マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

Non Credo et Credo!

2006年12月17日 19時51分43秒 | 庵主の日記

Credo et Non Credo!

桜沢先生は、そう言葉を残されました。

この言葉の奥深くにあるもの・・・。
わたしは、それでもCREDOだと思ったわけです。

8日前から私の中で起こった心の葛藤の終焉は、一つの悟りでした。(何と大それた!)

自らが招いたもの。
それは、人を信じきることができなかったということ。

全てを信じ何もかもを許容することこそ、桜沢先生が伝えたかったマクロビオティックではないかと、今、初めて実感しているのです。

自然が私を包み、何をも、それは良いも悪いも、評価せず。
全てを受け入れて私の傲慢をも静かに見過ごしてくれる。
しかし、お天道様は全てを知っている。
そのことこそが、愛なのだと気づいたのです。


Non CredoはCredoのための助走。

盲信することなく、信じなさい。
つまり、判った上で信じなさいということ。

相手の悪をも信じることで全てを受け入れなさいということ。

それは、力なくしては成し遂げることのできない、最高判断と自由への鍵。

己が森羅万象と同化し、なんら主張することなく邪魔にもならず、しかしここに存在しており、あって当たり前の気が付かれることもないくらいの天然の様でありがたく、誰かの生にとやかく繋がらず、ただここにいる。

全てを見抜く力を持ち、その上でCredoなのだということに
私の直感が働いた。(直感が働くまでに8日もかかったけれど・・爆)


限りなく、自然になる!


今年のおせち料理

2006年12月17日 19時06分21秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
例年、この時期になりますと<おせち料理>を作ります。
昨年までは、三段のお重に27品目と飾り切り、お昼ご飯の変わりにお雑煮を作ってきましたが、これを3回ぐらい続けると気力の限界に達します(笑)。
霽華のコースとして上級クラスでの内容ですが、お節作りた~いって初級クラスの方にもご参加していただいておりましたので、下手間とお膳立てが大変です。

何せ、飾り切りで半日がつぶれてしまうこともあり、右佳先生と私は時間と共にせっせと作る側に参加しなくてはなりません。

そんなこともあって、今年はちょっと休憩。
霽華のコースでの開催を取りやめて、中級の羹のコースで品数を減らしてお節メニューをアレンジした洋風のお節に致しました。

と、ココまではよかったのですが、なんと、中級クラスのレギュラーメンバーがいろいろなご都合で参加者2名。後はマクロビオティック初めての方が2名。時々ご参加の方、大人1名と小学生・・・。

あっちゃ~、これは大変と、昨日教室が始まってからじわじわと気がつき始め(笑)、右佳先生と私のB型いのししコンビはちょいとあせってしまいました。

メニューは、

手作りセイタンと根野菜のタタン(煮しめ)
黒豆と牛蒡の田作りのキャンディートタルト
擬製豆腐の材料を使ったテリーヌ
干し柿の胡桃揚げ
手打ち蕎麦のぺペロンチーニ

これらは簡単そうなのですが、セイタンも一から作りますし、黒豆も牛蒡の田作りも、擬製豆腐もお節では、それぞれ主役格。
それをタルトにしたり、テリーヌにしたりとワンランク上のメニュー。
その上に蕎麦まで手打ちにしてしまいましたので(これもB型ならではの大胆決済)、ほとんどが入門クラスの皆さんにこなしていただくには無謀ともいえる内容です。中級クラスの折り返しレベルならば頑張ってこなせるかなぁって感じだったんですもの・・・。

しかし、時既に遅し。もう、始まっています。みなさん、とっても期待一杯です。
右佳先生~、私は久しぶりにあせってますよ~。
「あははは!たま先生、大丈夫ですよ~、何とかなります!これまでも何とかしてきたでしょぉ~」って。そうなんだけれどもね。

成せばなる成さねばならぬ何事も!

はい。出来上がりです!
(↑クリックするとレギュラーメンバーの、のもえりさんこと高知ナチュラルネットワーク主催野本江里香さんのブログにリンクします。)



煮しめにはセイタンから作って、大根のタルトタタンを作る要領でタルト生地なしの根菜のタタンにしました。最後に米飴を絡ませるのがポイントです。
お酒好きなら、米飴なしでも。しっかり野菜の甘みがカラメル化するので醤油のみで結構甘みが出てきます。野菜の飾り切りは別に蒸し煮をして塩と醤油で味を含めています。(飾りでタタンが見えないゾ~)



擬製豆腐を作る材料をクリーム状にしてかぼちゃは切り口に見えるように一口大のものを混ぜ、鍋で葛と水を火にかけて練ったものと合わせてふんわりと空気を孕ませて型に流し固めたテリーヌ。擬製豆腐とは全く違う、ふわふわのフロマージュスフレみたいな感じです。



