さて今週の注目指標のひとつ1月のISM製造業景況指数が発表されたが、他の多くの指標のように、悪くはない・・・というより、むしろ良い数字だったものの、比較の問題で減速を示す内容となった。1月は53.5と前月の55.1から低下し、市場予想の54.5も下回ることになった
指数の低下は3カ月連続で、先行指標とされる新規受注や在庫が悪化したことから、先行きの減速を示唆しているとの指摘もある。
同じ2日に発表された、個人消費支出は前月比0.3%の減少。減少は11ヵ月ぶり。減少率も09年9月以来・・・といっても当時は0.9%の減少だったが、いずれにしても、それ以降で最も大きい落ち込みとなった。ガソリン安で伸びると期待されている個人消費だが、1月はそうではなかったという結果に。・・・・となると、1-3月期GDPの個人消費がこの先どうなるかということも気になってくる。
本日は、為替関係を中心に関心の高かったオーストラリア準備銀行(RBA)が、0.25%の利下げを発表した。今年に入り、金融緩和合戦というと聞こえはいいが、実質的な通貨安競争が展開されている。景気減速に対抗するために、財政の支援を求めたいが、それがままならぬ状況の中で、どの国も金融緩和に頼りカネ余りを演出し、通貨安環境を作り出し輸出競争力を高めようという魂胆。かつて近隣窮乏化政策と呼ばれた状態に似た環境が生まれている。1930年代の大恐慌時代の話だが・・・。
指数の低下は3カ月連続で、先行指標とされる新規受注や在庫が悪化したことから、先行きの減速を示唆しているとの指摘もある。
同じ2日に発表された、個人消費支出は前月比0.3%の減少。減少は11ヵ月ぶり。減少率も09年9月以来・・・といっても当時は0.9%の減少だったが、いずれにしても、それ以降で最も大きい落ち込みとなった。ガソリン安で伸びると期待されている個人消費だが、1月はそうではなかったという結果に。・・・・となると、1-3月期GDPの個人消費がこの先どうなるかということも気になってくる。
本日は、為替関係を中心に関心の高かったオーストラリア準備銀行(RBA)が、0.25%の利下げを発表した。今年に入り、金融緩和合戦というと聞こえはいいが、実質的な通貨安競争が展開されている。景気減速に対抗するために、財政の支援を求めたいが、それがままならぬ状況の中で、どの国も金融緩和に頼りカネ余りを演出し、通貨安環境を作り出し輸出競争力を高めようという魂胆。かつて近隣窮乏化政策と呼ばれた状態に似た環境が生まれている。1930年代の大恐慌時代の話だが・・・。