亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

日本に自信を持てない日本人

2010年12月18日 23時50分57秒 | 金市場

本日は午後新宿でセミナーの後にその足で関西に。しかし昼間の皆さんの熱心なまなざしは、印象的でした。話したように、金市場を基点に見た場合、日本円は世界最強通貨となっております。その日本円にもっとも弱気しているのが他でもない日本に住む人々で、また日本自体に自信を持てないのも日本人の特徴ということ。過去数年、一貫してドル安に主導される円高を話してきた。政府債務の大きさに焦点を当てた日本衰亡論に引かれ円を弱気して(評価)損を重ねて来たひとは多い。円安を説く視点は、政府債務の反対側で歴然と存在する経常収支の黒字は無視しがち。政府の債務が膨らみ回らなくなった国は、みな経常収支は赤字。巨額の赤字を垂れ流しながら財政赤字も急激に膨らんでいるのは他でもないアメリカ。話はシンプルと思う。

ところで金星は失敗したけど、「はやぶさ」の話をすると聞いている人はみなうなずいてくれる。イトカワなどどこかの校庭の砂場の砂一粒であって、それを特定し着陸して戻ってくる。しかも途中で迷子になる・・・というか通信不能になり復活。この技術はなかなか真似はできまい。

ところで金ETF、ソブリン債(国債)が売られるなかで、残高が増えないので?どうしたことかと思って見ていたが、昨夜はスパイダー(SPDR)が久々に15トン増えていた。


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