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「ホワッツテラヤマ?」を観る。
山田広野さんのMCが意外でおもしろかった。ピンク・フロイドの1STから何曲かSEで使われていたのが効果的。でも、ちょっと前に放送したばかりの「知るを楽しむ」からの使いまわしが多かったのが残念。
「アングラの仕掛け人である寺山修司は、国家が仕掛けた万国博という一大イベントにはかなわなかった」、というのはあまりにも単純過ぎるまとめ方だ。万国博は1970年の一度きりのイベントだが、寺山は1983年に亡くなるまで映画や演劇等の表現を止めなかったし、死後も彼の作品は上演され続け、世代を超えた支持を集めている。おそらく未来においても、ギリシャ悲劇のように人々の前に存在し続けるだろう。
月蝕歌劇団の8月公演「寺山修司」への期待が、ますます高まったにゃ。