マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

マクロビオティック闘病記の反響

2006年09月20日 22時25分22秒 | 庵主の日記
先日17日にアップした、マクロビオティック闘病記をご覧頂いた皆さんから、思わぬたくさんのコメントやメールをいただきました。

メールにおいては、まだ1/3も読みきれていないくらいのお便りが届いておりお返事が滞っておりますことをお許しください。

多くの方が涙し感動をしてくださったと激励のお言葉で本当にうれししく、闘病をなさっているMさんと娘さんのY.M.さんが、これを機に多くの方のお役に立ちたいというお気持ちが通じたものと、思い切ってブログに書かせていただいてよかったなぁと思っています。

ただ、一つ懸念することがあります。
それは、現在病気と闘い途方にくれていらっしゃる方々の多くが、「私も治してください」とか、「助けてください」という内容のものがとても多いということです。

今、考えると、Y.M.さんの初めてのメールのタイトルは、「助かる方法はありますか?」というものでした。「助けてください」というものではなかったのです。

私が未熟な浅い経験の中で思うのに、やっぱり自力で病気に取り組もうという姿勢を持っているか、他力で何とかならないかという姿勢でいるかでは随分と違いが出てくるのではないかということです。

ご自身の病気はご自身が招いたもので、自己責任で病気と取り組むということをしっかりと認識するかしないかで大きくステージが変わるということを、今回のブログで感じ取って欲しいのです。

とても厳しいことを書いているのは重々承知の上で、あえて申し上げたいことなのです。命の限りは、神様ぞのみ知るものではないでしょうか?

ご自身が生きるぞという気持ちを持ち取り組むことで、奇跡が起こるかもしれないのではないかと思います。もし、万が一奇跡が起きなかったとしても、ご本人が一生懸命生きることに向かって日々を暮らせたならば、それは天寿を全うするということではないでしょうか?

この私だって、いつ何時、余命を宣告されるやも知れないし、あす、何かの事故で命を落とすかもしれないのですから、暴言と受け取られることのないことを祈ります。

私の力のなさのいいわけかもしれません。私には命を助ける力などないことを知っていてください。

今回、マクロビオティック医学の凄さは、この目でしっかりと確かめることが出来、本当に私自身学ぶことの多かった臨床でした。

よく、師匠の西川勝也先生から、臨終を迎えたとき、一滴の玄心、玄米クリームが喉を通ったならば、その命がよみがえる時があるのだということを何度も聞かされてきました。しかし、実際に私は今回のことを経験するまでは、机上の空論でしかなかったのです。もちろん、西川先生がおっしゃっていたことは何の疑いもなく信じていたからこそ今回の出会いがあったのですが・・・。

Y.M.さんが、マクロビオティックを信じてくださり、真剣に自ら実行してくださり、いろいろとご自身でも学んで必死で取り組んだからこそ、奇跡が起きたことを
もう一度読み返して欲しいのです。

前にもブログに書きましたが、マクロビオティックでなくても病気が治っている人は大勢いらっしゃいます。マクロビオティックに出会っても命を亡くされた方もいらっしゃいます。

何に出会うより、どう取り組んだか。

そのことの意義の方が勝ることも多々あるのではないかと思うのです。

マクロビオティックを理解することなくして、マクロビオティックで病気を改善することは、やっぱり難しいのではないかと思うのです。

そして、そのことを理解した上で、やっぱり!マクロビオティックは素晴らしいと、私は思うのです。

メールを頂いた多くの皆さま、どうぞ、ご理解ください。私が言いたかったことはマクロビオティックが万能ということを言いたくて今回の記事をアップしたのではないということを・・・。

どうぞ、皆さまに幸多かれと心からお祈り申し上げます。

今日、Y.M.さんからメールがありました。以下に添付いたします。



2006/9/20 15:47 Y.M.

松見千奈美 さま



こんにちは!今日も涼しいですね~♪



鯉こく、ありがとうございます!

蓬枕、精神的なものが大きいと蓬の力を借りてもたまに全然眠れない時もあるみたいです・・・。

昨日は飲もうと思っていた痛み止めと間違って睡眠薬を飲んでしまったみたいで。入れ物はかなり違うんですけどね!笑

でもちゃんと眠れたらしく朝の顔がすっきりしてました。そんな顔を見るとゆっくりでいっか!と思ったりします。

リハビリの方も順調です。歩行器で練習しているのですが、たまに足がカクッとなって転びそうになるらしくて。

病院内を歩行器で歩けるようになるのはもうすこし先みたいです。

少し微熱があるみたいですが、血圧が130代と安定しています。

ご飯ですが、今日から1日2食から3食に増やしました。多分お腹が空いていれば食べていると思います。

リハビリをやったりでお腹が空くらしく、食べるものがないと。笑

他におかず的なもので何か食べれるものはありますか?

よろしくおねがいします。





昨日Y.O.さんからメールで「朝から号泣やんか~。」とブログがアップされてるとの連絡がありました!

どうしたらいいか不安を抱えてる方々に呼んでもらって、少しでも元気になってもらえると嬉しいです♪



マクロビオティック科ですか・・・。私にしてみればかなり最先端です!素晴らしいですね!

