国際情勢と金価格の関係については「地政学的リスク」という言葉に象徴される国際紛争あるいは当代風に表現すれば「テロとの戦い」が前面に出るが、大きな流れの中での先行きの懸念事項は市場の材料にはなり難い。それが深刻と思われてもだ。いま個人的に関心を寄せているのはロシアの資源供給を手段にした外交圧力の高まり。いまから2年ほど前に親米政権の誕生したウクライナに対し(現在はロシア寄りの首相が返り咲き)冬場に向かうにもかかわらず天然ガスの供給ラインを止めたり、大幅な値上げを通告した頃から目立ち始めたが、ここに来て拍車が掛かっている。天然ガスや石油をロシアに頼る比率の高いEU(欧州連合)などは、首脳会議でロシアに対し安定供給を求めるところまでエスカレートしている。かつての石油大手ユーコスの解体、国営化にはじまり資源の国家管理を進めたあげく、それを高圧的な外交材料にする行為はこのところ目に余るといえる。米国がアフガンとイラクでつまづき、北朝鮮、イランの対応に手を焼いている間隙を縫う形でそれは行われている。この資源の安定供給を巡る“アメと鞭”的な政策が、やがて国際世論の中でやり玉にあがることになりそうだ。今後の進展具合のあらゆるステージが、当座は目立たないものの将来の市場変動の材料を形作っていくことになる。足元ではロシア産原油の中国への輸出に際し、2国間でルーブルと人民元で決済しようとの提案がされたという。またイランや中央アジアなどを取りまとめ「天然ガス版OPEC」の創設構想も浮上しているという。ロシア崩壊危機に際し核の流出を恐れた米国が、ロシアをサミットはじめ国際外交の表舞台に復帰させたのはご存知のとおり。結果的にはこれもブッシュ政権の政策ミスとして挙げられそうだ。
それにしても、ロシアの資源をめぐる動きが「シロビキ」と呼ばれるロシアの治安機関や軍部、内務省などの出身の政治家による派閥に牛耳られているとされるのも将来に陰を投げかけている。もちろんプーチンが中心にいるんだけどね。「シロビキ」とはロシア語で日本語に訳すと「武闘派」というような意味合いらしい。わかるような気がする。困ったもんだ。
東京は一気に冬の寒さ。みなさん、風邪引かないようにね!明日は西へ南へ。
それにしても、ロシアの資源をめぐる動きが「シロビキ」と呼ばれるロシアの治安機関や軍部、内務省などの出身の政治家による派閥に牛耳られているとされるのも将来に陰を投げかけている。もちろんプーチンが中心にいるんだけどね。「シロビキ」とはロシア語で日本語に訳すと「武闘派」というような意味合いらしい。わかるような気がする。困ったもんだ。
東京は一気に冬の寒さ。みなさん、風邪引かないようにね!明日は西へ南へ。
早ければ、来年の参院選挙結果如何で憲法改正の運びとなる予定だとか?
防衛庁の省昇格も既定路線だそうで、日本軍も近いうちに原子力空母の威容を拝めることになるかも?
三菱重工や石川島、川重など物色予定なんですけど・・・上がってきたら不気味です。造船も面白いかな?
最近、株式市場では企業買収が花盛りですが、もとを辿れば、王子製紙の北越買収の話にさかのぼります。
この話は、「三角買収」が事の始まりで、その後の日清やキリンの話もこれ絡みだとか。
来年4月の解禁に向けて企業買収に拍車がかかる予想の向きも増えてきているようです。
これが、株式にプラスの材料となればいいのですが、株式のチャートは徐々に危険水域に入り込みつつあるように感じられます。
願わくは、刹那的円資産逃避後のハゲタカ買収なんて憂き目だけは避けたいですが、これ如何にというところです。
再び02~03年の悪夢なんてことになれば、軍国化に拍車がかかっちゃうかも、嫌ですねぇ。共謀罪も気にかかります・・・特高見参?勘弁してね。
最近は、銀行も手数料目当てのいつぞやの証券会社外交員に似たような手口が流行っているようです。
個人的にはめちゃくちゃリスキーな取引をしていますが、これらはそんな私でも尻込みする極めて危険な商品たちです。ひょっとするとまだまだ出てきそうな予感・・・実際聞いたところでは田舎の親戚が特約外貨の被害者です。あ~あ・・・
バブル崩壊期も阿鼻叫喚となりましたが、同じ道をたどるのか?いずれにせよ気をつけましょう。
EB債
http://money.jp.msn.com/Columnarticle.aspx?ac=2006111500&cc=01&nt=01
特約付き外貨定期預金
http://www.in-guide.net/money/moneymaking/gaikayokin4.htm
まさに要注意!!なのです。早い話が、うまく行って利益があがれば、その一部をあなたにあげましょう(そうなるとホラ!こんなに高利回りです)。ただしうまく行かなかったら、リスクはすべてあなたのものなので、そのつもりで・・・・・というもの。低金利環境のなかでの高利回り商品にはリスクが隠れているのは常識とはいえ、それをわかりにくくしているのがミソ。
でも、そんな事ないですね。