金価格は続伸でNYコメックス先物(中心限月)が、一時なんとか900ドルにタッチ。米農務省が発表した2008年度(2008年9月末)の穀物の期末在庫見通しが市場予想を大幅に下回ったことから、シカゴ市場でコーンや小麦がストップ高。大豆も大幅高。米国景気(減速ではなく)後退観測が高まり需要が減るとの見通しが語られ原油は下がっているが、インフレ懸念持続で金が買われたと場況解説は伝える。それもあろう。金融不 . . . 本文を読む
注目のワシントンでのバーナンキFRB議長の講演内容は、報道されているように月末にFOMCを控えるなかで大幅利下げの意向を示すという異例のものとなった。先週末発表された雇用統計の悪化も指摘し、金融不安が長引き、信用収縮から住宅市場の落ち込みが厳しくなっており、株安、ガソリン高などもあり個人消費も鈍化しているとした。市場の中にはFOMC前の緊急利下げを読む声もあると一昨日書いたが、昨夜の利下げ政策に大 . . . 本文を読む
本日は日帰り出張中。結局NY市場の高値はコメックスの中心限月(2月もの)で884ドルまで、スポット価格も一時880ドルに乗せている。先週の米雇用統計発表以来(大幅な悪化)月末29、30日に開かれるFOMCでの連続利下げが織り込まれるばかりか、ここにきて0.25%ではなく0.5%の引き下げを読む市場関係者が増えており(ブルームバーグによると70%)、なかには定例FOMC前の緊急利下げを読む向きもいる . . . 本文を読む
「活動が活発化し、その炎(フレア)の先が875ドルに触りそうな雰囲気になってきた」と昨夜書いたが、日本時間の本日夕刻スポット(現物)価格でもあっさりと抜いてきた。NYコメックスの先物価格も時間外ではあるが878ドルと過去最高値を突破している。現地の7日にETFがNYで9.63トン、ヨハネスで0.36トン増加。年度替わりの資産の組み換えが始まっている。その流れが日本時間の今夕から。それにしても、この . . . 本文を読む
本日の日経朝刊の国際面9ページで取り上げられていた記事に「残高、1年で3兆円増加」「商品連動型投資」「S&P推計 昨年末14兆円」という見出しのものがあった。国際商品価格に連動する投資商品の残高が具体的な金額ベースで示されたもので昨年末で1300億㌦(約14兆円)という。1年間で300億ドル(約3.3兆円)増えたとしている。3年ほど前から指摘されてきたことだが、ここに来て本格化しつつあるということ . . . 本文を読む
本日は静かな日曜日。明日がデッドラインの原稿をカキカキ。季節感が薄れているせいか正月気分もさほど盛り上がらないまま、タンタンと時間が経過している。明日から世の中もいよいよ本格始動。海の向こうでは民主党の予備選挙までもが何やら波乱含みのスタート。これから米中はお祭りモードが徐々にヒートアップ。その中、株式など金融市場は春を迎える前の儀式とでもいえる酷寒地帯に突入の様相。そういえば暦の上でも本日は「小 . . . 本文を読む
いまや月初めの経済指標でもっとも注目度が高くなった米雇用統計。昨夜発表された12月のデータは市場が荒れたことから経済紙以外でも各メディアが報道しているように雇用増(1万8千人)失業率(5.0%)ともに予想より(それぞれ平均値で7万人、4.8%)悪化した。NYダウは257ドル安で12800ドルと1万3千ドル割れ。S&P500(2.46%安)より金融セクターの比率の低いナスダック(3.77%安)の方が . . . 本文を読む
今朝NYコメックスの1月2日取引初日の金のデータを見て驚いたが、それは取組の増加枚数についてだった。取組高は買い建て(ロング)売り建て(ショート)の未決済玉の総数を示し、市場の人気のバロメターと言えるが、2万5130枚(1枚=100オンス)増えて56万6984枚となっていた。前日比(この場合年末比でもある)22ドルも上昇したので出来高が10万8994枚増えた(16万6635枚)のはわかるが、1日で . . . 本文を読む
「キンガシンネン」。謹賀新年ではなく「金が新値ん」である。2007年の最終放送日(2007年12月27日)の日経CNBCの市況番組にて2008年の金価格の予想として、まずは年始早い段階での過去最高値突破とした・・・・とここでも27日に書いた。思えばほんの1週間前の話である。「年始早い段階」とは1月下旬から2月上旬をイメージしていた。それが何のことはない、新年の取引開始の初日にスポット価格で過去最高 . . . 本文を読む
年末年始を挟んで海外ETFに動きがあったが、金市場に年始から目立った動きが出ている。ファンドの仕掛けが年末に見られていたので、売りから入った昨年とは逆になるとは見られたが、ロンドンの時間帯のいま840ドル台乗せでそのような展開。ドル建ての金価格は、ロンドンのスポットもNYコメックスも昨年は値幅で200ドル、率にして31%の上昇で終わっている。11月以降も結局「押し目待ちに押し目なし」の展開となり、 . . . 本文を読む