マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

傾聴・・・ひとりエンカウンターグループ

2006年12月13日 23時09分58秒 | 庵主の日記
私の仕事は、聴くということが主です。
日々、患者様のカウンセリングを通して、頷くことが私の役目です。
頷きながら、鸚鵡返しに患者様の心を共有させていただく。

共に涙を流すこともある。
目と目を合わせて微笑みあうこともある。
拳を握って、一緒に腹を立てることもある。

感情を分けあう時、心が少し同化していきます。

でも、私の仕事は頷くことだけです。
鸚鵡返しに患者様の言葉を繰り返してもう一度患者様の心へお届けするのが私の仕事です。できるだけ患者様の言った通りに歩んだ道を確認するように。

心が解ける時、患者様は一人で歩み始めます。



自分探しの旅は、まだまだ続きます。
いつものことだけれど、ひとりエンカウンターグループが続きます。
自己治癒力がある限り。

いつものように、鸚鵡返しで自分に問いかけます。
自立のための、儀式です。

同行二人。私と、あなたという私。
鏡となり映しだされた心に耳を傾ける。


内観

2006年12月13日 16時03分27秒 | 庵主の日記
自分が情けなくなると、お風呂に篭ります。
気がつくと2時間ぐらい篭っている時もあります。
唯一の隠れ場所。

答えはもう判っているのだけれど自分の中での折り合いをつける。白黒をつける。陰陽を諮る。簡単には中庸になれない。未熟。蟠りと迷い。
湯につかり、ゆらゆらと感情の湯気に埋もれる。
暖かい羊水の中で目を閉じ息を潜める。



鏡を覗き込みながら、自分を観ます。

「もっといい顔しろよ!」



冷水を頭からかぶり、気を締めます。
お風呂は、全てを水に流すのに便利なところです。