パワーポイント

週末土曜日に福岡で一般を対象にした投資セミナーで話をさせてもらった。この数年、パワーポイントを使いプロジェクターでスクリーンにチャートや図表を示しながら話すという形が定着し、ご多分に漏れず当方もそのパターンを多用している。参加者にとっても目からの情報が加わるため分かり易いというのが第一の目的だが、一方で会場内が薄暗くなったりするので、明るいところでならわかる聴衆の反応などが分かりづらくなったり、事前に組んだレジュメの展開よりも、よりわかり易く説得力のある話の流れを思いついても、その場では順番を変えるわけにもいかず反映できないというマイナス面も多いのが実情。土曜日は、以前のやり方でパワーポイントを使わずに話を進めた。ところが画面での演出（？）が利かないので配布した資料を参照しながら、ひたすら喋りまくるという、まるで独演会のような展開になったので、最後にはＱ＆Ａという形を急遽導入するということをやってみた。このやり方のいい点は、やはり参加者の反応を計りながら話の内容も取捨したり、軽重をつけたりということができる点だろう。ただ（自分の場合という但し書きが入るが）ともすれば話の枝葉にあたる部分が膨らみすぎて、焦点がボケるきらいがあるのではと自己チエックしている。いずれにしても土曜日のセミナーは、以前の形に戻したということで、自分なりにプラス、マイナス両面で思い当たることも多かった。