ほとんどデザートに仕上がったのは黒豆と牛蒡で似せた田作りは米飴とほんの少しのメープルシロップを鍋に沸かし、素揚げした牛蒡とくるみ、アーモンド、レーズンに絡ませてタルト生地の黒豆に乗せてもう一度オーブンで焼いたものです。
下の写真が切り分ける前です。黒豆は煮汁がなくなるまで煮詰め葛を絡ませてあります。ちょっと牛蒡の素上げが浅かったので牛蒡くささが残りましたので反省~。ごめんなさい。確認不足でした。でもすごく美味しかったです。お試しあれ。

干し柿のくるみ揚げは、切って愛宕柿のソースで彩る予定でしたが、時間が押しましたので今回は姿揚げのまま盛り付けしました。



さぁ、皆さんはどんなお節を作られますか?
ちなみにこれは昨年のものです。


星に願いを

2006年12月15日 22時34分50秒 | 庵主の日記

今夜はふたご座流星群が見られるそうです。
1月のしぶんぎ座流星群・8月のペルセウス座流星群と並ぶ、三大流星群。

本当は昨夜が極大だったようだけれど、あいにくの雨でした。

このふたご座流星群は、月明かりさえ邪魔しなければ一晩中、ほぼ毎年1時間に30個程度の星が流れるそうです。

いつも、流れ星に気がつくともう消えてなくなり、願い事ができないでいたドジな私です。

ふたご座なら大丈夫だよって、昔勤めていたベースキャンプというアウトドアショップのホームページに書いてありました。

みなさん、願い事は叶うと信じていますか?

願い事は必ず叶うとマクロビオティックは教えてくれます。
素敵でしょ。
是非、星に願いを届けてみませんか?

ホットウイスキーで手を温めながら、ベランダで夜空を眺める今夜です。

後味・・・。

2006年12月15日 02時27分35秒 | 庵主の日記
今日は、掌(しょう)のコースで大田先生が来られていて、たまさん、ブログ見てるけどなにがあったん?誰のこと?と聞かれた。

言うまいと思っていたけれど、大田先生は聞き上手。
馬鹿な私は、夫にすら、誰にも話をしていないこと全てを話した。
たぶん、話さずには居れなかったんだろうと思う。
自分で泣くかと思うくらいだった。顔が歪んだ。

全部、全部吐き出した。

でも、この後味の悪さは何だろう。
頭に里芋パスターをして、記憶の全てを消し去ってしまいたいと思った。
自分の口に枇杷の葉と棒もぐさを突っ込んで黙らしたいと思った。

自分が、相当ボロボロなのを改めて知った。
明日、お風呂で泣こうって、そう思った。

いいよね?

元気になったって宣言したばかりなのに・・・。

LOVE LETTER

2006年12月14日 20時20分20秒 | 庵主の日記
私が師と仰ぎ(嫌がっておられますが・・)、とっても尊敬をさせていただいてやまない大切な方から、頂いたメールです。

心が壊れそうなくらい凹んでいた時・・・。

素敵な、素敵なメッセージでした。


私は毎週ある程度嘘をついてます。まあ人を裏切るほどの嘘ではないですが、俗人ですので嘘はつきます。でも嘘をついても、何も関係なく家内が側にいます、私にとってはただそれだけが真実です。ただそれだけでいいのです。その事で私の嘘も打ち消される気がします。

我が夫に、こんな風に信頼され寄り添うことができる女性になりたいなぁ。
誰かのそばで、その方の全てを受け入れることのできる人間になりたいなぁ。って心から思いました。

マクロビオティックの私の道。
目標をいただきました。
「感謝」以外の言葉が見当たらないです。
ありがとうございました。

すっきりした!

2006年12月14日 16時54分24秒 | 庵主の日記
大好きなヘロヨンさんの
ピーカンな潔さに、元気をもらった♪


大笑いしたら、なんか、ちまちましたことどうでもよくなっちゃった。

ありがとう!

ブログやミクシーや無何有庵のメールにたくさん、たくさんの励ましを頂いてお陰さまで何だか元気です。本当にありがとうございます。
とりあえず、走りながら(笑)考えることにしました。

これから、落ち込み方にもスマートさを持って凹んでみたいと思います。
カッコイイ絶不調、お洒落な悩み方、爽やかな低迷、晴れやかにもがきたいと思いました。

ご心配おかけしました。
私は、やっぱり私です。

陰陽?

