マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

オーソモレキュラ―医学 勉強会

2010年07月13日 21時31分38秒 | 心食動息の医療現場を目指して
日曜日は主人と一緒に(というか、主人にくっついて)大阪で開催されたオーソモレキュラ―医学の勉強会に参加してきました~。


『オーソモレキュラ―』とは、まだ一般的にはあまり聞きなれない言葉ですよね。

『分子栄養医学』とか、『分子矯正医学』などと訳されているものです。

特にビタミンやミネラルなどの
微量栄養素の摂取により、薬を使わずに病気を改善治療しようというものです。

私どもがかかわっている歯科の分野では、
砂糖が原因とされる虫歯や歯周病のみではなく、
同源と考えられる鬱や統合失調症、引きこもり、パニック障害など、ココロの問題にも日常的に出会います。
また、癌や糖尿病などの生活習慣病、難病、様々です。

私達は患者さまが持つ様々な問題が、西洋医学による対処療法だけでは問題解決しないことを日々の臨床で知っています。
だからこそ、食の見直しによるアプローチをしてきました。

20年以上も前から、砂糖の常食に警鐘をならし、その危険性を訴えてきました。

そして、大沢博先生の著書「食源性症候群」に出会い、ますます、確信を持って、患者さまに指導してまいりました。

しかし、食事改善だけではスピード感が得られない、あるいは、今困っている問題を即座に解決しにくいということは、否めません。

そんな中、ココロの問題を抱えた患者さまのお一人に大沢先生の様々な著書を紹介し、そこから、今回のセミナーの講師である溝口徹医師を知りました。



溝口徹医師は、

『「うつ」は食べ物が原因だった』をはじめ、

栄養と病気に関する著書をたくさん書かれています。


診察においても、サプリメントを中心とした栄養指導で
多くの患者さまをケアされています。


サプリメント?
生命のない薬とどう違うのか・・・。
多くの疑問とわだかまりと、そして、好奇心により
主人の後ろにくっついて、まる一日の勉強会に参加することにしました。

実は、この会、ドクター対象の内容なので、
果たしてついていけるのかなぁ~って思いながら
ま、解らなかったら「寝ちゃおぅっと」って、と~っても楽天的に行っちゃいました(笑)

講義では、血液検査データの読み取り方、
栄養分析の方法など、まるで生化学の講義のようでした。
案外、わたしでも解る内容で面白かったです。

やはり日本人に多いのは、ビタミンB群と
亜鉛(あえん)の不足。

それに不適切な油脂や糖質の摂り方です。

松見歯科で、いきないサプリメント療法を取り入れる事は
ありませんが、栄養分析の考え方を身につけることで、
さらに具体的な食事指導ができそうです。
マクロビオティックの範囲が広がる気がしました。

また、臨床ありきの当院では、溝口先生の元で元気を取り戻されているたくさんの患者さまがいらっしゃることについて見過ごすことのできないことではあるなぁって思いました。

まだまだ、勉強と研究が必要のようですが・・・・。

一日講師を務めるのは、何の苦も感じないのですが、
一日講座を受けるのは、結構疲れるものですね。

脳が今、ウニになった気がしています

























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