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クイーンのニュー・アルバム「ザ・コスモス・ロックス」を聴く。
確かにポール・ロジャースのカラーが濃厚。特に「TIME TO SHINE」では、フリー以来の変わらない、変わる必要もないリリシズム溢れる彼の歌が堪能できる。
だが、そうはいっても、ブライアン・メイも唯一無二のスタイルを持ったギタリストだ。随所で単なるアクセント以上の、クイーンの名にふさわしいギター・サウンドが聴ける。ロジャー・テイラーも元気だ。来日公演の時よりもはるかに手数の多いドラミングで、楽しませてくれる。
特に「SAY IT'S NOT TRUE」は、かつてのクイーンに近いドラマチックな構成の佳曲だ。
果たして再びの来日公演はあるのだろうか。もし実現したら、5000人くらいのキャパのホールで観てみたいにゃ。