2006年12月14日 09時34分25秒 | 庵主の日記
想いが一杯つまっている、パンク寸前・・・陽?
空虚・・・陰。
やけ食い(笑)・・・陰から陽?
落ちる・・・陰、陽?
気が滅入る・・・陰。
気が立つ・・・陽。
気が散る・・・陰。
当り散らす(爆)・・・陽、陰?
気が治まる・・・陰、陽?
呆然・・・陰。
突き詰める・・・陽。
いっぱいいっぱい・・・陽、陰?
想う・・・陰。
考える・・・陰。
苦悩・・・陰。
煩悩・・・陽、陰?
祈る・・・陰?
苦行・・・陽?
爆発・・・陽?陰?

・・・・・・・・・・・・。

ギブアップ!

明日はゆるりまんまの日

2006年12月14日 09時09分30秒 | マクロビランチCafe ゆるりまんま
受付の川田です。

毎月恒例の月に一回だけOPENする、ランチカフェ<ゆるりまんま>

明日12月15日(金)12:00~開店します。


■メニュー■  <冬のほっかほっかごはん>

豆乳の葛入り玄米リゾット、グルテンミートと大根のタタン、蓮根ポタージュ、林檎と干し柿のパイ、三年番茶のハーブティー

無何有庵のマクロビ料理が食べた~いという皆さまのあったかいご要望にお応えして、月に一度だけ、無何有庵がカフェ『ゆるりまんま』に変身!素敵な笑顔とおしゃべり、おいしいマクロビオティックメニューでおもてなし致します。料理の手ほどきも致しますのでご希望の方は朝の準備からご参加いただけます。
(お1人1050円・ドリンク、デザート付 12:00~13:30 OPEN)
要予約 087-881-2323(松見歯科診療所・無何有庵まで)

キャンセルがでましたので、空席があります。
よろしかったら、お昼のひと時をご一緒いたしませんか?


傾聴・・・ひとりエンカウンターグループ

2006年12月13日 23時09分58秒 | 庵主の日記
私の仕事は、聴くということが主です。
日々、患者様のカウンセリングを通して、頷くことが私の役目です。
頷きながら、鸚鵡返しに患者様の心を共有させていただく。

共に涙を流すこともある。
目と目を合わせて微笑みあうこともある。
拳を握って、一緒に腹を立てることもある。

感情を分けあう時、心が少し同化していきます。

でも、私の仕事は頷くことだけです。
鸚鵡返しに患者様の言葉を繰り返してもう一度患者様の心へお届けするのが私の仕事です。できるだけ患者様の言った通りに歩んだ道を確認するように。

心が解ける時、患者様は一人で歩み始めます。



自分探しの旅は、まだまだ続きます。
いつものことだけれど、ひとりエンカウンターグループが続きます。
自己治癒力がある限り。

いつものように、鸚鵡返しで自分に問いかけます。
自立のための、儀式です。

同行二人。私と、あなたという私。
鏡となり映しだされた心に耳を傾ける。


内観

2006年12月13日 16時03分27秒 | 庵主の日記
自分が情けなくなると、お風呂に篭ります。
気がつくと2時間ぐらい篭っている時もあります。
唯一の隠れ場所。

答えはもう判っているのだけれど自分の中での折り合いをつける。白黒をつける。陰陽を諮る。簡単には中庸になれない。未熟。蟠りと迷い。
湯につかり、ゆらゆらと感情の湯気に埋もれる。
暖かい羊水の中で目を閉じ息を潜める。



鏡を覗き込みながら、自分を観ます。

「もっといい顔しろよ!」



冷水を頭からかぶり、気を締めます。
お風呂は、全てを水に流すのに便利なところです。

想う心

2006年12月12日 00時01分56秒 | 庵主の日記
自分の心に偽りを持つ時、人を欺き傷つける。
自分の心が驕り高ぶる時、それを認めその気持ちを大切に包むことができなければ自己への否定となる。その上での繕いと欺瞞は自己への裏切り。そして、全てのかかわりへの嘘となる。

そのことを知るべき、でなければいつか皮が剥がれ醜い自分をさらけ出さなくてはならなくなる。

それでもいいのですか?

眠れぬ夜。
私はあなたが嫌いだとつくづく想う。
でもそ知らぬ顔ができないでいる。

人を嫌うという感情。
忘れていた悲しい我が醜き心。

あなたを想う心は哀れみと情けなさ。
それでもあなたを想う。

何をどうしたいのか私には見えてこない。
何と張り合おうとしているのですか?

全てを一番感じているのは、
あなたであって欲しい。

それをあなたの背丈、姿、想いで感じて欲しい。

あるがままで何故満足できませんか?


