さて、発表された6月の米生産者物価指数(PPI)は市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが長期化するとの見方が一段と和らぎ、米長期金利が急低下(一時3.756%)。週明け以降ドル売りが目立つ為替市場では、主要通貨に対しドル全面安状態となり金が買われやすい環境が生まれた。
NYコメックスの通常取引は前日比2.10ドル高の1963.80ドルで終了。
前日に続き1カ月ぶりの高値水準を . . . 本文を読む
7月12日のNY金は続伸で節目の1950ドルを超え約1カ月ぶりの高値1961.70ドルで終了した。前日比24.60ドル高となった。
注目の6月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが、市場予想を下回ったことから、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ局面の終わりが近いとの見方が強まり、米長期金利が低下。先週末の米雇用統計の発表以降から始まっていたドル買いポジションの巻き戻し(解消)からくるドル安も、CP . . . 本文を読む
7月12日のNY金は昨日更新時点はNY時間外のアジア午後、さらにロンドン時間を通しての1940ドル台に位置していたが、若干水準を切り下げたものの、プラス圏を維持して終了した。結果的には前日比6.10ドル高の1937.10ドルということに。
主要な米経済指標の発表がない中で、翌日の注目指標6月米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、基本的には模様眺めの展開だった。ただし過去2週に . . . 本文を読む
先週末7日は発表された6月の米雇用統計にて、前月比の雇用者の伸びが20万9000人と市場予想の22万5000人を下回ったことを受け、NY金は反発。一時1941.60ドルまで付け1932.50ドルで終了していた。
過熱状態とされる米労働需給に緩和の兆しがあるとすれば、インフレの鎮静化も視野に入り、連邦準備理事会(FRB)による利上げサイクルの終了が見渡せることによる。 一方、前週末にかけて大きく売 . . . 本文を読む
6日のNY時間早朝に発表された企業向け給与計算サービスADP発表の6月の全米雇用報告(民間部門のみ)はサプライズになった。
報じられているように(非農業部門の)雇用者数が前月比49万7000人増と5月の26万7000人から大きく拡大し、市場予想(22万人)の2倍以上となった。昨年2月以降1年超ぶりの大幅な伸びとなる。娯楽・レジャー産業を中心にサービス需要の根強さを映し出した。
この日、ISM . . . 本文を読む
注目の6月FOMC議事要旨はタカ派色の強いものとなった。
それを受け通常取引終了の時間外取引に入っていたNY金は下値を探る展開となった。
朝方は(9時半ころ)一時1942.90ドルまで買われ、これがこの日の高値となった。NY時間外のアジアと欧州時間に発表された中国と欧州の経済指標の悪化を受け、世界景気の先行き不透明感が強まり債券買いを誘い米長期金利は低下、金市場では買いが先行 . . . 本文を読む
今週は昨日4日が独立記念日の休日となり、4連休というNY市場関係者も多かったとみられる。
月初ということから今週は米国関連指標という面でイベント週となる。
まず7日(金)の6月米雇用統計がある。非農業部門雇用者数(NFP)は市場予想で前月比22万5000人増と依然として堅調な伸びが見込まれている。ただし、仮に予想通りとなっても2020年12月以来で伸びが2番目に低い月となる。 . . . 本文を読む
週末、月末さらに四半期末が重なった6月30日のNY金は、4営業日ぶりの反発となった。
朝方発表の米経済指標がインフレ鈍化の兆しをみせたと受け止められた。
5月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比、前月比ともに伸びが鈍化。上昇率は前年同月比3.8%と、前月(4.3%)から伸びが鈍化し2021年4月以降で最小となった。FRBが注目する変動の大きいエネルギーと食品を除くコ . . . 本文を読む