マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

親子で鹿児島に行ってきました。

2007年05月07日 00時20分15秒 | 庵主の日記
出遅れ気味の我が家のGWでしたが、主人のたっての希望で鹿児島の知覧に行ってきました。目的は、知覧の特攻隊の記念館です。

3日の憲法記念日に、改憲か護憲か主人と議論。
この件については、いつも意見が食い違い平行線となりもうこの話には封印をしたいのですが・・・(笑)。

憲法9条について。
他(米)国から与えられた憲法ではあり、異論もあるでしょうが、私はやはり平和憲法を守りたいと思うのです。

主人は、日本の地理的な立場を踏まえ国を守るためには、改憲も必要といいます。
「その通り」なのですが、やはりわが子を戦争に巻き込み人殺しをさせたくないと思う気持ちの方が強い私です。
しかし、日本人のプライドはもはや昔とは違い、私の思いはきれいごとに過ぎないのかもしれません。非武装中立どころか、自国間で殺し合いをしているのが現状です。

そんな中、知覧に行ってきました。

以前、広島の江田島に行った時も、十代から二十代の若き少年、青年が書いた遺書に嗚咽が止まらず重たい記憶が残っています。そして、今回も涙せずにはいられませんでした。

彼らの御霊が、今の日本を支えてくれたんだと心から思います。

息子のTAKUSHIは17歳。
知覧から特攻隊として飛び立った最年少の少年が17歳。
同い年です。

世界の平和を願わずにはおれません。

62年前の今日、国のため、愛する家族の為に空に飛び立ち我が身を持って敵に立ち向かった若者達に、涙する気持ちは同じなのに主人と私はいつも意見が分かれてしまうのです。男と女の違いなのでしょうか?

見つめる視点が違うのでしょうか?
国の幸せが国民の幸せと考えるか、国民の幸せが国の幸せと考えるか、始点の違いでしょうか?

マクロビオティックで世界平和を願った桜沢先生のすさまじい活動(運動)の足跡を辿ると、それを引き継ぐことなんてとても私には力がなさ過ぎるし、戦争のない社会をどう構築するのかなんて、絵空事にも思えてきます。

何もしていないのに、いっぱしの意見を述べているに過ぎない・・・。

あ~、やっぱり封印しよう。

まずは、身近なところからコツコツとやるより手の内がありません。

色々な意味で、疲労したGWでした。
さあ、明日から、コツコツと仕事です。