NY市場の金価格は2営業日連騰の後、利益確定の売りに小反落。NYの時間帯のスポット価格は1.55ドル安い947.80ドルに。ドルがやや対ユーロで値を戻したことが海外市況では理由にされていたが、単純に950ドル超のところで売りが出たもの。前日の急騰で950ドルを突破したことで先物市場であるNYコメックスの出来高と取組(買い、売り双方の建て玉)をチェックしたが取り組みは1日で1万2999枚(1枚=100オンス)増加していた。新規資金の流入をうかがわせる。
21日はバーナンキFRB議長の議会証言(下院金融サービス委員会)があり注目を集めた。景気悪化のペースが目立って緩和しており米国経済は安定化に向かっているとした。ただし雇用や住宅価格の動向には引き続き懸念を示し、足元の景気刺激を目的とした金融緩和策の継続を示した。一方で効果が表れた場合には足元の緊急対応型政策の平時モードへの転換を意味する「出口戦略」にも触れ、インフレ期待が高まることに対しても釘を刺した形。刺激的政策を続けながら、「出口戦略」の具体的方法や市場監視に怠りのないことを強調する状況自体がさじ加減の難しさを物語る。「著しい改善が見られる」とした金融環境も「引き続き緊張下にある」との判断をするなど、こうして前後の文脈を無視して言葉を切り取ると、グリーンスパン前議長のような禅問答のような証言だった。時価会計を棚上げし、不良資産処理を先送りした上で投資家マインドを鼓舞してここまでやってきた。しかし、ここかしこに火種を残しているといったところか。
いずれにしても引き締め策への転換は、中央銀行にとって難しい判断であるのは歴史がそれを示している。「言うは易し行うは難し」ということ。
21日はバーナンキFRB議長の議会証言(下院金融サービス委員会)があり注目を集めた。景気悪化のペースが目立って緩和しており米国経済は安定化に向かっているとした。ただし雇用や住宅価格の動向には引き続き懸念を示し、足元の景気刺激を目的とした金融緩和策の継続を示した。一方で効果が表れた場合には足元の緊急対応型政策の平時モードへの転換を意味する「出口戦略」にも触れ、インフレ期待が高まることに対しても釘を刺した形。刺激的政策を続けながら、「出口戦略」の具体的方法や市場監視に怠りのないことを強調する状況自体がさじ加減の難しさを物語る。「著しい改善が見られる」とした金融環境も「引き続き緊張下にある」との判断をするなど、こうして前後の文脈を無視して言葉を切り取ると、グリーンスパン前議長のような禅問答のような証言だった。時価会計を棚上げし、不良資産処理を先送りした上で投資家マインドを鼓舞してここまでやってきた。しかし、ここかしこに火種を残しているといったところか。
いずれにしても引き締め策への転換は、中央銀行にとって難しい判断であるのは歴史がそれを示している。「言うは易し行うは難し」ということ。
ドルインデックスはこれ以上下がらないと見てるのですが、どんなものかと様子見です。
遅ればせながら、GS決算についていろいろ調べましたが、やはり敗者のやっかみは実力(利益)の前に無力であることと、つぶさないと約束された立場を最大限生かした経営方針だと思います。
クルーグマン先生もいろいろ言ってますが、企業の目的は利益を上げることです。その副産物として社会が崩壊したとしてもそれは法律で定められていなければ最大限の利回り追求を求められていることの裏返しだと思います。
こと金融に至ってはその害悪が製造業と違い非常に見えにくいため、枠を作ってそこに押し込まないと大事故を起こしてしまうのですが、規制緩和で野獣を野に放ってしまった状態です。
それで、非道だとか貪欲だとか言われてもGSとしても企業の理念を追求しているだけとしか言いようがありません。
しかも、現状では昨年の急落以降、特に利益に餓えた投資家がたくさん見られます。
願わくはこの上昇相場で巨利を蓄え、返す刀で底まで売り抜いて欲しいと思います。危機前に比べ市場参加者の数が減って以前に比べ相場操縦がしやすくなっている可能性があると聞きます。実際その状況が本当なのかこの目で見てみたいのです。
市場は寡占化が進むと大口投資家にいいようにされるとは市場の逸話に良く出てきます。本当にそうなのか歴史が変わるくらい大きくやってもらいたいものです。
ドル円の反発強かった~
ダマシかもしれませんけど各市場調整が浅い、もしくはなかったので付いていくしかありません。