外科的手術を行わずに治療していこうというものですよね。

患者さんや家族にも選択の幅が広がると同時に意見の相違もあると思いますが、一人の命の事を真剣に深く考えるいい機会だと思います。

医者任せにするのか、家族で治すのか。松見さんの言う通りもちろん責任が伴いますが。

どれが正解でどれが間違っているなんて誰も決められるものではありません。

人それぞれ見方が違うのですから。話し合いでしか解決できないんですよね。



ある方のHPのブログにこういうお話が載っていました。



「全てのものも、出来事も、絶対ってのは決してないわけですから見方次第では、見る方向次第では良くも悪くもなるわけです。

どんな状況も、どんなモノも、どんな人も決していいことばかりじゃないし、悪いことばかりでもないわけです。

ですからどんなモノに対してもいいことだらけの説明ってのは正しくありません。

見る方向(価値観の基準次第)で良いモノも悪くさえみえたりするものです。

大切なことは、良いことも悪いことも出来る限り認識した上で、良し悪しや好き嫌いを感じ、判断することだと思うのです。

きっとそれが正しい説明の仕方であり正しい判断の仕方であると思うのです。」



私はたまたま理解ある家族(無理やり?)で良かったですが、意見の相違で今のようにマクロビご飯を食べさす事ができず

少しでも食べるならと好きなものを与えていたら今のような状況はなかったような気がします。

結果がいい方向に進んだから言える事なのですが・・・。

本人の生きたいという気力にご飯が手助けしてる。やっぱり「気」が一番ですかね!笑



Y.M.






__________ NOD32 1.1763 (20060919) 情報 __________

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素敵な横浜の目医者さん

2006年09月20日 21時38分59秒 | 庵主の日記
出会いって、本当に素敵ですね。

夏休みに、熊本の菊池養生園でご一緒したのがご縁で、横浜の目医者さん山本ご夫妻が我が家に遊びに来てくださいました。

17日、台風を心配しながらのご来四、ご夫婦とも初めての四国上陸です。
お昼過ぎに高松駅に迎えに行き、まずは讃岐うどんを2件はしごして、屋島にある四国村に遊びに行ってきました。

うどんは、もちろん美味しい~♪のですが、最初に行ったたらいうどんで有名な「わらや」は映画「UDON」の影響か、並ぶこと15分。オーダーを入れてから忘れられたか、一時間の待ち・・・。出てきたのが讃岐人なら許せない少し伸びたうどんで、納得いかず、次にいったのが「山田屋」。ここはなかなかしっかりとした讃岐うどんを他県の方にもお薦めできるうどんを出してくれ、やっと面目が保たれました。ついこの前、山村先生やマクロ美風さんと行ったときは、「わらや」さんもとっても美味しかったんだけどなぁ~。やっぱり、あんまり忙しすぎるのは良くないねぇ~。町のうどん屋は、麺が無くなったら今日の営業は終わり~って言うのが讃岐スタイルなんだけれど、観光地ではそうもいかないんでしょうね。「わらや」は平日に限るかも・・・。

で、また引き返して来て、四国村に行きました。
実は、四国村、私初めてだったのですがこれがとても良かったのです。
昔の四国の人々の食と暮らしぶりがよく再現されていて、見所たくさんで大満足!もっと早くにいけばよかったと、ちょっと悔しく思うくらい。

香川に遊びに来られた際には、是非足を運んでくださいね。

で、その夜は大宴会となり、翌日は理のコースをご夫婦で受けてくださいました。
参加者14名で、満員御礼の状態で窮屈だったかもしれませんね。

そして、空き時間に歯科診療。翌日は料理教室にご参加と、濃い濃い2泊3日の日程でした。

2日目の夜は我が家でマクロビ宴会で、食のこと医療のこと話が尽きないほど夜中まで語り合いました。

同じく医療の現場に従事する立場の私達は、これからの医療のあり方や、命や身体のあるべく姿について、もっと真摯に真実を見出していかなくてはいけないと思いを合わせる事ができ、とても有意義な3日間でした。

西洋医学の立場から、眼科、歯科、そして自然医食の視点から、多くの方々のお役に立てるようになるといいなぁと、心から思いました。

山本ご夫妻、いい刺激をありがとうございました。

高松市立円座小学校PTAさま料理教室

2006年09月20日 20時46分23秒 | 庵主の日記
昨日、小学生の子育て真っ最中のお母さん10名と横浜から見学に来られ飛入り参加された目医者さんご夫婦とマクロビオティック料理教室を開催いたしました。
3時間と限られた時間で、食生活の大切さや砂糖の害についてお話をした後、「マクロビオティック・美味しく楽しく玄米生活」と題して楽しい調理実習。

玄米ご飯の炊き方~自家栽培フレッシュバジルご飯・出汁なしの三年醸造醤油のクリアスープ・豆腐と大和芋のキッシュ・梨のコンポートとドライ無花果の水煮~玄米生クリーム添えがメニューです。



ご参加頂いたお母さんは、本当に素敵でした。
子ども達の健康を一生懸命考えて講義のときも熱心に耳を傾けてくださり、こんなお母さんばっかりだったら子ども達が切れたり引きこもったりすることなく、日本の未来は明るく元気になるはず!とうれしくなりました。
マクロビオティックという言葉も初めてという方のほうが多かったのですが、お砂糖も動物性のものも一切使わず、玄米ご飯が中心にくるお料理にも、ご満足戴けたようでホッといたしました。

皆さん、いかがだったでしょうか?
子ども達の未来に、マクロビオティックな暮らしが少しでもお役に立てますことを心から思っております。