学び

2006年12月10日 08時17分29秒 | 庵主の日記
ずっと気になっていた。
その人は、すぐに人の悪口を言ってしまう人だった。
私は、絶対同意しない、自分の意見だけを話してきた。
要注意と思っていたから。

マクロビオティックを伝えたいとその人は言っているが、
脚光を浴びたいと私には聞こえていた。
痛々しくて・・・。見ていられなかった。

あちらでいい顔してこちらで悪く言う。
その人の癖なのだろう。
寂しい人。

私はつい、親しい気の置けない友人に「ちょっと耐えられないんだ」と漏らしていた。

神様は、私が心に納められなかったことに試練を下さった。

巻き込まれた。
その人にとっての悪い人は当然私も含まれていた。
気をつけていたつもりだったけれど、やっぱり。
大切と思っている人に、その人は私の言葉を上手に操って毒と変え伝えていた。
それが元で縁が切れた。

友人に漏らした私の行為は、その人の悪癖と何ら変わらぬものだったことを、学んだ。
学びの括りは喜びばかりではない。

人生は陰と陽。
人も陰と陽。

そう考えていると、朝を迎えた。
朝でよかった。

マクロビオティック健康の七大条件の一番大切な言葉。
「けっして嘘をつかない」
これだけは守れている。
ならば、思考の螺旋の彷徨いは
もう終わりにしよう。

いつもと変わりなく、
朝が来てくれたのだから。

いつもと変わりなく、
笑って過ごそう。






どこを歩いているの?

2006年12月10日 01時42分27秒 | 庵主の日記
こんなに悲しいことがあるんだね。
わけがわからず飛び出して、もう、どこを歩いているのか・・・。

はっとして、少し正気になって、あたりを見回してここはどこ?
わけがわからない・・・。ただ悲しいだけ。

えっ、淀屋橋?

仕方がなくタクシーをひろって、ようやくホテルに帰ってきた。

人と人のつながりは難しい。
善意が全て伝わるんではないことを学んだ。
悪意に取られることもあることを、思い知った。

これから、どう顔を合せればいいのか?
もう、修復は不可能。私の心は閉ざしてしまった。
うわべの笑顔を繕って、来年夏までの辛抱。なのか・・・。

あなたに迷惑はかけていない。
あなたに借りはない。
もう、あなたを応援はしない。

それでいいじゃない。

遣り残していること

2006年12月09日 01時18分34秒 | 庵主の日記
もう今年も20日余りとなってきました。
あ~、大変です。
あまりにも遣り残していることが多いです。
それも、結構重要なこと。

一日1つづつ片付けると、20件の遣り残しは解決するけれど、一日一つづつ遣り残していくと結局同じ結果。できるだけ、今日の遣り残しはないように、そして、一日一つは片付けていく。今の私には超人技だなぁ。

とりあえず、年賀状は例年のごとく、かけないお詫びをここでしておこう・・・。
もう暫くは、嫁としての役割を優先にしていることをお許しください。
必ず、不義理のないようにいたしますので、今しばらくお年賀状は届けられません。ごめんなさい。

よし、一つ解決。(ほんと~?)

とにかく、年内にできるだけ反省を残さないよう、がんばろう。

こんなことをうだうだ書いている間にも何かできるはずっ。なのだけれど、言い訳しておくとなんか、気が軽くなったような・・・。
うん?息子の言い訳もこんな気持ちなのかな?
許せる気がするのは今だけかもしれないけれど、とりあえず許しておこう。

まずは、睡眠を確保して明日から!
ふふ、大好きな「玄米工房あすか」さんに年末のご挨拶から・・・はじめるか。

明日は大阪です。

飯のコース、久しぶりに12連写!

2006年12月08日 20時53分29秒 | 庵主の日記
 

 

 

 


 

 

今日のメニューは三色丼。次回とメニューが変更になりました。



お節にも使える煮なますと、小豆かぼちゃ、林檎のパンケーキも作りました。







今日は、何から何まで、煮えるのが遅く時間が一杯かかりました。
通常の3倍ぐらい時間がかかるので不思議に思い、その原因をいろいろ考えたのですが、どうも低気圧のせい?

昨日から四国は雨。結構な雨量でした。今朝も雨脚は衰えず降り続いていたのです。原因は是しか考えがつかない!!。
気圧が低いということは山頂で料理をしているのと同じ。
つまり、沸点がかわる。
違いますか?
もし、これが間違いでなければ、お天気によってお料理の仕方も変えて陰陽のバランスだって調整しなければなりませんね。
へ~!、間違ってなければだけれど、一つ賢くなったわ♪

どなたか、私よりもお天気のことや科学的なことがわかる方、検証して教えてくださいね。