けさ10時過ぎに始まった円売りドル買い介入。日経が1面でデカデカと取り上げ、昨日は政府首脳がそろって日銀総裁にプレッシャーをかけ(?)と、やるぞ、やるぞ・・・・という中で本当にやった、という感じ。時差の関係でまずこのところ棒上げ状態だったスイスフランに対し、中央銀行のスイス国立銀行が3日に市場の意表を突くかたちで急遽政策金利を引き下げ。
日本は先に財務省が動き円売りドル買い介入を実施。その後、日銀が金融政策決定会合を2日間の予定を急きょ1日に短縮して追加緩和策(量的緩和)を決定。世界的に金融市場では不気味な軋(きし)みが起きている折でもあり、単独介入も大目に見てもらえるという判断でもあったか。今夜のECB(欧州中銀)理事会後のトリシェ総裁の記者会見での発言として「為替介入は多国間のコンセンサスに基づくべきであるとの認識を持っている。日本の為替介入は多国間におけるプロセスの一環ではなかった」というのがあった。勝手に動いて・・・・というニュアンスではないか。
それでも午前中だけで2円も飛ぶと、国内金価格は大きく居所を変えた。さらに午後からは一時80円を突破するところまであったので、ドル建て金価格が堅調に高値を更新している中での、まさに援軍の押し上げ効果は絶大で、売り方は力技にやられ文字通り憤死の状態に。介入効果はどこまで持続するか傍観中。むしろドル建て金価格が、明日の雇用統計、来週のFOMCへの思惑含みで堅調展開ながらも、油断めされるな。調整前の急伸は、恒例のパターンでもある。
以下、為替に絡んで昨日のロイターの記事。介入前のもの。ご参考までに。
「日本の「稼ぐ力」を映す円高、介入よりも恩恵生かす政策求める声も」 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22517520110803?rpc=131
2011年 08月 3日 18:33 JST
金がここまで上がると「一旦、利益を確定して」と言う誘惑に駆られます。
だが、その誘惑に負けては、これからの世界金融の波乱を乗り切ることは出来ません。
本当の地獄はまだまだ先。
資産ハルマゲは円65%・金35%で静観です。
これで円高金高(ドル建て)の流れ変わらずだ。
第一試合始まりました高校球児頑張れ(^-^)/