日本時間の昨夜、WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)の四半期需要統計(7-9月期)が発表されたが、当方が注目のインドの状況が明らかになってきた。一言で表わしてやはり価格慣れが起きていて需要は回復しているが、現段階で600㌦割れの水準ということ。これは中国も同じ。ドル建て価格が急騰後急落した直後の6月のインドの輸入量は19㌧。これは97年末の輸入の完全自由化以降の最低水準に並ぶもの。7月は約33トンとなったものの前年の半分の水準。例年低迷する8月だが、それでも約50㌧にまで回復。そして9月に入り急回復でなんと推計値ではあるが約105㌧の輸入とされている。確報値が待たれるが、この100㌧以上が現実のものとなると、いよいよもって600㌦割れがフロアということになりそうだ。580㌦どころで引き合い活発化という話はウソではなかった。ただ急騰となると手は引っ込むという段階。
ところでここにきて連日拡大しているゴールドETFだが、11月15日までの11営業日でNY証取上場のstreetTRACKSは27㌧の増加と年始1月(結果的に70㌧増)に匹敵するピッチでの拡大となっている。材料としては地味ではあるが、さらに持続するようなら市場も無視はできなくなるだろう。ちなみにロンドン証取上場のGold Bullion Securitiesは6.67㌧の増加になっている。昨夜のNYコメックスは616㌦まで売り込まれたところから急反発。下ヒゲの長い形になった。
ところでここにきて連日拡大しているゴールドETFだが、11月15日までの11営業日でNY証取上場のstreetTRACKSは27㌧の増加と年始1月(結果的に70㌧増)に匹敵するピッチでの拡大となっている。材料としては地味ではあるが、さらに持続するようなら市場も無視はできなくなるだろう。ちなみにロンドン証取上場のGold Bullion Securitiesは6.67㌧の増加になっている。昨夜のNYコメックスは616㌦まで売り込まれたところから急反発。下ヒゲの長い形になった。