウエル議長の発言と整合性のあるもので、目新しさはなかった。したがって、相場への影響は限定的なものとなった。これで12月のFOMCでは、参加者による経済予測が集約される政策金利の水準の変化に関心が集まることになりそうだ。昨日書いたが、利上げの実施が金市場にとって目先の悪材料通過となるパターンになりそうだ。
今回の議事録について1点加えると、今後データ重視の政策に移行することを明確にする必要性も指摘されていた。来年のFOMCからは、これまでのように3、6、9、12月の会合のみではなく毎回の会合で議長の記者会見を開くことになっている。したがって利上げなど大きな政策変更については、いつでも実施の可能性があるライブということになる。それに当たって、種類も含めデータ重視の姿勢を示すものと見られる。12月の会合で、それを謳うということか。
しかし、これも11月に入りクラリダ副議長が声高に訴えていた内容であり、FRB上げて政策変更を市場に訴えかけているわけで、潮目は変わりつつある。中銀による市場とのコミュニケーションということだろう。
今回の議事録について1点加えると、今後データ重視の政策に移行することを明確にする必要性も指摘されていた。来年のFOMCからは、これまでのように3、6、9、12月の会合のみではなく毎回の会合で議長の記者会見を開くことになっている。したがって利上げなど大きな政策変更については、いつでも実施の可能性があるライブということになる。それに当たって、種類も含めデータ重視の姿勢を示すものと見られる。12月の会合で、それを謳うということか。
しかし、これも11月に入りクラリダ副議長が声高に訴えていた内容であり、FRB上げて政策変更を市場に訴えかけているわけで、潮目は変わりつつある。中銀による市場とのコミュニケーションということだろう。