例年、この時期になりますと<おせち料理>を作ります。
昨年までは、三段のお重に27品目と飾り切り、お昼ご飯の変わりにお雑煮を作ってきましたが、これを3回ぐらい続けると気力の限界に達します(笑)。
霽華のコースとして上級クラスでの内容ですが、お節作りた~いって初級クラスの方にもご参加していただいておりましたので、下手間とお膳立てが大変です。
何せ、飾り切りで半日がつぶれてしまうこともあり、右佳先生と私は時間と共にせっせと作る側に参加しなくてはなりません。
そんなこともあって、今年はちょっと休憩。
霽華のコースでの開催を取りやめて、中級の羹のコースで品数を減らしてお節メニューをアレンジした洋風のお節に致しました。
と、ココまではよかったのですが、なんと、中級クラスのレギュラーメンバーがいろいろなご都合で参加者2名。後はマクロビオティック初めての方が2名。時々ご参加の方、大人1名と小学生・・・。
あっちゃ~、これは大変と、昨日教室が始まってからじわじわと気がつき始め(笑)、右佳先生と私のB型いのししコンビはちょいとあせってしまいました。
メニューは、
手作りセイタンと根野菜のタタン(煮しめ)
黒豆と牛蒡の田作りのキャンディートタルト
擬製豆腐の材料を使ったテリーヌ
干し柿の胡桃揚げ
手打ち蕎麦のぺペロンチーニ
これらは簡単そうなのですが、セイタンも一から作りますし、黒豆も牛蒡の田作りも、擬製豆腐もお節では、それぞれ主役格。
それをタルトにしたり、テリーヌにしたりとワンランク上のメニュー。
その上に蕎麦まで手打ちにしてしまいましたので(これもB型ならではの大胆決済)、ほとんどが入門クラスの皆さんにこなしていただくには無謀ともいえる内容です。中級クラスの折り返しレベルならば頑張ってこなせるかなぁって感じだったんですもの・・・。
しかし、時既に遅し。もう、始まっています。みなさん、とっても期待一杯です。
右佳先生~、私は久しぶりにあせってますよ~。
「あははは!たま先生、大丈夫ですよ~、何とかなります!これまでも何とかしてきたでしょぉ~」って。そうなんだけれどもね。
成せばなる成さねばならぬ何事も!
はい。出来上がりです!
(↑クリックするとレギュラーメンバーの、のもえりさんこと高知ナチュラルネットワーク主催野本江里香さんのブログにリンクします。)
煮しめにはセイタンから作って、大根のタルトタタンを作る要領でタルト生地なしの根菜のタタンにしました。最後に米飴を絡ませるのがポイントです。
お酒好きなら、米飴なしでも。しっかり野菜の甘みがカラメル化するので醤油のみで結構甘みが出てきます。野菜の飾り切りは別に蒸し煮をして塩と醤油で味を含めています。(飾りでタタンが見えないゾ~)
擬製豆腐を作る材料をクリーム状にしてかぼちゃは切り口に見えるように一口大のものを混ぜ、鍋で葛と水を火にかけて練ったものと合わせてふんわりと空気を孕ませて型に流し固めたテリーヌ。擬製豆腐とは全く違う、ふわふわのフロマージュスフレみたいな感じです。
ほとんどデザートに仕上がったのは黒豆と牛蒡で似せた田作りは米飴とほんの少しのメープルシロップを鍋に沸かし、素揚げした牛蒡とくるみ、アーモンド、レーズンに絡ませてタルト生地の黒豆に乗せてもう一度オーブンで焼いたものです。
下の写真が切り分ける前です。黒豆は煮汁がなくなるまで煮詰め葛を絡ませてあります。ちょっと牛蒡の素上げが浅かったので牛蒡くささが残りましたので反省~。ごめんなさい。確認不足でした。でもすごく美味しかったです。お試しあれ。
干し柿のくるみ揚げは、切って愛宕柿のソースで彩る予定でしたが、時間が押しましたので今回は姿揚げのまま盛り付けしました。
さぁ、皆さんはどんなお節を作られますか?
ちなみにこれは昨年のものです。