日本時間の昨夜、WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)の四半期需要統計(7-9月期)が発表されたが、当方が注目のインドの状況が明らかになってきた。一言で表わしてやはり価格慣れが起きていて需要は回復しているが、現段階で600㌦割れの水準ということ。これは中国も同じ。ドル建て価格が急騰後急落した直後の6月のインドの輸入量は19㌧。これは97年末の輸入の完全自由化以降の最低水準に並ぶもの。7月は約33 . . . 本文を読む
米中間選挙のひと騒動も収まった11月14日、米自動車大手いわゆる“ビッグ・スリー”の経営トップが久々にホワイトハウスに赴き意見交換の場を持ったと伝えられていた。やはり前面に出たのが為替問題でドル円レートの水準。経営陣としては、トヨタが売れているのは人為的な円安により価格が安く抑えられているから、ということ(たしかに昔はそういう側面があったと思う。しかし今は日本車のほうが燃費その他で魅力的なのだろう . . . 本文を読む
資金運用の多様化に向け商品分野への資金配分を検討していた米年金基金カルパース(カルフォニア州職員退職年金基金)が方針を決めたと報じられている。当欄の10月30日に「はじめチョロチョロ」というタイトルでカルパースの商品分野への投資は、まずは打診的な規模から始まるという意味合いで書いた。Bloomberg(ブルームバーグ)によると案の定“(前略)・・The Sacramento, California . . . 本文を読む
先週末の中国人民銀行総裁の外貨準備多様化の具体的プラン有りという発言は、以前からの動きを述べ「他の中銀もやってるように」、ということで差し迫ったものではないのではとしたが、やはりその辺りの解釈に落ち着きそう。金準備積み増しの可能性はもちろん否定しないが、材料としては事後的に発表される類のものなので、今回の発言なども判断材料として今後の動きを注視ということ。タイミングとしては、米中間選挙も終わり今後 . . . 本文を読む
ある企業の社内研修でこの週末は福岡(博多)に行ってきた。それで昨夜、23時台に更新をしようとしたら、なんと!アクセス殺到中なのか更新用のページに繋がらずギブアップ。ここの会員も65万人にもなりインフラが追いつかないのだろうか?困ったモンだ。ところで博多は好きな街だ(多くの人がそう思うだろうが・・・)。昨日の博多は雷雨で荒れた天候。15時過ぎに研修会を終え、羽田行きの飛行機までしばし時間があるので、 . . . 本文を読む
9月の米貿易収支の赤字は643億ドルと修正された8月の赤字額689億ドル(過去最高)から約7%ほど減少した。原油価格の下落から減少は予想されていたので、想定の範囲内の話。昨夜の海外市場とりわけNYの時間帯での金の急騰劇は、周小川中国人民銀行総裁がフランクフルトのコンファレンスに参加のおり、ロイターに語ったコメントによるもの。「中国は外貨準備の多様化に対する明確なプランを保持してきた」との発言が、中 . . . 本文を読む
現在14時35分だが、米上院で未決で残っていた2議席がともに民主党で決ったと伝えられている。最後に残っていたバージニア州は民主党ウェッブ候補が共和党アレン候補を(AP通信の伝える直近のデータでは)7236票差をつけ、ほぼ当確が確定という話。それぞれ117万票台、116万票台の獲得につき、7千票は僅差となることから負けた候補者は票の再集計を申し出ることが出来るとのことだが、このまま確定しそうな雲行き . . . 本文を読む
さてさて米中間選挙は下院は事前の伝えられていた通りの展開で民主党が過半数を確保した。上院は上院で大接戦。なにやら2000年のブッシュ・ゴアの大統領選挙の時の様相を帯びてきた。果たして今夜中に決着がつくのか否か。先ほど日経CNBCで選挙結果の市場への影響ということで話をさせてもらったが、今回下院の初の女性議長となるナンシー・ペロシがリベラル派で知られるということで、保守色の非常に強いブッシュ政権との . . . 本文を読む
早くも立冬。きょうの関東地方の予報は夕刻から急な冷え込みに注意。たしかに朝から北風が強く、寒くなる気配を感じる。海の向こうでは選挙。メディアを上げて結果予想。金融の世界では結果に応じて、為替、株式、金利(債券相場)がどう動くのかと様々な人があれこれ論を張っているのを目にする。かく言う当方も明日、市場見通しの解説をすることになっているが、本日午後遅く担当の方から電話があり明日の午前中まで様子を見まし . . . 本文を読む
今週の焦点は明日7日の米中間選挙。市場予想の大勢は、少なくとも下院で民主党が勝利し過半数を占めるというもので、勢いに乗って上院でも逆転劇があるのか否かというところ。共和党の負けが確定的とされている10議席のうち5議席はもともと共和党の地盤が強いとされてきたところで、劣勢の理由が全てスキャンダルがらみというのが目立つ話題。サプライズは上下両院ともに共和党が勢力を維持するというもの。鍵を握るのはどこの . . . 本文を読む