週明けのNY時間外からNY金の下げが目立っている。前週末11日金曜日のNY市場でも、売りが先行する流れで16.80ドル安の1879.60ドルで通常取引は終了。その後の時間外でもこの水準を維持して終わっていた。5月の米消費者物価指数(CPI)など注目材料が一巡した中で、ドル高に反応したとみられる目先筋の利益確定売りが下げの背景とみられた。
この金曜日の0.9%の下げの地合いを引き継ぐような週明け1 . . . 本文を読む
ここまでの流れを見る分には、結局5月の米雇用統計は無風で通過することになった。
報じられたように注目の5月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.0%上昇と、12年9カ月ぶりの大幅な伸びとなった。市場予想は4.7%の上昇となっていた。前月比では0.6%上昇と、市場予想(+0.4%)は上回ったものの、2009年6月以来の大幅な伸びだった前月の0.8%からは鈍化している。前年比の伸びの大きさは . . . 本文を読む
さてこう着状態の相場の打開する手がかりとして市場関係者が注目するのが本日の5月の米消費者物価指数(CPI)。
市場予想が前年同月比+4.6%上昇と、上振れサプライズとなった4月の同+4.2%をさらに上回るものとなっている。変動が大きい食品とエネルギーを除いたコア指数も4月の前年同月比+3.0%に対し予想は同+3.4%上昇と、かなり高めだ。4月は総合指数が+3.6%の予想のところ+4.2%の結果 . . . 本文を読む
為替市場の動きの無さは、ここ数年来のことで、メディアに登場する専門家が日々のレート予想を求められ、みなほとんど同じ内容になっているのを見て、大変だなぁ・・・・と思う。足元で 金市場に限らず投資家は方向感のつかみにくい環境の中で、目先のトレードを繰り返す状況に陥っている。NY金に絞ると、事前に組まれたプログラム(アルゴリズム)に沿って、個別の経済指標に反応する形で売買を繰り返すロボット(コンピュータ . . . 本文を読む
前週末の2つの米労働市場のデータを挟んで1900ドル割れに至ったNY金。報じられたように5月の非農業部門雇用者数(NFP)は前月比55万9000人と67万人増の予想を下回った。雇用の拡大基調が続いていることは確認されたものの、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和の縮小を急ぐほどの内容ではないとみなされ、米長期金利が低下。一時は3週間ぶりの高値を付けていたドル指数(DXY)も結果を受けて90.03ま . . . 本文を読む
注目材料の多い今週。といっても、いつもながら米国関連に限られるのだが、3連休明け1日のISM製造業景況指数に昨日2日のベージュブック(地区連銀経済報告書)まで消化した。
ISM製造業景況指数については、総合指数が2カ月ぶりの改善となったことで、米長期金利(10年債利回り)が初期反応として1.644%まで急伸したものの、その後1.60%程度に落ち着くことになった。というのも、この指標の細目の中でイ . . . 本文を読む
今週は改めて言うまでもないだろうが、米国関連の主要指標の発表が続く。それ以外でも来週は、6月15~16日開催のFOMC(連邦公開市場委員会)前のブラックアウト期間で発言が制限されることから、FRB関係者の講演なりインタビュー、パネルなどを通した発言も多い。
1日はブレイナードFRB理事がNYのエコノミッククラブでの講演。この半月間に発表されたCPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)さら . . . 本文を読む
NY金は本日も、どちらかというと買いが先行する流れが続いた。NY時間外のアジア時間に1916ドル台まで買われ、その後は1915ドル前後を堅調に推移。ロンドンの午前に1919.20ドルまで買われたものの、さすがに利益確定の売りと思われるが、NYの早朝から売り圧力が高まり。アジアの寄り付き価格を一時下回る水準まで売り込まれた。通常取引の時間帯に入った日本時間1日22時には、再び1910ドル台を回復して . . . 本文を読む