マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

食べ物を口に入れること、噛む事は学習して覚えていく

2014年07月31日 17時25分34秒 | スタッフのブログ
歯科衛生士の今川さえです。
昨日は摂食嚥下のお勉強会でした。

ほ乳の時期、離乳食の時期を通して赤ちゃんはどういう風に飲み込むのか、噛み潰せばいいのかを学んでいくというお勉強。

当院のうがいはコップを置いていません。
小学校にあったウォータークーラー(全国的にこの名称かは分かりませんが)みたいなお水の出方です。
公園の水飲み場のように、ボタンを押すと、お水が上方に出ます。
そのため、口を尖らせてたこの口のようにして、お水を吸って口に含みます。
最近の子供達、この口を尖らせてお水を吸うのが出来ません。
実際に私達が、口を尖らせて、ズズズッとお水を吸って見せて、うがいをしてもらいます。
それでも口にうまく含めず、顔を洗ったかのように顔面水浸しなんてざらです。
口を尖らせる筋力の低下
吸う力の低下を目の当たりにします。
一人や二人ではなく、大概初診で来院されるお子さまは出来なくて、加えて顎骨の発達不全、嘔吐反射の強いお子さまも非常に増えています。

昨日の勉強会では、ほ乳時期、離乳食の時期に口の使い方、噛み方、手の使い方も赤ちゃんの時期から学習するとのこと。
『歯医者は歯が生える時期からお世話になるものだ。』
なんてイメージが強いのですが、現代っ子達の顎骨、顎顔面の筋力低下など…様々な問題点を間近で拝見している立場としては、産まれてすぐ、赤ちゃんの時期からの授乳。
離乳食の取り方など、歯科で伝えなければならないことがたくさんあると感じました。

そして、赤ちゃんの時から歯列のことを考えてアプロ―チするためには、子供を授かる前、結婚する前からでも、そのような知識を女性も男性も身につけておく必要があるとも感じました。

子離れ

2014年07月31日 12時10分04秒 | スタッフのブログ
次女が亡くなってから、一年三ヶ月経ち、少しずつ身体も心も穏やかになってきています。
亡くなった直後、自信を全くなくしていました。
社会復帰をする以前に、外出する自信すらもないほどに。

私が救われたのは、主人や娘、両親・義母、友人達、職場の方々も、何事もなかったかのようにいつものように接してくれたことです。
私は単純だから、
『かわいそうに。』
といつもより同情されたなら、
『私はかわいそうな人なんだ』
と、いつまでも立ち直れなかったと感じます。

周りの方のお陰で、
『私は私のままでいいのかな。』
そう思えるようになり、この一年三ヶ月で少しずつ日常を取り戻すことが出来ました。
ありがとうございます。

しかし、
『二人目は?』
と聞かれた時にいまだに返答に悩みます
『いません』
知央の存在を否定してしまう返答は出来なくて。
笑顔で
『お空に(^^)』
とはまだ言えなくて。

娘が亡くなってから一年間は、
臍の緒で繋がっていた十月十日。
産まれてからの二週間娘と過ごした、まぶしいくらいに幸せな時間。
育てたい私の気持ちとは裏腹に、娘の身体がない虚無感。
そんな思いを大切に大切に抱き締めて過ごしてきました。
『年月が経てば、亡くしたことも気持ちも和らぐのかな。』
そう思っていました。

娘が亡くなってから現在、一年三ヶ月。
娘を思わない日は一日としてありません。
今も毎日、
『愛してるよ。』
と伝えています。
しかし、以前に比べて、知央のことを涙ながらに思うことは減りました。

年月が経ち、悲しみの涙がなくなっていくのは、気持ちが穏やかになった訳ではなく、再び娘を手離す感覚です。

知央を忘れて、再び失ってしまうこわさ
知央のことを忘れてしまっているんじゃないかという罪悪感

今まで一年間、知央の思い出をぎゅっと抱きしめて過ごしてきました。
来年の4月、あなたの二歳の誕生日には、知央と手を繋ぐくらいの距離であなたを思えるように子離れ出来るかな。
笑顔で
『お空に(^^)』
って言えるくらい子離れしたママになっていきたいと思います。