米雇用統計。このところ毎回注目度が高いが、今回はとりわけ高くなった。6月が悪かったので改善は見られよう、しかし数字自体はたいしたことはなかろう・・・・というふうに捉えていた。発表された結果は伝えられているように11万7000人の雇用の増加。予想は7万5000~8万4000人ほどだったので、それを上回った。特に民間雇用は6月の8万人から15万4000人増えていた。一方で政府・地方自治体は9ヵ月連続の減少となる3万7000人減少。相変わらず長期失業者の比率が高い。全体の44.4%、620万人が6ヵ月以上の失業状態にある。ちなみに5月は5万3000人、6月は4万6000人の雇用の増加にそれぞれ上方修正された。
つまりおおむね前回データよりは改善を示している。株の反応は、発表を受けて買われたものの、その後前日比マイナスにと不規則な反応。金は売られたものの、その後は買い戻されている。振れの大きいデータであること、単月での判断が難しいことから、ここまでの延長線上の動き。
言うまでもなく、来週9日のFOMCに次の焦点が移った。
ところで貴金属の需給調査で知られるGFMS社(ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシィズ)がトムソン・ロイターの傘下に入るとのこと。
しかし先生、元社員ですよね。。。